初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

VTR 4

2009年06月10日 18時13分29秒 | Weblog



映画から来た俳優さんがVTRドラマに出演して、最初に驚くのは、撮り終ったシーンがそのスタジオですぐ再生されることでした。

 滑らかなセリフ、滑らかな演技でこのシーンのVTRロールはOKが出ました。

「いまのロールのプレビューを行います…」

とサブ(副調整室)に居るディレクターがトークバックでスタジオに告げます。

いま、撮り終えたVTRロールがそのスタジオに置かれた大きなモニターに映し出されます。

このVTRロールをスタジオに流すことをテレビ界では、「プレビュー」と云います。

「いまのシーンがOKかどうかは「プレビュー」を見てから決めます…」

などと、云います。

 シーンが芳しくないときは、撮り直します。

しかし、撮り直ししますと、だんだん出来がだんだん悪くなることがあります。

 熱演型の俳優さんは、このプレビューを見て、芝居を組み立て直します。

一層掘り下げてオーバーな演技になっていきます。

「リテイク」といって、撮り直します。

「テイク1」…「テイク2」…「テイク3」…

 撮り直しの度に、芝居の本筋から離れていく俳優さん。

ドンドン良くなっていく俳優さんがいます。

結果、最初が一番良かったということになることが多いのです。

最初に撮ったVTRロールをキープ(最初のロールや取り直したロールを消さないで置いておくこと)しています。

そして最初の「テイク1」が良いからそれをOKにしますということで落ち着きました。

1人の俳優さんの演技がオーバーになっていくと、周りの俳優さんもなんとなくオーバーになっていきます…。







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