言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

非常時にも慌てないために

2011-04-18 09:30:37 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲これもぐんま昆虫の森で孵化した蝶です。

散り際に強く吹いた風のせいで、いつもより早くいっせいに桜が散ってしまいましたね。
もうほとんど花びらも残っていない、いわゆる葉桜になってしまいました。

昨日の日曜日、買い占め騒動、計画停電騒動の後初めてホームセンターに行ってきました。
あのときに仕入れたものでしょうか、ローソクとか、懐中電灯とかが店頭の平台に山積みされていましたが、ほとんど手に取る人はいませんでした。トイレットペーパーもティシュもたくさん積まれています。
まだ単一乾電池は少なかったですが、ほとんどは以前の状態に戻ったようですね。

ひとつだけ違うのは、節電のため店内が暗いということと、出口の自動販売機が使えなかった(電気を切っていたようです)だけですか。

いったい何だったんだろうと、あのときも今も思いますが、人間のパニック心理というものはときとして余計な混乱を巻き起こします。

日本人はかつて石油ショックでそういった例もあるのに、またもや同じパニックを起こしてしまいました。

今回パニックを起こしたのは、その洗礼を受けていない世代が中心だったようですが、それいにしても、いかに日頃から文化生活に頼り切っているかが分りました。

私などの世代はまだ戦後の混乱期に生まれ育ち、経済成長を自分たちの手でひっぱってきた経験がありますから、けっこう精神的には強いんですが、それでもここまで必要なものがなくなると、ひょっとしたら、という一抹の不安もきざしたこともありました。
だから経験していない人たちからしたら、当然パニックになるのでしょうね。

いやはや、人間て賢いようで馬鹿な面もあります。
気をつけたいものです。
これからは経済活動を活発にして、少しでも沈滞気味の景気を盛り上げていこうではありませんか。
もちろんパニックなどは起こさずに、冷静に。

さて、日本人からすれば、福島原発の位置と関東、関西の位置関係が分るのですが、外国人にはやはり分らないということで、国土すべてが放射能汚染されているというような錯覚から来るパニックで、吉野家や工場、さては関西、九州で働いている外国の人たちまで大挙して日本を去ったそうです。

さらに外国からの観光客が激減しているということ。
ここでみなさんはこの状況を嘆くだけですか。
しかしこの状況から学ぶべきこともあります。ちょっと考えてみましょう。

外国からの働き手が来なくなった場合、どうすれば日本人だけで稼働させていくことができるか。
観光客が来なくなったときのために、常に日本人を相手した観光にもっと力を入れるためにはどうすればいいのか。そういったことを今こそ真剣になって考えるべきいい機会ではないでしょうか。その余剰として外国人の働き手、観光客の受け入れを積極的にすれば、こういった非常時にも経営はそれほど苦しくならないのではないでしょうか。

何ごとに対しても、胡座をかくということがないようにしていれば、それほど慌てなくても済むように思います。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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『泣ける余裕ができた。』

2011-04-17 08:38:39 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


『泣ける余裕ができた。』

この言葉は、2、3日前に見ていたテレビのニュースの中にある、ドキュメンタリーの中で発せられた言葉です。

気仙沼か石巻だったか地域名は失念しましたが、その街で旅館を営んでいる女将が、津波でお客さんとともに山に逃げ、まだ残っている人がいたので、また降りて連れにいったときに津波に巻き込まれたのです。
しかしそのときに、「死ぬもんか」と強く思いながらもがいているうちに、何かにつかまって山に逃れることができました。

その後、津波が届かなかった旅館の4階を臨時の避難所にして、しばらくみんなと一緒になって、食料を確保しながら生き残ったという話ですが、その後しばらくしてから、東京から友人が会いにやってきます。

その友人と共通の友だちを、津波で亡くした2人は抱き合って泣きます。
そしてそのときに女将が呟いたのが、上記の「泣ける余裕ができた。」という言葉です。

この言葉は本人でしか語れない重い言葉です。
避難所でみんな力を合わせているときには決して泣かなかったのです。
そんな暇はなかったのでしょう。
泣くということも、心に少し余裕ができないと泣けないのだなと、私はそのとき実感として感じることができました。

