言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか<24>

2011-09-05 11:08:51 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第24回目です。

24.常識家であれ 常識破壊者であれ

まったく正反対のことですが、でも両方正しいのです。
じゃあどうして正反対のことを、という疑問はあるでしょう。
両方とも正しいのです。

しかし、それは時と場合によって使い分けなければなりません。また順序ということもあります。
まずコピーライターたる者の一般常識は、一般の人よりもたくさんというか、より通じている人間でなければならないのはいうまでもないことですよね。
それが、順序で言うところの『常識家であれ』ということです。

非常識な人間が、一般常識の上に成り立つ広告のコピーが書けるわけはありません。
もしその非常識な人が、企業なり、商品なりを紹介するとなると、その企業も、商品も、非常識のそしりを免れることはできません。
やはり、常識、コモンセンスを磨いた人間が広告に携わるべきです。

常識の仕入方法については、いつも言っていますので省きますが、とにかく仕入れられる限り、いつでも常識の仕入をするようにしてください。
しかし、広告宣伝を常識的に行なっては、全然効果は出ません。

何言ってるんだ、当たり前だろ、で一蹴されてしまうのが、オチです。
非常識=よそとは違った方法で、よそとは違ったメディアを使い、よそとは違った時に行なうことで、思いがけずに効果が出るものです。
今回のタイトルはそういうことです。

常識を持って、非常識な方法で広告を行なう、と言うことです。
なにごとも基本は知っていなくてはならないし、それでなくてはものごとの本質はつかめません。
さらに、基本を知っていなければ基本を超えることはできないでしょう。
基本をよく心得て、さらには基本から離れて、もっと違う方法を考える

常識も同じことです。常識をよく知らなければ、その常識を破壊できません
そういうことですね。
何を今さら言ってるんだと、思う方もいらっしゃるでしょうが、そういう方はもう一度、現在のいろいろなメディアに現れている広告をご覧になってください。

いかかですか。
多いでしょう、まったく常識的な広告が。こんなことをどうしてアピールするのだろうか、と思えるような広告の、なんと多いことか。
それで、売れない、売れないと嘆いているのです。まったくの人まね。

ある広告が評判になり、商品が爆発的に売れた、という情報が伝わると、われもわれもと、クライアントはあの広告と同じように作ってくれと、安易に依頼してくるわけです。

確かに、この世界には、柳の下にどじょうの2匹や3匹はいます。
しかし、4匹目はいません。4匹目を狙って出される広告は、必ずといっていいほど失敗します。
あそこと同じようにしたのに、どうしてわが社のものは売れないんだ。と。
人まねで簡単に売れれば、世の中、広告はいりません。

安易なコピーは、自分で戒めて、常識的な言葉やありきたりの言葉にはさよならして、できるだけ自分のオリジナリティあふれるコピーを目指してください。
 
<25>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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理想論でしょうか

2011-09-05 10:09:09 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

わたしの生まれ故郷和歌山が今夏に台風12号のせいでたいへんなことになっています。
わたしの生まれたところは北部の和歌山市なので、被害はないようですが、南部がたいへんです。
ここ群馬でも市内の山側などでは崖が崩れたりした被害が出ています。
今朝もまだ風も雨も残り、蒸し暑く、ちょっと動くと汗が出てきます。

皆様のところではいかがでしょうか。
被害が出ている方々にはお見舞いを申し上げます。
でもどうして今回は政府から激甚災害指定が出ていないのでしょうか。
それが不思議です。
こういうときにはいち早く指定して、いろいろな支援の手をすぐにでも差し伸べるべきではないでしょうか。
ドジョウがどうの、泥臭くどうのよりも、今困っている人にまず手を差し伸べることが、政府を維持することになるのではないでしょうか。



さて、今自宅の前の道路を市の委託で、ある企業が整備しています。
聞くとさらに元請けがいるようなんです。
元請けが市へ入札して事業の指定を受け、それを下請けの会社に丸投げのような形でやらせているようです。

その下請けの会社が、わが家のオリーブの木を枯らしてしまったのです。
側溝を新設する工事で、50cmほどわが家の敷地を掘らなくては埋められないので、掘らしてほしいということで承知したわけです。

しかしその交渉は下請け会社でした。
これって変じゃないでしょうか。
こういうことは下請けではなく、元請けが交渉するのが当たり前のことです。
それなのに、わたしはその元請けがどこか未だにわかりません。

さらにそれを言えば、事業主体は市役所です。
その市役所からも一言の挨拶なり、相談なりを受けたことがありません。
普通前もって、何日から何日までお宅の前の側溝を埋設します、その会社はこれこれという名前の会社です、といってくるのがこれも当然ことなのに、一言もなく、ある日突然始まりました。

オリーブを枯らしてしまって、2、3日後に電話がありました。
「市役所のものですが、藤田さんの前にある植木を2、3本、側溝を埋めるので一時移動してほしいのですが………」というのです。

わたしはむすっとした声で言ってやりました。
「何、寝ぼけてんだ。もうとっくに終わってオリーブを枯らされてしまったよ! その目で一度見に来てみろ!」
相手は絶句です。

どういういきさつで工事日が食い違ってしまったのか知りませんが、そんなことはこちらには関係ないことです。ただその工事で木が枯れてしまったこと、それだけが事実として残っているだけです。

さてその弁償はどうするかという問題もありますが、それでさえ、元請けは事実を把握しているだけで、元請けの担当者からは一言の挨拶もなく、謝るのも、弁償するのも、その下請けの会社らしいです。
いやはや会社のモラルはいったいどうなっているんでしょうね。

あなたがこの工事の元請けならどうしますか。
わたしなら、まず工事を行う前に、下請けの責任者を伴って、挨拶にいきます。
そして終了したらまたご迷惑をかけましたと挨拶にいきます。
それがきちんとした会社のやり方ではないでしょうか。

それが次の仕事に生きてくるのです。
また今回のように下請けが何か失敗して迷惑をかけてしまったということなら、その責任は元請けの会社にあります。まず元請けが謝りにいくのが本当です。

いいときよりも、何か失敗したときの対応の仕方で、会社の善し悪しが自ずと現れます。

よかったときは社員が良かったから。
悪かったときは社長のせい。
日頃からそのようになっている会社に未来があるのではないか、とわたしはいつも思っています。
これは理想論でしょうか。

それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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