けい先生のつぼにくる話

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白頭翁湯(はくとうおうとう)と烏梅丸(うばいがん)

2010-01-16 15:43:53 | 東洋医学全般
白頭翁湯(はくとうおうとう)と烏梅丸(うばいがん)は現在処方中です。
どちらも来週中には漢方アメリカOnlineに載せることができそうです。もう少々お待ちください。

この二つの漢方方剤は、「冷え性が強く、几帳面で、イライラしやすい方に起きやすい病気につかう漢方薬」のカテゴリーと「痔の痛み、下痢、便秘」の二つのカテゴリーに載せるつもりです。

どちらもおしりからトマトジュースのような下血があるとき、そして下痢がひどいときに使います。

病名でいいますと、潰瘍性大腸症候群やクローン病、慢性の下痢のときに使います。白頭翁湯はやや体力のある方、烏梅丸はかなりの冷え性がある方に適応しています。

確か3年ほど前に、大変頑張り屋さんの日本からの留学生の女性が、原因不明の下血で医者からは「理由はわからない」といわれて私のところにいらっしゃいました。彼女は比較的体力があるような感じで、体が冷え切っているようではなかったので、白頭翁湯(はくとうおうとう)を処方いたしました。

この漢方方剤が体質にマッチしたので、一月ほどで下血はなくなり、元気に復学されました。

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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