生きているからこそ、泣くこともできたのですね。

同じような文章に、たまたま昨日読んでいた本でお目にかかりました。

「涙が流れるのもいいことだ。涙は生きている証だから。」
(スティーブン・キング「ブラック・ハウス(下)」383ページ)

さて、私はもともとはコピーライターとして仕事に就きましたが、一番大事な広告のキャッチフレーズは、自分で体験、もしくは疑似体験して感じたことをキャッチにするのが一番いいのだ、ということをいつも思い、そのように務めてきました。

しかし「泣ける余裕ができた。」という言葉は、考えてこしらえた言葉よりも、重量感があります。
呟いた人の人生がその言葉に詰まっていました
コピーも、このように、一人の人生の中から出てくる重い言葉であってほしいなと思いました。


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商品を愛さない人

2011-04-16 09:13:41 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は土曜日、4月もあっという間にもう半ばを過ぎてしまいました。
2、3日前から急に暖かくなり、半袖シャツに着替えている人も見られるようになりました。
大震災後1ヶ月ぐらいはずいぶんと春なのに冷える日が多くて、被災地では特に厳しい冷え込みでたいへんな日々だったようですが、昨日ニュースを見ていると、そちらの方にも桜が咲き始めたようです。
みんなを慰める桜の開花であってほしいなと思ってます。


▲その桜ですが、昨日知り合いのお寺に行ってきました。
 そのお寺には大島桜やしだれ桜、ソメイヨシノなどの桜がたくさん植わっていて、この時期は近所の人の目を楽しませています。昨日はその桜が散り始めていて、時々強い風に煽られ、花吹雪が目の前に現出しました。素晴らしい刹那の眺めで、カメラをかまえることも忘れ、見とれていました。
 桜は散り際が一番いいようですね。


さて最近少なくなりましたが、ブックオフなどの中古本屋さんにいくと、たまにいわゆる背取りの人を見かけます。
背取りというのは、店舗を持たない古本屋さんで、本の背表紙を見て、この本は価値があるというものを探しては、それを高く中古本屋さんに売る人のことを当初は言っていたのですが、今は、ブックオフなどで105円の本を仕入れ、アマゾンの通販部門であるアマゾンマーケットプレイスに登録して、販売している人のことをそう呼ぶそうです。
実は私も読んだ本を登録しています。たまには売れます。

ときは105円で買った本が数千円で売れることもあるそうです。
そんな貴重本も求めて、仕入にいそしむわけです。
さてそのセドラー(背取りをする人のことです)ですが、こんな人も見かけました。

彼は、その商品の価格情報をケイタイで調べながら、どんどん棚を見ていくわけです。
ケイタイ片手に、商品を入れるかごを床におき、めぼしい本を手に取ると素早くケイタイで価格をチェックします。

よし、と思ったら、彼はその本を床のかごに投げ入れました。そればかりか、隣りの棚に移る際にどうするかと見ていると、なんと、本を入れたかごを、足で横に滑らせていったのです。足で!
こんな人から本を買う人は不幸だと思いませんか。

なぜなら、彼は本を愛していないからです。
商品を愛していないからです。
本をただの物、それ以下の物としか見ていないんですね。
買ってくれる人に対して失礼だと思わないのでしょうか。
こんな人から、本は買いたくないですね。

ひるがえって、実際に自分の店で商品を販売している方にお聞きしたいのですが、あなたはこのように商品をぞんざいに扱ってはいないでしょうか。
ともすれば忙しさにまぎれて、足でけとばすというようなことは過去にもなかったですか。

あなたとあなたの家族、そして従業員のみなさんを養ってくれている商品ですよ。
そんなことをしていいわけはありません。
「敬客愛品」と大きく荷台に書いたトラックをたまに見かけますが、お店だって、それこそ「敬客愛品」を実践してこその商売だと思いますが。

そのセドラーは、きっとリアル店舗での商いはできないでしょうね。
口では「敬客愛品」をうたいながら、きっとどこかでは客をバカにしたり、商品を投げたり、けったりするでしょうから。

商品を愛さなければ商売をやる権利はありません。



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店それぞれの悩みは違う

2011-04-15 09:01:22 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は、太田商工会議所の経営支援コーディネーターとして3軒のお店を訪問し、それぞれのお悩みについて聞き取りし、すぐにできるアドバイスはその場でやり、お互いにも課題を持ち、引き上げました。

