まず、この部分を片手でなでて、直後に提鍼でこの線の部分を優しく軽~く、ちょっちょっちょっちょっと刺激します。
先に背骨に沿った直線を刺激した後に、横のラインに移ります。
鍼灸治療では小児鍼とか小児治療という治療法があります。
先の丸い提鍼(ていしん)という棒状の金属を使います。もちろん体に刺したりは致しません。
編み棒やスプーンの柄の丸い部分を使うことも可能です。
次はお腹です。まず、胸骨の直線を刺激して、そのあとに斜めの線、次に腹部は時計回りにちょっちょっちょっちょっと。。
次は手足の刺激と、後頸部、最後に頭をちょっちょっちょっちょっと。。
ツボのことは考えず。このライン全体の気が通るようにあくまでも優しく行います。
このあたりを緩やかな感じにしてあげよう。。このライン全体を和ませてスムーズにしてあげようと念じましょう。
セキをしている赤ちゃんの背中をやさし~くポンポンポンとなでさするようなイメージです。
強い刺激ほど効果があるというのは西洋医学の考えです。気といいますか、意識が上から下にする~っと通っていく気持ちで行います。
犬も猫もウサギも気持ちよくてトロトロになってしまいます。施術時間は1~2分で十分です。
このようにスプーンの柄の丸いところをこんな風に持って使います。
これは私たちプロが使う提鍼です。上が銀の提鍼、下がステンレス製です。いずれも先が丸くて、皮膚に接触する程度の刺激を伝えます。決してガリガリしたりいたしません。決して刺さないので鍼というより「棒」ですね。
人間の子供の場合は、まず仰向けに寝かせて、おなかの面の治療をしてから、手足、そして背面、最後に後頸部と頭を刺激して、「よっしゃあ!おわりだよ。。」と優しくハグをしてあげて終了です。乳幼児から8歳くらいまでに適した治療です。
もう少し詳しく写っている写真です。
左手でやさしくなで下げて、、
右手に隠し持った提鍼で、ちょちょちょちょ。。。
左手でやさしくなで下げて、、
右手に隠し持った提鍼で、ちょちょちょちょ。。。
経絡を流れる気の流れが良くなるので、夜泣き疳の虫、喘息の鎮静とその体質改善、消化不良の改善、機嫌が悪すぎるなど、様々な症状を改善いたします。
お伝えしたラインも「絶対にこれでなくてはいけない。」と躍起になってはいけません。大体でいいのです。
基本は「上から下に無理なく優しく。」これだけ。
ペットの場合も同じで、元気がない、食欲がない、なつかない、下痢便秘がある、ハイパーすぎるなどの時に効果があります。
元気がないとハイパーは相反する状態ですが、気の流れが良くなるとちょうどよく調整されるのが、東洋医学の醍醐味ですね。
子供と同じく、毎日数分ずつ行うと素晴らしい体質改善とよい関係を構築する手立てとなります。
漢方アメリカOnline
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