言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

研修専用レジ

2011-12-24 10:03:01 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

クリスマスイブの土曜日ですね。
ここ北関東では、雪もありませんが、名物の空っ風で寒いんです。
よく晴れています。
でも、寒いです。とても。
恋人たちは、そんなことはおかまいなく、くっつき合っているんでしょうか。
それとも…………?



スーパーのレジではたまに、この時節ではまさかありませんが、研修を実地にさせているところに当たることがあります。

これをまさか忙しい時間帯にやらせるところはさすがにないでしょうが、それでもちょっと混むときに当たるときがあります。

自分自身は気が短いので、レジの遅いのは気になる方ですので、なるだけそんなレジは避けるようにはしているので、あまり当たらないのですが、それが並んでいるとなりのレジだと、その様子がよく分かります。

あるときこんな光景がありました。

レジについているのはもちろん新人ガチガチ、です。
そして本部からやってきたとおぼしいダークスーツを着た男がついています。

その男、やたらと偉そうに指導しているんですね。
そして新人がレジを打ち間違えると、ちっと舌打ちして、違う、こうやるんだと言わんばかりに、また自分で打ち直しして、教えているんです。
そしてまた新人にやらせます。

私は内心、この馬鹿野郎と思いました。どちらに、とあなたは思いますか?
その指導している男に、です。

実際にお客様を待たせながらやり直しさせているんですね。
それもお客様に済まないというそぶりは全然見せないで、早くいえば、全然お客様のことははなから頭にはなくて、教えることだけに集中しているわけですね。

よくいえば職務に忠実。悪くいってしまえば、小売業失格者。
まるで本部内でのレジ訓練のような感じでなんです。

なぜお客様にひと言「お待たせして申し訳ありません」と率先して言えないのでしょうか。

その男、きっと店内での接客の経験がないのでしょうね。ただレジの技術だけで過ごしてきた男なんでしょう。
まさか一度でも店内で接客の経験があれば、お客様を無視するというようなことはできないでしょう。

しかしどのスーパーでも、新卒で入ってきた場合、一応は様々な職場を経験してから決まった部署につけられるはずですから、いったいどういう接客をしてきたのか、それも気になるところですが。

嫌なものを見せられて、気分が悪くなりました。



さて、そのレジ研修ですが、いっそのこと、ここは研修専用レジです、というようなサインを明示し、納得のいったお客様に来てもらうようにしたらいいのに、と思いませんか。

でもそのままだと、きっとそこにはあえて並ぶお客様はほとんどいないでしょうから、お詫びの分、5%引きになります、というようにでもすれば、きっと並んでくれるお客様もいるのではないでしょうか。

そうすることで、お客様には、遅いのを承知の納得ずくで並んでもらえて、レジの実地研修が進みます。
誰も嫌な思いをしないで、スムーズに、今までよりも早く研修が進むのではないでしょうか。
早く研修が済めばその分の費用も浮くわけですから、誰にも損はないわけです。

やってみませんか。

実地研修はどうしても、指導人員も必要で、さらには、これが一番問題ですが、お客様に迷惑をかけるのです。
だったらいっそのこと、研修さえパフォーマンスの一種にしてしまえばいいんです。
いかがでしょうか。

クリスマスには関係のない話題になってしまいましたが、今日はこれで。



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