けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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お血対策 ご自分でお灸でもできます。

2012-05-15 09:22:34 | 東洋医学全般
前回は瘀血(おけつ)と血虚(けっきょ)のお話をしました。

瘀血は傷跡や古い打撲部位にもできます。
これはインスタントお灸で、十分に対応できますので、ご自宅でご自分で治療をすることができます。

片方の股関節が壊死したとかで、人工関節に取り替えたものの、引きつり感と痛みがとれないという方が、私の教えている東洋医学校の付属クリニックにいらっしゃいました。彼女は60代で、でん部に40センチくらいの長さの手術痕があります。これが太くて硬いミミズのように隆起して固い線を作っていました。

治療技術というのは再現性(誰でも効果が出せる)がなければいけないと思い、このお灸治療は生徒たちにさせました。

やり方は簡単で、手術痕の最初と終りを含めて、8箇所から10箇所にお灸をすえさせました。
すると、痛みと引きつり感は2週間でとれ、3ヶ月ほどで隆起した手術痕が柔らかく平たくなり、他の健康な皮膚と同じ柔らかさの線になりました。

股関節の手術は、大変深くまで切開をして行われます。特にこの女性は白人の方なので、臀部も非常に大きく肉厚でした。
お灸は本の傷跡の上にしているのですが、その熱さともぐさの薬効が瘀血を散らし、結果的に気血の流れをよくするので、結果的に深くまで効いてゆくのです。

とにかく、手術痕や一般の傷跡、打撲のあとなどが、時間がたってもうずいたり違和感がある場合は、その場所にお灸をすえることです。受けたダメージで発生してそこにくっついている瘀血(おけつ)が散り、どんどんと自然治癒力が高まってゆくのです。単純ですが、必ず効果が期待できるのが、自己お灸治療です。

ご婦人の帝王切開の手術痕の上にもお灸すると、大変健康になります。


インスタントもぐさは、米国では大変高く売られているので、当方では仕入れをしていませんが、日本からお求めになりますと、大変安上がりです。下記をご参照ください。

私のブログから
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/c/c4f4f9fa3f47e988747f693b54422e1a
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%A4%AA%B5%E4

せんねん灸 レギュラー灸 伊吹
http://www.sennenq.co.jp/products/standard/index.html
楽天
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