初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

熱心なおばさん

2009年04月29日 17時57分42秒 | Weblog
ラジオ番組の公開放送は、スタジオの座席にお客さんに入ってもらって、お客さんの拍手や笑い声を番組に一緒に収録するスタイルです。
スタジオのお客さんの人数は限られました。

劇場のように簡単に入れる600座席のホールができました。

ラジオで使わないときは映画の試写会、講演会、音楽の発表会などが開ける小規模なホールでした。

 このホールで「夫婦善哉」「オヤジ万歳」など評判のラジオ番組ができました。

テレビも公開番組が出来ました。テレビもこのホールを使いましたが、クイズ番組、婦人番組、などは、200人までの小人数で、テレビスタジオに座席を用意しました。

 お客さんのなかに、熱心なおばさんがいて、お客さんを入れたスタジオ番組のときは、必ず座っていました。

いつも、来ているので、顔なじみになりました。目が合うと挨拶されます。

 「にいちゃん、いつも頑張っているなあ…」

です。

 そのおばさんは、民放、在阪各局だけでなく、NHKの公開番組にまで写っていたのです…。

そのおばさんは番組にとって決して迷惑ではなく、舞台のギャグにきちっとリアクションしてくれました…。

 テレビスタジオのクイズ番組、お笑い番組などは、1日に2回分のVTR撮りをします。同じお客さんで撮りますが、このおばさんが1回目と2回目と同じ場所にいるのは具合が悪いので(1週目の番組と2週目の番組のこと)、上の座席のお客さんと前の座席のお客さんと一緒に入れ替わってもらいます。

 ある時からそのおばさんが来なくなりました。しばらくしてからまた、元気に現れました。

「おばさんどうしていたの…」

と聞きますと、連れ合いを病気で亡くしたといいます。

「住まいも、京都・宇治になったから京阪電車で来た…」

「気楽になったので、これからずっと来るよ…」

という返事でした。

 正月用の番組のVTR撮りのときは、客席に振袖姿のお嬢さんに入ってもらいます。劇団やタレント事務所に頼んで、良く写るところへ座ってもらいます。

番組のADさんが、前説(まえせつ)でお客さんにご協力をとことわりを入れます…。



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