言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか<26>

2011-09-19 10:10:32 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第26回目です。

26.違和感を大事にしよう

違和感。

いつもJRの電車に乗る時に思うのですが、あのアナウンス。
「まもなく電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側まで下がってお待ちください。」というお決まりの文句。
『危ないですから』という言い方は、日本語にあるのだろうか。あるとしても、いつも聞くたびに違和感を覚えるのは僕だけでしょうか。
『危ないので』が一般的な、耳なれた言い方ではないでしょうか。

しかしそういうと丁寧な言葉にならないので、単純に『です』をつけたのでしょうが、そのまま変に日本語の使い方として通ってしまうところが、いかにも曖昧な国の言葉遣いですね。

もし『ですから』を接続語として使うのなら、その前の『危ない』は、『危険』という名詞にするべきではないでしょうか。『危険ですから』と言われると、すんなりと耳に入ってきそうです。それとも、わざと変な言い方で注意を引きつけているのかな、とも勘ぐってしまいますが、そこまではまあ考えてはいないでしょう。

ホームでのアナウンスのマニュアルに、きっとそのように書かれているので、単純にそれに従っているのだと思いますが、それにしても、聞くたびに引っ掛かります。
耳障りなんです、正直。

この例のように、何となく普段の生活の中で聞き流していることでも、あれ、ちょっと待てよ、となにか引っ掛かってくるような言葉使いはありませんか。

コピーライターなら、そういう何気ない違和感をうんと大切にしてほしいのです。
その違和感をはっきりと認識すると、新しいコピーがまたひとつ生まれてくることもあります。

それが、言葉遣いでなくてもいいんです。
誰かのちょっとした、変なしぐさ。本人は別に何とも思っていないけれど、他人から見るとちょっとおかしい。
日常の生活の中でも、どこにでもありそうです。
ちょっと誇張すると、芸人さんのギャグになってしまうようなしぐさ。
そんな発見も違和感があるから生まれてきます。

ちょっとおかしいな、と感じた言葉や、他人のしぐさ、メモしておきましょう。
いつか役に立ちます。


<27>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
クリック→売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

突然やってくる幸運=セレンディピティ

2011-09-19 09:44:40 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から蒸し暑くって、たまらないですね。
トイレに座っているだけで汗が出てきます。
トイレで本を読む習慣を持っている私ですが、この蒸し暑さが一番の敵。


昨日の夕方6時半からTBS系で放送された「夢の扉+」を見ましたか。
ある大工さんがリタイアしたあと、自転車のライトを改良することからヒントを得て、新しい発電機を開発し、今注目を集めているという内容でした。

誰もが感じる不満に注目して、自分で改良してみようとすること。
自転車のライトは、以前は回っているタイヤに回転を借りてダイナモから発電する仕組みになっていましたが、ライトをつけようとすると、急にペダルが重くなり、余計な力が必要になるんです。

だから何とかその重さをなくすことができないか、と思ったわけですね。
そうしてその重さの原因は、磁石同士のN極とS極が引っ張り合う時の力であったということが分かり、じゃあそれをなくすにはどうしたらいいかということで寝る間も惜しんで研究するんですね。

発電所のモーターも結局今まではそのロスがあったわけで、それがなくなると、7%も効率が良くなるということです。

その研究から試作機をつくる際には、町工場のおっさんたちが協力してくれって、試作機が出来上がるわけですが、それからがまたたいへんで、どの会社に持っていっても門前払いの日々。
大工上がりの素人が発明したものなど、最初から見向きもしないわけですね。

すがる思いで電話し、何とか会ってもらったのが京大の教授。
彼も始めは当然、何を持ってきたんだろうなこのおっさん、なんて思ったそうですが、実際の試作機をまわしてみて、そのスムーズさに驚きます。

教授が学会に発表すると、逆に今までけんもほろろに門前払いをしたメーカーなどからの問い合わせが相次ぐようになった、というストーリーです。

この話の教訓のひとつは、「なんでだろう」という好奇心
そして、あきらめない心と仲間の応援
もうひとつは、セレンディピティ、ですね。
セレンディピティは、上のふたつがあったから訪れた幸運です。

セレンでディピティ=突然やってくる幸運は、それまで地道に努力してきたからこそ訪れたもので、決してたまたまの「運」ではありません。
セレンディピティは誰にでも訪れますが、そこには運を引き寄せる努力と継続が大切です。
たまたまやってくるような運は、知らないうちにあなたの横を通り過ぎていってしまいます。
セレンディピティをつかまえるには、それなりの努力していないとだめなんですね。

またひとついい話を聞かせていただきました。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)