こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。
昨夜というか、今日の早朝の雨は久しぶりに聞くすごい雨音でした。
庭の、まだきちんと整地をしていない側溝付近の土が、どんどん流れていきそうな不安が頭をよぎりました。
台風が近づいていますが、だんだんと西にそれていっています。
いったいどの辺りに上陸するのやら。速度も遅いし。
あれ、雷も響いてきた。
いったい今日はどうなることやら。
さて、ある日。
ある大型店に入ると、正面とその他数カ所に大きなテレビのディスプレイが設置され、そこでは店のポリシーや商品の案内などが流されていました。
その中で、その通りだなと思った文言がありました。
「当店は他店よりも安く商品を販売できるように努めていますが、赤字になるような値引きはいたしません。なぜなら、その赤字分の補填は結局ほかのお客様が負担することになるからです。」というような要旨の文言です。
世の中にはものすごい安売り店という店が存在します。
その安売り店の仕入れはどのようにされているのでしょうか。
そのひとつに、バッタ屋という商売があります。
現金問屋ですね。
倒産した会社の商品を倉庫ごと一括で安く、それも信じられないほどの安値で手に入れ、激安店に流すようなことを業務にしています。
もちろん倒産品以外にも、作り過ぎた商品や時期外れの商品などを見つけては、それを信じられない値段で仕入れます。
すべてそれは現金で行うので、すぐに現金が必要なところでは、ほとんど言い値で販売します。
そのようにして流れてきた商品を激安店で販売するわけですね。
安いのが大好きなお客はそれに飛びつきます。
今必要ではない商品でも、安いとなると買ってしまいます。
テレビのニュースの特集などでは、ニコニコとその安い商品を大量に手にした人の笑顔が出てきます。
その商品を本当にその人は、家庭内でちゃんと消費しているのでしょうか。
お年寄りなどはそんな商品で冷蔵庫をいっぱいにして、子供や孫が来たときに出してやろうなどと買ったときは思うのですが、結局消費期限を大幅に切れたものから順にゴミ箱に捨てていくことも多いのです。
わたしの義母もそうでしたから。妻はたまに訪れる実家での主な仕事は、消費期限の大幅に切れたものを捨てることでした。
衣服にしてもそうですね。よく言われることですが、“タンスの肥やし”にしてしまうことも多いのではないでしょうか。
買ったときには着たいと思っても、いったんタンスにしまってしまうと、ほとんど日の目を見ることはない商品もあります。
逆に自分がとても気に入った値段の高い商品であれば、いつもそのことが頭の中にあり、機会があればすぐにそれに手が伸びます。
だいたい“ハレの日”に出してくるとこが多いですね。
激安店を否定するわけではありません。
自分だって、そんな運激安店で商品を結構たくさん購入しています。
安さの魔力に引かれてその場の勢いで買ってしまいます。
しかしできるだけ理性を働かせ、衣服であれば、本当にこれを着る機会があるだろうか、食べるものであれば、果たしてこれをどのようなときに食べるだろうか、と手を伸ばす前に考えることにしています。
そうすると結構必要とはしていないことが判ります。それでも必要だと思う商品だけ、最近は買うように気をつけています。
激安商品には魔力があります。
その魔力に勝つには、やはり理性が大切だなあと最近やっと悟りました。
さて閑話休題。
わたしはコンサルタントとして、集客のための値引きということは絶対にクライアントには勧めないということをポリシーにしています。
集客のために値引きした分を誰が補うのでしょうか。
それは最初にあげたように、ほかのお客様です。
もしかしたらその値引きに喜んだ自分かも知れません。
結局はすべてその店のお客様が補うということになります。
お店にしたらそれは当然だと思いますか。
わたしはそれは結局のところ、お客様をだましているということだと思います。
いくら値引きしますと言って一人のお客様を喜ばせながら、その分を他の商品に上乗せして他のお客様に販売しているということですね。
正直な商いじゃないですね。
だからどんどんお店が寂れていくんじゃないですか、もしかしたら。
ディスカウント店といっても、きっちりと利益を上乗せした商品があります。
それがなければ利益が出るわけがありません。
また何でも安いという店では、仕入れで業者を泣かせているところもあります。
あの有名な某大型店でも、以前には自身ではお客様向けに消費税還元しますといいながら、その赤字分をすべて仕入れ業者に転嫁していたということがありました。
正直な商いではありません。
消費者に取っては歓迎されているといいながら、仕入れ業者を泣かせているんです。
その仕入れ業者だって、その会社を出ればひとりの消費者だってことを、忘れていませんか。
一番のお客様になる人を泣かせて、利益還元とは………。
そんなきれいごと、言うんじゃないよ、という声もたくさん聞かされそうですが、激安の未来には、ただ荒れ果て、疲弊した店の姿が映っているように感じてなりません。
赤字を切るのは自分で正直に切ってください。他に転嫁しないでください。
それでこその利益還元ではないでしょうか。
しかしそうなると、その店はやっていけなくなりますよね。
だから正直な利益で、正直な商いを続けていけば、きちんと商いを続けていけるのではないでしょうか。
もちろんその中でも、様々な商略が必要でしょうが。
あまり戦略というようなおっかない言葉は使いたくないですね。
お客様は敵ではないんですから。
それでは今日はこれで。
▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。
消費者目線のマーケティング
繁盛店になりたいか!