やはり小売店はバブル後と、数年前のリーマンショックの二重の経済の打撃でどんどん落ち込んできているようです。

しかしその反面、繁盛しているお店も日本中で数え切れないほどあるのです。
その違いは何でしょうか。

それはひと言で言えば、オーナーのがんばりであり、不況を生きぬくアイデアであったりします。

ひとつひとつのお店が独自の悩みを抱えています。
ただ売り上げが上がらない、落ち込んできたといったところでその原因は千差万別です。
その要因を客観的な立場から探り出し、アドバイスし、あるいは目標設定のお手伝いをするということが私の役割です。

しかしその要因に行き当るまで時間がかかります。
オーナーが無意識に心の裡に隠してしまってそれが出てこない場合もあります。
なかなかこの仕事も難しいものだと実感している今日この頃です。


話が変わりますが、先日、卒業した高校の、関東地域に住む卒業生一同が集まる同窓会の案内が来ました。
その案内状の幹事に、同じクラブ=新聞部に在籍していた1期後輩の懐かしい名前がありました。

その名前を見て、今まで行ったことのない同窓会に出席してみようかなとも思いましたが、人見知りの激しい自分が行っても、彼以外誰一人知る人のいない中で、どう時間を過ごすのかと考えたら、その時間がとてつもなく長く、恐怖にすら感じてしまいました。

そして出した結論は「欠席」でした。
その後輩のメルアドがあったので、後で一度連絡はしてみようとは思っています。



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お客様の琴線に触れるおもてなしとは

2011-04-14 08:44:25 | 接客

▲これはぐんま昆虫の森で孵化した蝶です。
(勉強不足で名前は知りません。誰か知っている人がいたら教えてください)


こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日はこれから太田商工会議所に出かけます。
どんなアドバイスができるか分りませんが、前向きに考えられるようなアドバイスをしたいと思っています。


さて今日は旅の思い出話をします。

ずいぶん昔の話になりますが、あるとき、松江の宍道湖のそばにある小さな旅館に泊まりました。
昔風の作りで、老舗旅館だと聞いていました。
しかし特別に変わった接客もなく、ある意味淡々とした、ごくごく普通のもてなしでした。
まあどこでもこんなものだろうと思っていました。

しかし、食事を終えたあと、何と、女将さんが挨拶に見えたのです。
これが老舗旅館の老舗といわれるゆえんでしょうか。

そのときのやり取りはすっかり忘れてしまいましたが、女将さんがわざわざ部屋にまで挨拶に来たということは、今でも覚えています。

わたしは若い頃から旅が好きで、学生時代には、2度も北海道を、1回で約1ヶ月ほどかけて回ったこともありました。
もちろん北海道旅行は学生の貧乏旅行なので、いい宿には泊まれませんでしたので、女将さんが挨拶に来たことなどひとつもありません。

卒業してからもいろいろ回りましたが、女将さんが挨拶に来たのはその松江の旅館と、もう一軒は高野山の裏側にある美人の湯で有名な龍神温泉だけでした。

何年もたっているのに、それを覚えているということは、それだけ印象に残っているということです。
料理とかおもてなしとかは、ある程度のものがあるのは旅館としては当然のことだと思います。
しかしそれ以上に、旅のお客様の琴線に触れるおもてなしとは、いったいどんなものがあるでしょうか。
料理とか、部屋の良さとかといった目に見えるものだけではなく、お客様の印象に残り、いつまでも心の中に記憶される形のないおもてなしにはいったいどんなものがあるでしょうか。
それを考え、お客様のために尽くすのが、本来の旅の宿のつとめではないでしょうか。

いかがでしょうか。
これはどんな小売業にもいえることですね。


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1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<1>

2011-04-13 10:55:55 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田といういうわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第1回目です。

1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<1>

カメラマンのKは、コマーシャルフォト=商業写真のプロとして自分でスタジオを持ち、事業を営んでいる。
主な業務は、チラシやカタログ、ポスター、会社案内、広報誌といった広告制作会社からの依頼による写真撮影だ。他にはスタジオを利用した七五三や何かの記念撮影だ。

