入社して役員から
「テレビは始まったばかりです。あなた方が
これから伝統を築いていくのです…」 との
訓示を受けて、研修に励みました
先輩から大阪テレビ開局当時の
てんやわんやを色々聞かせて貰いました
名古屋から出向していた先輩Bさんに
仕事のことを教えてもらいました
テレビ放送機器はすべて真空管式でした
テレビカメラの横蓋を開くと
ミニチュア管がずらりと並んでいました。
レンズからの映像を受け取る撮像管
イメージ・オルシコン管、
ビューファインダーのモノクロブラウン管も
すべて真空管でした
テレビカメラのレンズはターレットに
4本のレンズが取り付けてあります
望遠200ミリ、135ミリ、85ミリ
50ミリでした
ターレットには4本しかレンズが取り付けられません
200ミリレンズを外して35ミリレンズに
付け替えることもありました
テレビカメラに取り付けるレンズメーカーは日本光学で
そして、35ミリ、ニコンS用のニッコールでした
国産の名レンズ、ニッコールを4本も
使えるのに、すっかり嬉しくなってしまいました