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元気がない、、六君子湯(りっくんしとう)と桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)背景の異なる虚弱体質 

2020-02-06 10:04:15 | 東洋医学全般

以前、元気がない、胃腸の虚弱ということで、六君子湯(りっくんしとう)と補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を中心にお話をいたしました。
どちらも胃腸の働き自体が弱っていて元気がないという背景です。食べたものの消化ができなくて栄養がきちんと回らずに起きている症状です。

今回は、胃腸の働きが過敏になっていて、食べ物がきちんと消化をする前に大腸に送られてしまってたくさん食べているのに太れなくて疲れている、いつもおなかがすいて間食が止まらない、そして間食の分はある程度吸収されているので太っていて疲れやすいなどの時に使う桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)です。
いつも何かに対してギューッと緊張していて、几帳面な割に計画倒れとなっている傾向があったりしている状態にを想像してみてください。
胃や症状の全道が速く、ちゃんと消化吸収ができる前に大腸に送られてしまい、大腸も緊張しているので、ウサギのようなコロコロ便が出たりしています。(兎糞状便といいます。)
あるいは、そこまででなくとも非常に細くて排便が困難な状態である場合もあります。

もうひとつ、桂枝加芍薬湯は耐え難い痔の痛みの特効薬としても使われます。


気虚1 六君子湯について
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/65d5a58e096ecd49caebf1b531fba9de

気虚2 補中益気湯について
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/6a27fd674f66d63d354096a602570a2c

気滞 ぐぬぬ。。’
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/e88dc59e3b893decbdbef3da20f643d5

六君子湯(りっくんしとう)と補中益気湯(ほちゅうえっきとう)の括りと、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)はそれを服用する方の胃腸の具合はまるで反対の状態ですね。
同じ元気がないという状態でも、胃腸がだらっと弱っているのか、ぴりぴりと過敏になっているのかを判断して服用いたしましょう。

追加です。
大根おろし。逆流性食道炎、胃腸に熱があって口内炎ができているときによく効きます。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/9910b05b2a328e73a2f1b1a3d4186adb


漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/

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