写真の専門学校を出てから、アシスタントとしてスタジオ撮影の助手を務め、あるとき独立した。
生まれ故郷で起業したので、土地もあり、そこに商品撮影やモデル撮影もできるスタジオも作った。
始めた当初は、地方とはいえ、広告代理店や制作会社への営業もきいてどんどん撮影の依頼があった。
順風満帆かに見えた。

しかし写真撮影は、いつしか銀板写真からデジタル写真へと移行し始めていた。それでもKはいち早く100万円以上もするプロ用のデジタル一眼も揃え、来るべき時代に備えた。

しかしデジタルの普及は、広告に使うプロが撮った写真のニーズを激減させていった。だれでもある程度の写真が簡単に撮れるようになったせいで、チラシなどに使う、たった1回切りの商品写真などは、営業がそのまま撮影すれば事足りるようにもなった。

しかしプロにはプロとして求められるものもまだ少なくなかった。プロのテクニックが求められる、プロでしか撮れないクオリティの高い写真の需要も確かにまだあった。

そういった注文もあったので、仕事そのものの量は少なくなってきたが、まだ何とかなっていた。
しかしデジタルカメラがどんどん安くなるにつれて、依頼も少なくなっていった。
ある日気がつくと、1週間仕事がないということも、稀ではなくなってきた。
その事実に気がつき、愕然とした。

そこでこのままでは潰れてしまうという危機感から、いままで仕事を出してくれていたが、めっきり発注が少なくなった広告制作会社へ再度実情を訴え、何とか発注を増やしてもらえないかどうか掛け合っても見た。

「仕事がとても少なくなってきたので、やめて違う仕事をしようかなと、本気で今考えてるところなんです」
「そうか。うちだって少なくなってきたし、チラシなんか、自分で撮ったもので充分だというクライアントも多くなったからねえ」
その会社の絶対仕事量も一次に比べると減っており、テクニックを必要とする写真のニーズもなかなかない状況だった。

「ええそうですよねえ。記念写真だって、七五三ぐらいしかスタジオ撮影も頼れないし、もうちょっとやってられないなと妻とも話して、やめようかと………」

そのときはその後、業界の雑談をしただけで、たいした実りはなかった。むしろ絶望感が増しただけだったが、何とかもう少し続けたらという説得もあり、そのときは自分ももう少し続けてみようか、と思った。


そんなとき、仕事を出してくれていた広告制作会社の、懇意にしていたコピーライター本田が、販売促進コンサルタントとして独立した。
Kはすぐにお祝いのメールを送った。

その返信では、撮影の仕事があったらお願いしますからよろしく、ということも書いてあったが、それは挨拶と同じようなもので実がなく、それだけのことで、彼から仕事が来るということはなかった。

Kはそのときお祝いメールを送るのと同時に、本田の挨拶状に書いてあった経営者向けのメールマガジンにも配信登録した。
そして週1回送られてくるメルマガを読んでは、たまには感想を書いて送ったこともあった。

そんな本田からあるときメールが届いた。
「Kさん、お元気ですか。いつも私のメルマガを読んでくれているようで、ありがとうございます。その後仕事の方はいかがですか。コンスタントに◯◯(彼が勤務していた広告制作会社)からは仕事が来ていますか。
さて、もしまだ写真に関係した仕事を続けていくという決意があるのなら、私の提案を受けてみませんか。」というものだった。

Kは悩んだ。
最近では収入の減少で妻ともケンカがちで、いよいよやめようかなという瀬戸際だった。
そして熟考の末、イチかバチか提案を受けてみることにした。
それでだめなら本当にやめようと思った。

さてこれからが、Kの復活をかけた物語だ。

<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)

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みんなが喜ぶ顔が見たい

2011-04-13 08:41:57 | 販売促進コンサルタントの日記

▲今日も桜の写真です。これは市内のある駐車場に咲いていたものを見上げて撮ったものです。

こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は寒かったですね。昨夜も寒くて、なんだか風邪を引いたみたいに身震いがしました。
この頃はアレルギーがひどいので、風邪を引いてもアレルギーだと思ってしまって、その治療をしないため、
どうしても長引いてしまいます。

さらにこの時期は、温かい日があったと思えば、いわゆる“花冷え”ともいわれるように、急に冷えこむといった日が断続的に続きます。
春といえば聞こえがいいのですが、とにかく自分にとってはあまり好きな季節ではありません。
すぐ眠くなるしね。

