初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

続・カラオケ

2009年05月27日 17時47分22秒 | Weblog
美空ひばりの正月用の特別番組のVTR撮りがありました…。

美空ひばり本人のほかには伴奏の楽団はありません…。

すでに、スタジオミュージシァンでカラオケテープが出来ています。

普通、スタジオミュージシァンと云われる人々の演奏は抜群で、楽譜の初見で一発、OKがでるほどの演奏の技量の集まりだそうです…。

 スタジオでテープのオーケストラに歌声をかぶせる、つまり「カラオケ」です。

 朝、彼女はスタジオに現れました。スタジオはまだ照明用のライトはついていません…。

 蛍光灯の地明かりだけです…。

 彼女は、声を出しながらスタジオの中を歩き回っています。スタッフはまだ集まっていません。

 彼女は、徐々に発声練習を始めまして、無伴奏で歌を歌っています。

いつもの、声がすぐに出てきました。たいしたものです。

 副調整室(サブと云います)で、持参のテープを聞きます。

フルトラック38センチのテープスピードに伴奏が入っています。

「もう少しピッチを下げてくれない…」

 彼女は云います。

 横で彼女に付き合っていた音声エンジニアのYさんは、小さな金属の筒が並んでいる、細長い箱の中から一つ、つまみ出して、テープレコーダーのキャプスタン軸のネジを外して、キャプスタンの筒を交換しました。

                 … … …

  テープレコーダーは左側のリールからテープがキャプスタンとピンチローラーに挟まれて、右側のリールに巻きとられていきます。このテープレコーダーの性能はキャプスタンとピンチローラーの精度にかかっています。

SFラジオドラマで キャプスタンに小さく切ったセロテープを貼り付けて、ワウワウ…という音で宇宙人の声を表現したのを聞いたことがありました…。

                 … … …

 キャプスタンを交換したテープを聞いて、彼女は納得しました。

 横にいる私らには、ピッチがどう変わったのか分かりません。

 「絶対音感」の彼女には納得がいくのでしょう。

 正月用特番はVTR分割撮りで、彼女は1、2曲歌うと、衣装替えにメイク室に行きます。その繰り返しで、問題なく撮り終えました…。


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