言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか <5>

2011-04-05 10:05:45 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
今日は2度目の投稿です。

このカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第5回目です。

5.文章力を、身につけるためにどうするか

文章力については、ある程度、生まれつき備わっている能力が必要なことはしょうがないことです。
それでは、文章力のない人が、どのようにして文章力を身につけていくことができるのか。

それは、<<ひたすら、書きまくること>>です。

やっぱりそれでしょうね。まずはそれしかありません。とにかく書いてみないことには始まらない。
じゃあ何を書くのか。
・自分が思っていること。
・自分が見たこと。
・誰かが、言っていたこと。
どんなことでもいい、書いてみる。ずっと続けていくと、見えてくるものがあるはずです。
それは、<自分が生きていくために、これだけは守りたい、これだけは譲れない、等という、自分がこれから生きていくための信念>です。(ちょっとカッコ良すぎか)

硬い言葉で言えば、人生哲学ですね。人生に対する自分の考え方。自分の生き方。
そんなものが、書き続けていくうちに、漠然と自分の文章の中に現れてくる。それを発見できたら、OKです。
自分自身の人生哲学を持つことによって、自分の書くコピーが本物になります。本物だから、説得力があります。これが、本物のコピーライターへの第1歩です。

人を説得できる文章を書くこと。
そのために一番に必要なことは、<本当に自分がそう思っているということ>を書く。それが一番大切なことではないでしょうか。
嘘の言葉では、人を説得することはできません。どんなに、きれいで上手であっても、人はあなたのコピーを信じてはくれないでしょう。

とにかく、まず最初は、文章を書きまくることから始めましょう
最初の頃は書きっぱなしでいいんです。最初の頃は、いったい自分は何を言いたいんだろう、と疑問に思っても、ペン(もしくはキーボードを操る指)は、自分の思っている方向とは違う方向にどんどん曲がっていくということがたびたび、というか、ほとんどいつも違う方向に行ってしまう。でもいいんです。それでも、書くのをやめないで、ペンの思う方向にやらせておきます

どんどん書いていきましょう。
今僕は、キーボードと書きましたが、本当は鉛筆を使って、ノートに書く方がいいのです。ノートに自分の手で実際に書いていると、自分の文体というものができてくるからです。それに、どんどん鉛筆が自分の思考を追いかけて、ノートに書きなぐっていくので、思考が途切れることがありません。

しかし、最初からキーボードを使って、ディスプレイに文章を綴っていると、すぐに自分の考えたことが活字となって現れてくるので、その度にディスプレイに目をやり、思考が中断してしまいます。(ブラインドタッチが堪能であればいいでしょうが)

鉛筆は3B~5Bぐらいの、柔らかいもので、削ったのを5~7本ぐらい、いつも準備しておくといいでしょう。

僕は今でも、まず最初は、紙に、太い鉛筆で思ったことを書き連ねていきます。
(紙がもったいないので、コピーしてから用済みになった用紙の裏を使っています。これが結構たまるんです。紙の大きさは、B4やA3で、キャッチをたくさん考えるときや、ボディコピーを書くときに使い、ファックスの通知用紙(このメッセージは送れませんでしたとか、まとめて数件に送った後に出てくる用紙等です)は、短いコピーを考えるときとか、外注業者宛のファックス用紙にして、裏に用件を書いて送ります。クライアントには正規のファックス用紙を使っていますよ、もちろん。

話が逸れました。
まずペン、それも鉛筆で、できたら書くということ。これはとても大切なことだと僕は思っています。キーボードでは、その中からピックアップしたものを、ディスプレイに表示させて、そのコピーが活字になった場合の感じを見ます。

そうなんです。紙に自分の字で書いた文字と、ディスプレイに実際の活字になったものと比べてみると、紙に書かれていたときには良くても、実際に活字になってみると、ちょっと使えそうにないものがよくわかります。

<<まず何でも実際に書いてみること>>
それから実践しましょう。

<6>へつづく。

それでは今日はこれで。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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商店街の人たちの怠慢ぶり

2011-04-05 08:46:52 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

一昨日の商店街散歩の続きになりますが、たまたま行った日は、月1回あるイベントの日でした。
その商店街は長さ200mもない小さな商店街で、真ん中にあるお寺を中心に広がっています。

通りの真ん中に古本屋さんやクッキー、産直野菜などの露店が出て、お寺の門前ではアマチュアバンド(?)がポップスを歌っています。「レット・イット・ビー」や「さくら(独唱)」などが流れていました。

それはいいんですが、中には普段は営業しているのに、その日は閉めている店もあります。日曜日がたまたま定休日なんでしょうが、それにしては足並みが全然揃っていないなあという印象です。
出ている露店も、お客様が少ないせいか、いまいち意気が上がらず、なんだか仲間内でものを買っているような雰囲気。

何のための月一のイベントなんでしょうか。
ただそういったイベントが決められているために出ている、というだけのような感じです。
もちろんたまたま足を運んだところが月一のイベントの日だってことは私も知りませんでした。
だからほとんどの人は知らないといっていいのではないでしょうか。

ほとんどの人が知らないというのは、商店街の人たちの怠慢です。市の広報に載せてもらうなり、地元の新聞に必ず取り上げてもらうように図ったり、商店街の店の前にも、「毎月3日は◯◯◯」と書いたポスター(小学生なんかに描いてもらったものでもいいんです)を貼るなりして、盛り上げる工夫が全然されていないようでした。