さて、明日はまた太田商工会議所へ出かけます。
4月から週1回、太田市内の商業関係の経営支援のコーディネーターとして呼ばれていまして、先週から行っています。
先週は3軒ほど挨拶で回り、今週はそのうちの2軒へ実際の聞き取りやアドバイスを行うことになっています。

本当は相談されたすべてのお店で売り上げが上がり、経営が安定すればいいんですが、それはまた至難の業だと思います。
そんな中で成功していくお店のセオリーとしてあるのは、経営者が素直で、他人のアドバイスを愚直に聞き、少しずつ実践していく店です。そういう経営者がいるところは爆発的な繁盛ということは望めないまでも、きちんと商売と続けていくことができるところです。

よく一発勝負的な人がいて、マスコミで評判になり、たくさんお客様が押し寄せる、そんな店にしたいと大ばくち的な試みをするような人がいます。
しかしたとえその試みが成功し、たくさん人が押し寄せたとしても、その場限りで、長続きしません

パッと咲いてパッと散る、ですね。
それでよければいいんですけど、それじゃついてくる家族や従業員はたまったものではありません。
商売はまず家族の人、従業員の生活を自分が守るんだという気概で、じっくりと取り組んでいかなければならないものなんです。
家族、従業員、そしてお客様が自分の商売で笑顔になる、幸せになっていく、それに喜びを見いだすという経営者になりましょう。


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客の前を平気で横切る店員

2011-04-12 09:02:12 | 接客
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲今朝、わが家の2階から眺めた満開の桜です。

昨日の地震も大きかったですね。余震ともいえないような揺れでした。
机の前で書き物をしていたのですが、最初はまあいつもの揺れぐらいに思っていたのですが、だんだんと地の底からわいてくるように揺れが大きくなり、思わず腰を浮かしドアを開け放して逃げ場を確保しました。
幸いすぐに揺れはおさまりましたが、その地震でまた3人が亡くなったそうです。

2、3日前にも大きい揺れがあり、それがすべて余震だということですが、余震ともいえない強い揺れでした。
マグニチュードが両方とも7以上でした。
7以上というと、世界で起こる大地震の大きさです。
それでも3月11日にマグニチュード9というとてつもない大きさ地震が起きているので、今回もその余震ということで片付けられていますが、本震と言ってもいいほどですね。

わが家の前の土手に植えられている10数本の桜は、上の写真のように、そんな大災害には目もくれずに、今や時到れりとばかりに咲き誇っています。
またこのたいへんな状況の中で、桜の咲き誇っているのが慰めにもなっているといえます。


さて今日は、最近接客時の店員の態度でちょっと気になっていることがありますので、それを書いてみます。

それは、お客様の前を平気で横切る店員が多いということです。
まあそれでもほとんどの店員は「すみません」と頭を下げながら、通ります。
でもそれだって失礼ではないでしょうか。

ほんとうはお客様の前ではなく、後に回って通っていくべきですね。
しかし、何にも言わず、礼もせず、平気な顔で、当然のような顔つきで、平然とお客様と商品棚の間を通っていく、ほんとうに失礼な店員もいます。

そういう人がもしよその店に客として行き、その店の店員に前を横切られると、どういう風に感じるのでしょうか。ちょっと聞いてみたい気もします。

また、スーパーでよくあるケースですが、品出しをしている最中で、お客様がそのゴンドラの前にきても、どかない店員も多くいます。
その人にとっては、それが現時点での自分の仕事だからと、品出しに一生懸命なんですね。
その人にとっては、その時のお客さんは邪魔者なんです。

さらに、何か途中でバックヤードの戻ることができてしまったので、ゴンドラの前にやりっ放しの段ボールや、商品を載せたカートをそのままにしていることもよくあります。
本人にしてみれば、急な用を思い出したので、それを中断しただけのことで、すぐに戻るつもりなんでしょう。
でも、たまたまそこを通りかかったお客様にとっては、それが邪魔になります。
もしかしたら邪魔をしていたせいで、そこにある商品を手に取ってもらうことができなかったために、衝動買いもしてもらえなかったかも判りません。

