こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
薄曇りです。
何かすっきりとしないというような感じの空で、それに伴ってちょっと冷たい感じもします。
今日からまた3連休で、早速高速道路は渋滞しているようですね。
やれやれ。
さて本題ですが、昨日の続きのようになります。
昨日は、素直にアドバイスを聞くことの効用をお伝えしましたが、今日は、専門店、特に小さな専門店はどのようにして生き残っていくか、もしくは生き残っていける専門店というのはどういったものだろうということです。
昨日紹介したお店は、お酒処では珍しいと言うか、変わっていると言うか、とにかく酒の肴で楽しめるお店ということですが、その肴ゆえにお客様もけっこう限られるということもあります。
その肴関係が好きな人はたまらないでしょうが、あまり好きでない人は逆に来ません。
しかし、小さなお店であれば、わたしはその方が良いんじゃないかと確信しています。
いわゆる専門店の部類に入りますが、専門店、特に小さな専門店は、その専門性ゆえにお客様も限られてきますが、その限られたお客様が顧客に変わる可能性も高いわけです。
扱う商品が限られたものなのであり、小さなお店で、それも夜間の営業という、さまざまな阻害要因がありますが、それゆえの意外性というか希少性というか、そういったことをプラスに転じることも可能です。
希少性ゆえ、距離感も縮まり、少し遠くからでも、その商品の評判を聞いてお客様は来てくれます。
それは小さな範囲内ではお客様の絶対数が少なくても、その範囲が広がるので、その少ない分を補ってくれます。
またそのお客様の交際範囲から、扱っている店の少なさから、口コミで広がりやすいということもあります。
そのようにしてお店についてくれた顧客をしっかりとフォローしていければ、ずいぶんと長い間顧客として留まってくれます。
逆に、余裕ができたらからちょっと商品範囲を広げようと考えたら、その時点で今までの一番大事にしてきたお客様の方から去っていきます。
自分からお客様を避けていくということですね。
こんなバカな店舗運営はないでしょう。
もし商品範囲を広げたいと思うのなら、広げるというよりもさらに専門性の高い=深い商品をお客様に紹介していくことが大事です。
広げることよりも、深めることが大事だということを肝に銘じてほしいものです。
さて、連載中の『ある地方の金融機関の新商品開発』は今日で第6回目です。
ここからどうぞ。
本田は苦しんだ。
広告会社に勤めている時は、その金融機関の広報誌の開発から実際の立ち上げ、そして取材、撮影、記事とすべて担当してきた。
さらには、その金融機関が扱っている金融商品のリーフレットや新発売の告知などは担当してきたが、このように実際の金融商品を考えるというようなことはなかった。
まず彼等はなぜ外部に、それも本田のようなものにそのアイデアを求めてきたのか考えた。
それはやはり理事長が感じていたことで、内部だけで考えていると、自分たちの考えと実際の世間で考えられていることのギャップがもしかしたらあるのではないかという危機感から、一度外部にもそのアイデアを求めてみようということになったのだろう。
そして、常に消費者の目から見たマーケティングをスローガンにしている販売促進コンサルタントが身近にいたので、じゃあまあ彼に出してみようかということになったのかもしれない。
本田は考えた。
2週間といっても、それは2週間後にはきちんと考えをまとめて見せなければないのだ。
実質的には10日間ほどしかない。
それなのにもうあれから1週間もたっている。
何も浮かばない。
実際目に見える商品ではないというのが、そのひとつの理由でもある。
今までそんな金融商品を一から考えた企画マンなんていたのだろうか。
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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