母95歳が、階段から転倒し、冷蔵庫に頭をぶつけて出血して、あれから2週間たちました。
高齢者は打撲などのショックを受けた後に、その時に振動で固まった血液が体中をめぐり、心臓、脳血管、肺動脈、眼の動脈を詰まらせて、諸々の障害を起こす事があります。
震災などで瓦礫に挟まれた方が、その時は大丈夫に見えても、1-2週間後になって、大病を患ったり死亡をしたりすることが知られております。これは急性の瘀血の仕業と考えられます。
だから、体に衝撃を受けた後は、専門医にみてもらったり、漢方医学で流れの悪くなった血液や体液の治療である、瘀血治療を施すことが大切です。
幸い、今回の母の場合は、瘀血対策をすることによって、重篤な2次的疾患を呈することはなかったです。何とか切り抜けたようだ。。
しかし、転倒事故から1週間ぐらいの頃から、胸部のあばら骨と背中の一部が痛み出し、2週間目は左乳房のあたりのあばら骨の痛みのみになり、現在も動くと痛い状態です。
あばら骨のようなたわんでいる骨は、衝撃を受けて1週間ぐらいから痛み始めることが多いです。これは骨折かひびが入っている時にみられる現象です。
あばら骨は副木を当てることができないので、骨片が組織を突き破るほどの重傷でなければ、放っておくしかありありません。これも、瘀血治療の範疇となります。
瘀血を含む筋骨の痛みと2次障害の予防には通導散(つうどうさん、日本の保険収載番号105番)、ショックの後の便秘の予防に麻子仁丸(ましにんがん、同じく126番)を使いました。
お灸のツボは両側の足三里といたしました。
これが事故当初の過去記事です。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/b39cc95a44a01903bea7f58c292231f4
もう1週間ぐらいは、同じ治療を続ける予定ですが、今回の転倒事故で、明らかに体力が落ちていることから、気血を補う治療をしてゆくことも大切です。
近日中に続報をお伝えいたします。
考えられる漢方薬は、補中益気湯(ほちゅうえっきとう、保険収載番号41番)や六君子湯(りっくんしとう、43番)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう、48番)、八味地黄丸(はちみじおうがん、7番)などが考えられます。
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