品出しをしている従業員にとっては、その流れの中での一時的なものであっても、お客様にとっては、その時間がすべてなんです。

最近よく目につく光景なので書いてみました。
思い当たることはありませんか。なければいいのですが。

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コピーライターになりたいか <6>

2011-04-11 10:55:59 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

このカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第6回目です。

6.自分の文体はどうして身につけるか 

まず、そっくり真似することから。

自分のことで恐縮ですが、わたしがコピーライタの勉強を始めるにあたって最初にしたことは、大好きなコピーライターの文章を、そのまま原稿用紙に書き写すことでした。
(もちろん広告の基本の勉強をやりながらです)

その人ーーその人とは、もう亡くなった土屋耕一さんです。特に伊勢丹のコピーが大好きでした。ーーが作ったコピーが載っている雑誌や新聞、さらには書籍から、特に気に入ったコピーを、せっせと原稿用紙に書き写したのです。


そうすると、どうなると思います。
なぜか、他人の書いたコピーなのに、まるで自分が書いたように錯覚してくることがあるのです。そして、それとともに、大好きなコピーライターの癖が、よおく分かってきます。さらに、その人の、偉そうに言えば、思考方法、思想まで分かってくるのです。
そこまで行けばOKです。

次に、今度はその人の文体を真似しながら、自分で自分のコピーを書いていくのです。もちろん原稿用紙に。
原稿用紙に書く、ということが重要なんです。それも丁寧に。

この前にも言ったように、太い3B~5Bぐらいの鉛筆で。黒々と、力強く。
クライアントの制約がないのですから、好きなことを好きなように書けます。自分の主張が、原稿用紙に、まるで自分の好きなコピーライターが書いているように思えてきます。

いかがですか。
ここまできたら、半ばは達したようなものです。
だから、これに時間を多くかけてください。
そのうちに、不思議と文体が、好きなコピーライターの文体から離れて、少しずつ自分のものになっていくのです。

ならない? ならないひとは、それじゃ、書いているうちに、自分なりに、少しずつ手を入れていきましょう。ここは彼ならこんな表現だけど、自分なら、こういうふうにするかな、等と自問自答をくり返しながら、どんどん書いていくのです。

さて、そこまできたら、今度は実際の商品を告知するコピーをダミーとして作ってみましょう。
クライアントにプレゼンするつもりで、リキを入れて。
がんばれ!

<7>へつづく。

それでは今日はこれで。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ユーモアのペッパーを振りかけて

2011-04-11 08:59:26 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲昨日と同じ土手の桜を違う角度から。

4月11日。東日本大地震から1ヶ月が経ちました。被災地ではまだほとんど手つかずの状態で津波の傷跡が残っています。
復興は5年、10年というような長きに渡りますが、人は生きている限り、立ち直ります。
だからそのために私たちに科せられているのは、そのお手伝いです。
お金がある人はお金を、力のある人は力を、お金も力もない人は、せめて知恵と激励のエールを。


さて、今日はちょっとユーモアのあるPOPの話をしましょう。

『トイレの中まで失礼します』

これはある地方の駅の中にあるトイレの、男性用便器の前の壁に貼ってあったPOPのタイトルです。
何ともユーモアがありますね。つい、ああいいよ、って言ってしまいそうです。
POPの内容は、びゅうプラザとインターネットを使うと料金が安くなりますという告知でした。
ちょっと残念だったのは、『トイレの中まで失礼します』という、ユーモアのあるキャッチが生かされていなかったということですね。

内容は、JR東日本どこでも使われているものをそのままコピーした感じで、キャッチとの連動性がありませんでした。
本当はその中身まで、キャッチに連動するように、言い方とかデザインにもちょっと工夫すれば、完璧でしたのに。
さらにその最後に、『最後まで読んでいただいてありがとうござます。手を洗ったあと、もう一度ズボンの前を見てみましょう。』というぐらいのユーモアコピーを入れておけば120%完璧でしたね。

でもこういったキャッチは気分がいいですよね。
この方法はいろいろなところで借用できそうな感じです。
あなたも自分の店や会社で使う時は、どこでどのように使いますか。
一度シミュレーションしてみてはいかががですか。

