言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コピーライターになりたいか<27>

2011-09-26 11:46:38 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第27回目です。

27.人の言うことは気にするな


人の言うことは気にするなーーこの場合の「人」とは“他人”のことです。
ちょっとはじめから余談ですが、「他人事」と書かれていたら、“ひとごと”と読みます。

案外みんな“たにんごと”と読んでいる人が多いようです。間違いとは言い切れませんが、正しくはありません。
テレビドラマでも、平気でそのように喋っている役者がいるようですが、せっかくいい役者であっても、それを聞くとがっかりしてしまいます。
役者としての品格が下がってしまいます。
ディレクターでさえ、それを注意しないということは、彼も知らないのでしょうね。いやはや。
言葉の職人としては、そんなところにもっと注意してほしいなあと思うこともしばしばです。
そういった読み方の違いをテーマにコピーを作ってみても面白いでしょうね。

さて、すみません、話を元に戻しましょう。
人の意見は、参考にするにしても、自分の発言、作品は自分のものであり、最終的には、自分で責任を負わなければならないんです。
上記の例でいうと、その科白を喋った役者とそれを注意しないディレクターは、失笑を浴びるということです。それは彼等の無知という責任です。

無知は教養を学ぶことによって克服できます。自分でできることです。
それを怠っているという、仕事に対する姿勢の問題でもあります。
 人の意見は貴重だ。
 人の意見には、よく耳を傾けるべきだ。
 自分だけの考えだと、偏ってしまう。
 人の意見に耳を傾けないやつは、失敗する。
                       等々。

よく世間では言われていることです。ビジネス書等を読んでも、当然のことのように載っています。

しかし、広告のコピーを読む人、または見る人は、自分の考え方を基本において、書かれていることを自分の頭の中に入れます。
その頭の中に入れるときには、自分の考えの範疇から類推して、自分なりの考えに加工して、入れこみます。

手っ取り早くいえば、どんなことを広告で言っても、自分勝手なものにとってしまうということです。
それはもうその時点で、客観的ではありません。
だから、人の意見を取り入れてそれなりにコピーを作ってみても、どのように採るかは、見る方、読む方の勝手なんです。

自分の作ったコピーを、後から誰かに批判されて、いやあのコピーは誰々の意見も取り入れて作ったんだと言い訳をしても、出されてしまったコピーは、それを作ったコピーライターの責任です。そしてそれを選んだクライアントの責任です。
そのコピーの中に、これには誰々の貴重な意見も含まれています、なんて入れないですよね。

コピーは、その企業、その商品の主張でもあるわけです。だからその商品なり、企業なりに成り代わって自分のことを知ってもらわなければならないのです。
ですから、そこに人の意見を取り入れても、逆に考えると、おかしなものではないでしょうか。

コピーはある意味、主張です。
だから、主張すればいいんですよ。その主張の仕方に、いろいろなパターンや独創的なアイデアをこめればいいのであって、人の意見を鵜呑みにして、それを安易に取り入れるな、ということを言いたいのです。

人の意見は貴重です。
人の意見には、よく耳を傾けるべきです。自分だけの考えだと、偏ってしまいます。人の意見に耳を傾けないやつは、失敗します。
まさにその通りです。

それには、常識という正統性がありますから、反論はできません。わたしにはまだそれに反論するためのバックボーンというか、よりどころがないので、(勉強不足でご免なさい)反論できる論理は揃っていません。

でも、クリエイティブに人の意見を取り入れたら、おしまいだ、とわたしは思っています。

せっかくの主張に、微妙な相違点が必ず出てきます。主張が弱くなることさえあります。
人の意見は、無責任ですよ。何を言っても、それに責任を取らされることはありませんから。
人は言いたいことを言います。無責任なことも言います。
だから、責任を取らなければならない立場にある人間は、人の意見は聞いても、それを自分の主張の中には取り入れない方がいいのです。

少し例としては違うような気がしますが、よく聞く例として、下記のようなことをよく耳にしたり、読んだりします。
企業のトップの独断によって下した新しいプロジェクトが成功した、という話です。

そのときトップはいろいろ部下の言うことに耳を傾けます。そして、その意見のほとんどが反対です。
そりゃそうでしょう。冒険ですから。他に例のないことですから、必ず部下の方は後込みします。
しかし、百人に聞いた意見で百人が反対したが、トップは決断して、そのプロジェクトをやらせたところ大成功した、という話です。
(以前もこの話書きましたっけ?)百人に聞いて、百人が反対したプロジェクトは必ず成功するという話もあります。

