「嗅」と「臭」
ある偉い米国での医療関連の博士号を持つ日本人の先生が、いつも嗅覚のことを「しゅうかく、しゅうかく」と発音なさいます。
でも、あれはやはり「きゅうかく」なのであります。
70代の偉い先生なので、とても「きゅうかく、、、ではないでしょうか。。」と言いにくくて、、でも言いたくて、、
自分でもちゃんと調べてみると、においを感じる感覚は「嗅覚 きゅうかく」(口片有りで下は犬、シュウカクとは発音しない)
臭いは口片がなくて、下は犬ではなく大でシユウと発音する。だから、消臭剤や加齢臭は共にシユウと発音する。
ずいぶん前にも載せましたが、鼻腔は解剖学的には(びくう)であります。しかし文学的には慣習的に(びこう)と発音してよろしいし、そう発音する場合が多いようです。
「サンマを焼く馥郁とした香りが、鼻腔(びこう)を刺激した」と浅田次郎氏の小説にも出ておりました。
医学的には鼻腔は(びくう)であって、(びこう)ではありません。だから、副鼻腔炎(ふくびくうえん)、腹腔鏡(ふくくうきょう)であります。ビコウと発音してしまうと鼻のあなを指す鼻孔(びこう)となります。
あ~~すっきりした。
しかし、どうでもよいことにこだわってしまう、めんどくさい性格ですね。わたしは、、、
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