けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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カゼ対策 危ないところだった、、、、、

2014-07-27 08:45:02 | 東洋医学全般
今日はカゼ対策のお話です。

先日、朝8時過ぎに母親(87歳)を連れて、近所の韓国マーケットに行ってきました。
年寄りを歩かせる事は大切なので、ほぼ毎日近所のトレイダージョーやウォルグリーン、セーフウェイ、ターゲットなど朝早くからやっている大型店の廊下をがんがん歩かせて足腰が萎えないようにしています。

この韓国マーケットは大変よい食材がおいてあるので気に入っているのですが、生鮮食品の売り場の冷蔵が強くてとても寒いのです。
ここで買い物をしてから母を家において出勤をする車の中で、症状が出始めました。。

1.首肩が重だるい、、
2.節々が痛い。特に手の指と肘の一箇所と、ひざがピリピリとする、、
3.寒気がする、、、

これが典型的な寒にやられた状態、いわゆる傷寒(しょうかん)、カゼの始まりの症状です。軽度の体重節痛、頭項強直という状態です。
この時なら一発でカゼを頓挫させる方法があるのです。

簡単です。ヘアドライヤーで後頭部から首筋、そして肩甲骨の間までをよーーーく温めるだけです。うっすらと汗が出るまで温めます。汗が出て体が温まれば上記の症状はぴたりとおさまります。

今回は、もうすぐ朝一番の患者さんがいらっしゃるという時間なので、もっと強力な方法を使いました。

1.マグカップ一杯のお湯をとても熱いけれどなんとかごくごく飲める温度に薄めて、一気の飲み干す。その時に、葛根湯の粒を10粒服用する

2.温風ヒーターを椅子の上に載せてスイッチを入れて、自分はその前に座る。
その時に、温風がちょうど後頭部から首筋、そして肩甲骨の間まで当たるように調節をして、そのまま温め続ける。

3.少し汗をかいてきたら、もう一度マグカップ一杯のお湯をごくごく飲む。

すると、やっと気持ちよく体が温まり、体中から汗がでてきて、寒気、節々の痛み、体の重だるさが消えました。その後は嘘のように体調も元に戻りました。

このやり方は、くしゃみが出たり頭痛がするまでのカゼの状態でしたら、大変効き目があります。のどが痛くなったり、セキが出始める次の段階まで進んでしまう前に、今すぐ行うことです。

うつらない夏風邪でも、インフルエンザでも頭項強直という状態があればこの方法が使えます。葛根湯はこの頭項強直という状態で使う漢方方剤です。

今までのカゼの関連記事です。どうぞご参考になさってください。
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/s/%A5%AB%A5%BC
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