なぜ成功するか。
それは、みんなが反対したのにも係わらず強行したということは、すべての責任が自分にかぶってくるから、それこそ死に物狂いに一生懸命になるからです。
さらには、彼のやることは、まだ誰も試みたことのない、他に例のないことだからです。
新しいことはしんどいけれど、逼塞している状況に、風穴を時にはあけることがあるからではないでしょうか。

コピーを作るにあたって、人の意見を聞くなというところとはちょっとニュアンスが違いますが、わたしが言いたいのは、そういうことです。
(あまりまとまらない論旨になりました。いつもですけど、すみません。)


<28>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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実際に行ってみると………。

2011-09-26 09:10:12 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は朝から曇っています。
予報では、午後あたりから雨が来そうです。
気温も涼しいというよりも、ちょっと冷たい感じですね。

最近は秋のアレルギーで毎日時折くしゃみが何回も続く時があります。
点鼻薬も欠かせない毎日です。
いやですねえ、鼻が詰まると何だかたまの回転も悪くなるような気がします。
あなたはいかがですか。


さて、昨日急用ができ、車で東京へ行ってきました。
途中、関越はところどころで渋滞しましたが、思っていたよりも早く着きました。
サービスエリアやパーキングエリアもそれほど混んではいませんでした。

▼途中の三芳SAでこんな粋な車を見ました。



ドライバーさんには悪いと思いましたが、持っていたデジカメで撮ってしまいました。
ごめんなさい。


用を済ませてからついでにと、近くにあった富岡八幡宮へお参りしました。
もう時間も遅かったのでおみくじも買えませんでしたが、お参りだけはできました。
ニュースで見た、東日本大震災の際に倒れたという灯籠も、また新しく建てられていました。

ところでその近くで夕食として寿司を食べたのですが、その店はカウンター席が10人、4人がけのテーブル席が4つという小さな店でしたが、東京でたくさんの回転寿司店を持つ有名な店の支店で、でも回転式ではなく、普通の寿司店の様相です。

注文はテーブルにおいてある注文票にわざわざお客様が記入するのです。
おまけに私が座った席には書き込むためのペンがなく、隣りのテーブルから拝借する始末。
しかもメニューに書いてある数字と注文票の数字の品名が違うんです。

おまけにメニューの数字は1から順番になっていましたが、注文伝票は種類別になっていて、数字もバラバラ。探すのにひと苦労です。
やっと探し当てると、注文票の数字と品名が合わない。どういうこっちゃ、とまずちょっと気分を害しました。

さらに気分が悪くなったのは、寿司のやってくるのが遅いこと遅いこと。おまけに注文したのが同時なのに、持ってくるものがバラバラ。
握りの後に椀ものが届いたり。

カウンター内にいる店長らしき人の様子が、座っているところからよく見えました。
なにぶんにも注文した少しの寿司がこないんですから、そこを見ないとしょうがないんです。

するとわたしよりも後から入ってきてカウンターに座った客の注文を、その店長らしき人が、受けるとすぐに握り始めるんです。
いったいどうなってるんでしょうか。

この店、結構有名で、社長も一時はよくテレビに登場して、お客様の目の前でマグロをさばいていたりしていましたが、小さな支店ではこの有様です。がっかりでした。

やっぱりテレビではいいところしか映していないんですね。

フロアに出ていた割合年配の人の客さばきも、いまいち遅いというか気が利かないというか、イライラして自分が手伝いたいくらいでした。
追加注文をする気分も失せて、すぐに出てきました。

もちろんアンケートにはその旨を書いてきました。
その様子を見ていたフロア係が最後にわざわざ表まで出てきて、遅くなって申し訳ありませんでした、と頭を下げて詫びていました。

詫びるぐらいならもう少しオペレーションをしっかりした方がいいのに。
特に店長がこの店の場合は一番よくないように見えました。
フロア係があっちこっちと動き回り、上がった寿司をなかなか運べなかったら、自分が外に出て、すぐにお客様のテーブルに運ぶぐらいのフレキシブルさを持たないと、だめですね。

自分は寿司を握るのが職分で、運ぶのはフロア係だ、というような感じでいるように見えました。
なんといってもわたしのところに運ばれてきたイカは、表面がすでに乾いていました。

こんな店でも東京では、繁華街に店があると、満員になるんですねえ。
いやはやまいりました。
期待していたんですが、がっかりです。

しょうがないので、帰りに、三芳SAでマイセンのカツサンドのミニを買って食べました。これはうまかったですね。いつもの味でした。


それでは今日はこれで。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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