けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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頑固な咳

2008-05-23 16:39:27 | 東洋医学全般
最近カゼをひいた後にセキがなかなか取れなくて、困っていらっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。

これはカゼの後に一種の気管支炎が残っているのです。
鍼灸治療でも、漢方薬治療でも治すことができるのですが、手っ取り早くやってみる価値があるのが、枇杷膏というセキ用のシロップです。
これはたいていのアジア系マーケットでメンソレータムや美源ヘアカラーなどといっしょに売られています。メモ用紙に「我要買咳嗽用的枇杷膏、請幇我找一下。」と書いて店員さんに渡せばよいでしょう。これは枇杷の葉と蜂蜜類などでつくられた漢方的な咳の薬です。10ドル前後で買えます。2時間おきくらいにスプーンいっぱい分をなめるのです。

もう一つは羅漢果冲剤というのがあります。これは中華マーケットのお茶売り場によくおいてあります。2ドルくらいで、四角い黒砂糖のようなもので、一つ一つ小さな箱に入っています。これをマグカップ一杯のお湯に溶いて飲みます。声も甘くてのみやすいものです。一日3-4回飲んでもかまいません。

本格的な漢方薬を出すとしますと、もちろん患者さんの脈や舌やお腹を診せていただいて、適切な漢方方剤を処方します。
小柴胡湯(しょうさいことう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)などが挙げられます。

興味のある方はご連絡ください。


Japanese Acupuncture


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