こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第37回目です。
37.コピーにも自分らしい香りを
あるとき、アウトドア用品のTHE NORTH FACEが店頭で桧の香りを出したところ、それに誘われてお客様が増え、売上も伸ばしているという新聞記事がありました。
そのお店独自の香りを持つということをそのまま、まさに香りで呼びこんでいる面白い例ですが、あなたが作るコピーにも、どこかにその企業なり、商品なりの香りをつけるということはとても大事なことです。
自分の香りではなく、その企業、商品の香りです。
自分の香りは、自分が一人立ちして、フリーランスでやり始めたときには、自分の香りがどこかに香るコピーを書くといいと思います。
さて、それでは「コピーの香り」とはどういうものでしょうか。
ひとことでいえば、そのコピーを目にしただけでどの企業か、どの商品かが、消費者には分るというものです。
企業や商品につけられる独自のキャッチフレーズやスローガンとはまた違います。
それは決められた言葉であって、「香り」ではありません。
「コピーの香り」とは、たとえ、伝える言葉が違っても、あ、この言葉使いはあの商品だな、あの企業だなと想起してもらえるようなコピーのことです。
これは非常に難しい、高度なテクニックと年季が要ります。
かつては、化粧品のCMに採用されるモデルには、化粧品会社のトップに近い人の好みが如実に現れていました。そのモデルの顔だちを見るだけで、あ、この化粧品のメーカーはどこどこだとピーンときたものでした。
しかし、現在では、そういった特徴がまるっきりなくなってしまいました。
モデルが出てきても、すぐにはどこのメーカーか区別がつきません。これはモデルの顔だちが似通ってきたことと、何年か経つと、違うメーカーのCMにもちゃっかりと出るようになったからではないでしょうか。
モラルのなくなったモデル。なんか洒落のようですが、そんな感じがする昨今です。
事務所がいけないのでしょうね。自分はA社に出ていたから、ライバルのB社には使えないという、はっきりとした見識が欲しいものです。
ビールなんかのCMも、そうですね。何年か経ったら、ライバルのビール会社のCMに出ているなんているタレントもいますよね。
さて、話がそれてしまいましたが(よくそれますね、ぼくは)、モデルの顔だちひとつでもその顔やスタイルを見れば、どのメーカーのものか何となく分かってしまうようなCM。それがそのメーカーのCMにおける香りです。コピーでいえば、かつての伊勢丹や一時の西武にはその香りが溢れていました。
伊勢丹は名コピーライター、ぼくの一番尊敬する故土屋耕一さん、西武は当時売れっ子で一世を風靡した糸井重里さん。
どちらも、伊勢丹や西武というよりも、コピーライターの独特の香りを持っていました。
そしてそのコピーライターの持つ香りが、そのまま伊勢丹、西武の香りになっていました。
目のつけどころというんですか。今の世の中の、どこに目をつけるか。そこが勝負どころですね。どこに目をつけるか。何に視点をおくか。
そういったところにひとつのポリシーがあったから、あの人たちが書くコピーには香りがあったのでしょうね。
あなたのコピーの香りは、まあさておいて、まず自分が担当しているクライアントの企業なり、商品なりがいつかオリジナルの香りを放つようになるコピーを作ってあげてください。
難しいと思いますが、作品を積み上げることで、何かが見えてきます。いや、香ってきます。
そうなったら、もうあなたは一流のコピーライターだと言えるでしょうね。
<38>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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37.コピーにも自分らしい香りを
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自分の香りではなく、その企業、商品の香りです。
自分の香りは、自分が一人立ちして、フリーランスでやり始めたときには、自分の香りがどこかに香るコピーを書くといいと思います。
さて、それでは「コピーの香り」とはどういうものでしょうか。
ひとことでいえば、そのコピーを目にしただけでどの企業か、どの商品かが、消費者には分るというものです。
企業や商品につけられる独自のキャッチフレーズやスローガンとはまた違います。
それは決められた言葉であって、「香り」ではありません。
「コピーの香り」とは、たとえ、伝える言葉が違っても、あ、この言葉使いはあの商品だな、あの企業だなと想起してもらえるようなコピーのことです。
これは非常に難しい、高度なテクニックと年季が要ります。
かつては、化粧品のCMに採用されるモデルには、化粧品会社のトップに近い人の好みが如実に現れていました。そのモデルの顔だちを見るだけで、あ、この化粧品のメーカーはどこどこだとピーンときたものでした。
しかし、現在では、そういった特徴がまるっきりなくなってしまいました。
モデルが出てきても、すぐにはどこのメーカーか区別がつきません。これはモデルの顔だちが似通ってきたことと、何年か経つと、違うメーカーのCMにもちゃっかりと出るようになったからではないでしょうか。
モラルのなくなったモデル。なんか洒落のようですが、そんな感じがする昨今です。
事務所がいけないのでしょうね。自分はA社に出ていたから、ライバルのB社には使えないという、はっきりとした見識が欲しいものです。
ビールなんかのCMも、そうですね。何年か経ったら、ライバルのビール会社のCMに出ているなんているタレントもいますよね。
さて、話がそれてしまいましたが(よくそれますね、ぼくは)、モデルの顔だちひとつでもその顔やスタイルを見れば、どのメーカーのものか何となく分かってしまうようなCM。それがそのメーカーのCMにおける香りです。コピーでいえば、かつての伊勢丹や一時の西武にはその香りが溢れていました。
伊勢丹は名コピーライター、ぼくの一番尊敬する故土屋耕一さん、西武は当時売れっ子で一世を風靡した糸井重里さん。
どちらも、伊勢丹や西武というよりも、コピーライターの独特の香りを持っていました。
そしてそのコピーライターの持つ香りが、そのまま伊勢丹、西武の香りになっていました。
目のつけどころというんですか。今の世の中の、どこに目をつけるか。そこが勝負どころですね。どこに目をつけるか。何に視点をおくか。
そういったところにひとつのポリシーがあったから、あの人たちが書くコピーには香りがあったのでしょうね。
あなたのコピーの香りは、まあさておいて、まず自分が担当しているクライアントの企業なり、商品なりがいつかオリジナルの香りを放つようになるコピーを作ってあげてください。
難しいと思いますが、作品を積み上げることで、何かが見えてきます。いや、香ってきます。
そうなったら、もうあなたは一流のコピーライターだと言えるでしょうね。
<38>へつづく。
それでは今日はこれで。
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