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。
昨夜というか、今日の早朝の雨は久しぶりに聞くすごい雨音でした。
庭の、まだきちんと整地をしていない側溝付近の土が、どんどん流れていきそうな不安が頭をよぎりました。
台風が近づいていますが、だんだんと西にそれていっています。
いったいどの辺りに上陸するのやら。速度も遅いし。
あれ、雷も響いてきた。
いったい今日はどうなることやら。
さて、ある日。
ある大型店に入ると、正面とその他数カ所に大きなテレビのディスプレイが設置され、そこでは店のポリシーや商品の案内などが流されていました。
その中で、その通りだなと思った文言がありました。
「当店は他店よりも安く商品を販売できるように努めていますが、赤字になるような値引きはいたしません。なぜなら、その赤字分の補填は結局ほかのお客様が負担することになるからです。」というような要旨の文言です。
世の中にはものすごい安売り店という店が存在します。
その安売り店の仕入れはどのようにされているのでしょうか。
そのひとつに、バッタ屋という商売があります。
現金問屋ですね。
倒産した会社の商品を倉庫ごと一括で安く、それも信じられないほどの安値で手に入れ、激安店に流すようなことを業務にしています。
もちろん倒産品以外にも、作り過ぎた商品や時期外れの商品などを見つけては、それを信じられない値段で仕入れます。
すべてそれは現金で行うので、すぐに現金が必要なところでは、ほとんど言い値で販売します。
そのようにして流れてきた商品を激安店で販売するわけですね。
安いのが大好きなお客はそれに飛びつきます。
今必要ではない商品でも、安いとなると買ってしまいます。
テレビのニュースの特集などでは、ニコニコとその安い商品を大量に手にした人の笑顔が出てきます。
その商品を本当にその人は、家庭内でちゃんと消費しているのでしょうか。
お年寄りなどはそんな商品で冷蔵庫をいっぱいにして、子供や孫が来たときに出してやろうなどと買ったときは思うのですが、結局消費期限を大幅に切れたものから順にゴミ箱に捨てていくことも多いのです。
わたしの義母もそうでしたから。妻はたまに訪れる実家での主な仕事は、消費期限の大幅に切れたものを捨てることでした。
衣服にしてもそうですね。よく言われることですが、“タンスの肥やし”にしてしまうことも多いのではないでしょうか。
買ったときには着たいと思っても、いったんタンスにしまってしまうと、ほとんど日の目を見ることはない商品もあります。
逆に自分がとても気に入った値段の高い商品であれば、いつもそのことが頭の中にあり、機会があればすぐにそれに手が伸びます。
だいたい“ハレの日”に出してくるとこが多いですね。
激安店を否定するわけではありません。
自分だって、そんな運激安店で商品を結構たくさん購入しています。
安さの魔力に引かれてその場の勢いで買ってしまいます。
しかしできるだけ理性を働かせ、衣服であれば、本当にこれを着る機会があるだろうか、食べるものであれば、果たしてこれをどのようなときに食べるだろうか、と手を伸ばす前に考えることにしています。
そうすると結構必要とはしていないことが判ります。それでも必要だと思う商品だけ、最近は買うように気をつけています。
激安商品には魔力があります。
その魔力に勝つには、やはり理性が大切だなあと最近やっと悟りました。
さて閑話休題。
わたしはコンサルタントとして、集客のための値引きということは絶対にクライアントには勧めないということをポリシーにしています。
集客のために値引きした分を誰が補うのでしょうか。
それは最初にあげたように、ほかのお客様です。
もしかしたらその値引きに喜んだ自分かも知れません。
結局はすべてその店のお客様が補うということになります。
お店にしたらそれは当然だと思いますか。
わたしはそれは結局のところ、お客様をだましているということだと思います。
いくら値引きしますと言って一人のお客様を喜ばせながら、その分を他の商品に上乗せして他のお客様に販売しているということですね。
正直な商いじゃないですね。
だからどんどんお店が寂れていくんじゃないですか、もしかしたら。
ディスカウント店といっても、きっちりと利益を上乗せした商品があります。
それがなければ利益が出るわけがありません。
また何でも安いという店では、仕入れで業者を泣かせているところもあります。
あの有名な某大型店でも、以前には自身ではお客様向けに消費税還元しますといいながら、その赤字分をすべて仕入れ業者に転嫁していたということがありました。
正直な商いではありません。
消費者に取っては歓迎されているといいながら、仕入れ業者を泣かせているんです。
その仕入れ業者だって、その会社を出ればひとりの消費者だってことを、忘れていませんか。
一番のお客様になる人を泣かせて、利益還元とは………。
そんなきれいごと、言うんじゃないよ、という声もたくさん聞かされそうですが、激安の未来には、ただ荒れ果て、疲弊した店の姿が映っているように感じてなりません。
赤字を切るのは自分で正直に切ってください。他に転嫁しないでください。
それでこその利益還元ではないでしょうか。
しかしそうなると、その店はやっていけなくなりますよね。
だから正直な利益で、正直な商いを続けていけば、きちんと商いを続けていけるのではないでしょうか。
もちろんその中でも、様々な商略が必要でしょうが。
あまり戦略というようなおっかない言葉は使いたくないですね。
お客様は敵ではないんですから。
それでは今日はこれで。
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繁盛店になりたいか!
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
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