私がまだ広告会社に勤めていたおりに出入りしていた、ある会社のトイレにはこういうものもありました。
『Your son is not longer what you expect.』
(あなたのおチンチンはあなたが思ってる(期待している)ほど長くはないですよ)
こう書かれると、にやっと笑って、前に一歩進みますよね。
もう少し便器に近づいて用を足してください、ということですね。
トイレを掃除する人ならよく分かりますけど、あの辺りよく汚れているんですね。

さて、このようにユーモアで注意を促すキャッチは、反感を抱かせないで人を動かすことができます。
『もう一歩前へ』と書かれているよりいいですよね。

何か下の話になってしまいましたが、そういうところではシリアスよりもユーモアがあった方がいいということですね。

トイレに限りませんが、ユーモアのペッパーをふりかけた楽しいキャッチをあなたも作ってください。
それがまたお客様から必ず共感を持って受入れられますから。
特にお客様にお願いしたいことは必ずこのユーモアのペッパーを忘れずに。


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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
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桜が咲きました

2011-04-10 09:27:55 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲わが家の前の、小さな川の畔に植えられている桜が、ほとんど満開になりました。

例年ですと、桜の枝に提灯が吊り下げられ、夜になると赤い灯火がともり、風情をかもし出してくれていたのですが、今年は節電でそれがありません。
大震災を起こし、1万人以上の人の命を一瞬にして奪った自然ですが、一方では四季それぞれに咲く花々の自然の恵みによって、私たちの心は癒されます。
いったいどちらが本当の自然なんでしょうか。
どちらも本当の自然なんでしょうね。

結局いつまで経っても、人間の他、この世で生きるものすべては自然のもとで生かされているようです。
いい気になって自然を克服したなんて思っていると、時にはその自然が牙をむくということなんでしょうか。
亡くなった方のことをよく犠牲者と言いますが、本当にわれわれの尊い犠牲になってくれたのが今回の大震災で亡くなった方たちではないでしょうか。

計画停電も結局やらないことになりました。
みんなが節電に努めれば、何とかなるということですか。
あとは需要量が一気に高まる夏場ですね。
わが家は第5グループに入っていましたが、実際に行われたのは3回でした。
そのうち2回は夜でした。

電灯の灯らなくなった近所の様子を、階段の真ん中にある窓からいっとき眺めていましたが、微かな月明かりがあると、けっこうものの状態が分るものなんですね。それとともに、明かりのあるのが当たり前と思っている日常から非日常への転換は、明かりのありがたさも痛感した数日でした。

スーパーの売場にも、徐々に、今までなかったヨーグルトや牛乳、水なども入ってくるようになりました。
そうしていつもの日常がいつものように始まります。
そうしたいつもの日常が普通にやってくる毎日を、大事にしなければいけないのだなと感づかされたこのひと月でした。

明日で1ヶ月になりますね。



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東北の人たちの強さは

2011-04-09 09:35:30 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は久しぶりに小雨が降っている夜明けでしたので、寝過ごしてしまいました。

温かくなってきましたので、そろそろ毛糸のカーディガンからコットンのカーディガンへ、着るものも変えなくちゃ、少し動くと汗ばみます。

大震災30日目の朝です。
なんだかんだ言いながらも日々は過ぎていくんですね。
避難所で過ごす人たちにはその30日はいったいどんな30日だったのでしょうか。
まったく私などには想像もつかない過酷な日々だったと思います。
それがまだ続くと思うと、こちらの方が心が萎えてきます。

いつまでと分っていれば辛抱できるでしょうが、それさえ皆目分からず、さらには未来の生活もまだどうしていくのか見当のつけられない、一種のエアーポケットに入った状態がまだまだ続くことを思えば、私たちは今の幸せを享受していられるということに感謝しなければならないでしょう。

毎日ニュースを見るにつけ、思うことは、被災地の人々の強さです。
日本人の強さなんでしょうか。それとも東北人特有の粘り強さなんでしょうか。
高橋克彦氏の「火怨 北の耀星アテルイ(阿弖流為)」を以前読みましたが、そこからカラットした東北人の明るさと粘り強さが理解できます。

今もう一度読んでみる本だと思います。東北の人たちの強さはこれを読むと頷けます。


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地方の商店街の役割は終わった?

