初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

総天然色映画「地獄門」

2016年03月02日 21時54分03秒 | Weblog


大映の総天然色映画に使われた

カラー・フィルムはイーストマン・カラーでした

コダックで発表された1952年です

それから間もなく、時代劇に初めて

使用されたのでした



少し,理屈っぽくなりますが、フィルムは

白黒映画のネガ・ポジ方式とおなじで

今度はカラーのネガ・ポジ方式でした

ネガフィルムは青い空は赤色に

赤い花は青色と補色関係で

それに輝度も反転されて記録されます

… … …

感度はASA32

色温度は3200°K タングステンタイプ



劇映画の制作は,ストーリーの関係から

セット撮影が主になります

セットの照明ライト器具は電球(タングステン)です

フィルムの色温度は3200°Kに合わせてあります



イーストマンカラーによる大映第一回総天然色映画は

時代劇で

タイトルは「地獄門」長谷川一夫、京マチ子他

監督、衣笠貞之助でクランク・インしました



総天然色映画の撮影のスタジオは

強烈なライトを使う関係から

冷暖房完備のAー2スタジオが主に使われました

… … …

セット撮影でキーライトは20キロワットの大きな

電球の照明器具で、セッティングには鎖(ホイスト)に取り付けて

天井の所定の位置に運ぶのが大変でした







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