けい先生のつぼにくる話

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越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を作りました!

2011-02-18 08:18:09 | 東洋医学全般
実は私、少し前、約三ヶ月くらい、右ひじの痛みに苦しんでおりました。それも人知れず。。。。

ある日ガレージの掃除を長時間したあとに、右ひじに筋肉痛のようなものが出て、放っておいたら慢性化してしまいました。
ひどいときは、体を拭いた後のバスタオルを持ち上げようとしただけで痛くてこれを落としてしまうほどでした。
しかし、鍼灸治療と漢方薬の調剤のときの動作では痛さが気にならなかったので、ずるずると長引かせてしまったようです。

じゃあ鍼灸治療を受けようかと思っても、回りに日本の免許も持っていて、マイルドな治療ができそうな人がいません。中国鍼は太い鍼をぐさぐさ刺して電気をかけてほうっておく治療をやる人が多いので、これもいやでした。
「よし、私の生徒たちにやらせよう!」と思い、数人の生徒を呼びつけて治療をさせてみましたが、結果ははかばかしくない。。。。(わしの指導に問題があるようだ。。。。)

そこで、漢方薬の登場です。
私はいつも食欲が旺盛で、ちびでがっしりとした体格です。胃腸は強いほうで、声が大きいタイプです。
こういった体質の持ち主の関節痛、咳、目の周りや結膜の病気、皮膚疾患などには越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)の出番です。
全部の材料をそろえるのに一月以上かかってしまったのですが、早速これを作り、またしても自己人体実験です。
ティースプーン2杯をお湯にといて一日3回づつ服用しますと、約3週間で痛みが消えました。

面白いもので、こういった事態が起きた後は決まって似たような症状の患者さんが増えてくるものです。
そこで早速、今度はこういった患者さんたちのために越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)と大量に調剤いたしました。
同時に一昨日から、漢方アメリカOnlineにも新製品として載せることにいたしました。どうぞごらんになってください。

新製品と銘打ってはいても、これは私のサイトにはじめて載せたということで、越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)自体は、後漢の時代の書物、金匱要略(きんきようりゃく)にある処方で、2000年近くの歴史を持つ立派な伝統的漢方方剤です。

越婢加朮湯は、体内の水分代謝異常(水毒、すいどくといいます)のもたらす種々の症状を改善する便利な漢方方剤です。

すべてアメリカのFDAの許可済みの材料を用いて調剤いたしました。自信を持ってお勧めいたします。


漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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