2011-04-08 09:08:07 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日、「お花見をしようよ」というタイトルでこのブログを書きましたが、上野あたりでは自粛の看板が取り払われ、お花見をする人も出てきたようです。


さて、どの地方へ行っても、商店街と名のつくとろこのシャッター通り化が目につきます。
それではいけないとばかりに、商工会議所や商工会、それに行政がからんで、躍起になって何とかお客様を呼び戻そうとイベントをやったり、チャレンジショップを作ったりしていますが、その効果はあまり上がっていないようです。

なぜでしょうか。

それはその商店街が、その町の歴史に果たす役割を終えようとしているからです。
あるときは地域の台所としての役割があり、それを果たすことによって成り立っていたのですが、その台所がスーパーマーケットの出現、GMSの郊外出店と続き、その台所としての役割もそちらに移っていってしまったのです。

大都市圏での商店街などでは、まだその役割を充分に果たしているところが、けっこうあり、今でも活気があります。
しかし地方都市での商店街としての役割は終焉を迎えているのですから、そこでがんばっていくためには個店のがんばり、ニッチさ、オンリーワン、そういった個性がない限りは淘汰されていくのが、歴史の流れではないでしょうか。
いくらその流れに逆らうようにイベントなどを行っても、その場限りでしかありません

従って、これからもそこで商店街としてやっていこうとするのであれば、自分たちがこれからの社会にどのように役立っていかなくてはならないのか、ということから考え直さなくてはなりません。
そのコンセプトをつかまないで、闇雲に残そうと考えても残ってはいけない気がします。

これから商店街はどうすればいいのか、回り道だと思いますが、物販だけに頼らない“何か”をまず模索することから始めた方が、結局早く結論に達することができるのではないでしょうか。
そう思いませんか。

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お花見をしようよ

2011-04-07 08:45:46 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

わが家のそばに小さな川があって、対岸に桜が十数本植えられています。
その桜がやっと三分咲きぐらいに、花がピンク色になっています。

今年は昨年に比べるとけっこう遅い開花になりましたが、やっと春がやってきた感じです。
しかしこんなところにも自粛ムードがあり、例年ですと桜の木にたくさんの提灯が吊るされ、夜になると灯ったものですが、節電か自粛か分りませんが、今年は提灯さえありません。

昨日あるニュースを見ていたら、東北の酒屋さんが言ってました。
「お花見が自粛で行われないのは、私たちにとっては二重の痛手です。ぜひお花見をしてお酒も消費してほしい」
その通りですね。

下手な自粛は経済をさらに圧迫します。
消費できるものは消費しましょう。東北の経済状況を上向きさせるものであれば、率先して消費するべきではないでしょうか。
それも私たちができることのひとつではあります。

何でもかんでも自粛というのは、やめましょう。
本当に自粛しなければならないこともありますが、ただ体裁だけで自粛しているようなところもけっこうあります。
あそこが自粛しているから自分たちも。そんな横並び意識が強い日本人ですが、それならみんなで盛り上げるという積極的な横並び意識でやっていく方がいいと思いませんか。


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にぎやか感も演出したい

2011-04-06 08:57:48 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

さて、昨日の続きです。

みなさんは京都の錦市場をご存知ですよね。“京都の台所”と言われている有名な商店街です。
あそこは行ってみた人はお判りだと思いますが、道幅が狭く、行き交う人も肩をぶつけあいながらでないと歩けないほどです。
ものすごくごちゃごちゃしている感じですね。

私のふるさとにも、家から数百メートル離れたところに七曲がり市場というところがあって、よくそこへ母の買物に連れられていきました。
そこも道幅が狭く、店がごちゃごちゃと集まっています。

しかし市場というものはそういった何か分らないけれど、整然と店が並んでいるよりも、ごちゃごちゃとしたところがあった方が活気が出るんですね。さらにそこは道=路地が本当に小さな敷地なのに、七曲がりも8曲がりもしているようなちょっとした迷路のように路地が入り組んでいて、子供心にも楽しい雰囲気がありました。

商店街というものはそういった“ごちゃごちゃ感”があった方がいいんですね。

ひるがえって、日曜日に行ってきた市内の商店街はお客様もほとんどいないせいか、また店頭に出ている商品もあまりなく、全然ごちゃごちゃ感がないんですね。
もっとごちゃごちゃしたにぎやかさを演出した方がいいなとも思いました。


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