さらに道を挟んだ隣りの商店街(組合が違うだけです=お客様にはまったく関係ないこと)との連携もなく、その小さな商店街だけでやっていたって、さびれるだけです。

さらにひどかったのは、その隣りの商店街。
そこは昔は市内で一番にぎやかな中心商店街でしたが、今や半数以上の店がシャッターを閉じた典型的なシャッター通り商店街ですが、今やそれも通り越した限界商店街と言っても過言ではないような、惨憺たる光景をみせています。

人通りもほとんどないといってもいいでしょう。
日曜日のお昼時です。商店街の重鎮のようなどっしりとしたいい体格の年寄りがふたり、連れ立ってそば屋さんに入っていく光景を見ましたが、その人たちの顔つきからは、その商店街が内包している危機感がまるでなかったように感じられました。
もしああいった人たちがまだ支配しているのなら、本当に終わりでしょう。

妻は陶器が好きなので、陶器の店があったら必ず立ち止まって見ているのですが、ある店では店の外に出ている陶器にほこりがたかっていました。いくら特価品だからといって、商品にそれはないでしょう。さらに手に取って見ていると、中から店主らしい人が説明に現れました。しかしその人はまったく普段着に見えるジャンパーを羽織っていました。お客様の前に出る服装じゃないなと思いました。やはり陶器屋さんだったら陶器屋さんらしい、お客様の前に立つ服装をしてもらいたいなと思います。
別によそいきを着ろというのではなく、お客様の前に立つのならやはりこざっぱりとしたそれなりの服装も必要ではないでしょうか。そういったところの自覚もあまりないんですね。

この商店街の話はまだ続きそうですが、今日はこれまでに。

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トイレがない商店街は最悪である

2011-04-04 09:20:20 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日、地元の商店街へ妻と出かけました。
北風が強い日で、真冬が戻ってきたような天気で、4月というのに、マフラーまで巻いていきました。
駐車場に車を止め、いざ商店街へ。
しかし人通りがほとんどありません。

アーケードになっていますが、晴れているときは南を向いた方向に屋根が斜めに開き、洋子魚が入ってくる仕組みになっていましたので、暗さは感じませんでしたが、人通りのない寂しさはどうしようもないものです。
寒い日だったので、すぐにトイレに行きたくなりました。
しかし、ないのです。公衆トイレが。
仕方なく近くのデパートまで足を伸ばし、そこで用を済ませました。

開いている商店を覗きながらどこかに「トイレをご利用ください」というポスターがどこかに貼っていないか見ていきましたが、1軒もありませんでした。
そこは南北に長い商店街で、5、600メートル以上はある商店街で、トイレが一つもないのです。

ここでは高齢者のみなさんに買物しやすいようにとカートを貸し出したり、買物ボランティアをつけたりというサービスを始めていますが、お年寄りはトイレが近いものです。そういったニーズに全然対応していないのはちょっとどうかなと思いませんか。まずはそういったハード面を整備してからのサービスではないでしょうか。

これじゃ高齢者にさえ嫌われてしまうわとあきれました。

公衆トイレがないなら(駐車場にはありましたが)、各個店すべてが「どうぞトイレをお使いください」というポスターを張り、トイレを提供するぐらいなんでもないことだと思います。そうすることで日頃入ってこないお客様も、気兼ねしながらでも、店内まで入ってきてくれるのではないでしょうか。

店内にはどこの量販店でも売っていない商品を展示していれば、それを見てくれます。
そのときは購入まで到らなくても、商品の印象がその人の頭の隅に残ります。
そうすることで、その商品が欲しいとなったら、来てくれることだってあるのです。
地道な努力ですが、商売とはそういうものではないでしょうか。


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住む人が主役の街づくりを

2011-04-03 09:21:31 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は穏やかに晴れて、わりあい温かかったので、車を久しぶりに洗いました。
先日来、雨の中を走ったせいでけっこう泥がついていたからです。

車を洗っていると、隣りのご主人から声をかけられました。
「花粉がすごいでしょう?」
あ、そうか。この泥みたいな汚れには、花粉もたくさんついているんだなと、あらためて思った次第です。
とにかく今が一番飛散量が多いようで、洗車を終えてから目がかゆくてかゆくて、それからは居間のこたつに入ったきり、動くのもおっくうになりました。


さて、ちょっと遅くなりましたが、先月の29日行われたサッカーの日本代表とJリーグ選抜とのゲーム。やはりキングカズはキングカズなんだなあと、あらためて思い知らされた芸術的なシュートを見せてくれましたね。
このゲームで入った得点はすべて力任せのシュートではなく、計算され尽くした技術のいるシュートでしたね。
ある意味日本のサッカーの成長を見せられたシュートでした。

被災地でもパブリックビューイングで見ていた人がたくさんいたようですが、きっと希望を与えてくれたものと信じています。
それにしてもサッカー界は一丸となって支援をしているのに、プロ野球界の支援はどうしても裏に儲けようという気が見えてくるんですが、あなたはどう感じますか。
ドタバタで結局セリーグも開催日を遅らせましたが、何か儲け第一主義が蔓延っているように感じ、さらに応援するのが嫌になってきました。

選手個々では真剣に支援をと考えてやっているのに、上層部はまず儲けが第一というような感じです。
今年のリーグ戦で出た利益の半分は、すべて寄付するというような、大きい度量をどうして持ち合わせていないんでしょうか。
まだ成人にも達していない(今年9月で成人)ゴルフの石川遼選手だって、今年の賞金はすべて寄付するという表明をしています。


復興への道のりは長く厳しいものではありますが、住んでいた人たちが中心となって、新しい、津波に強い街づくりを推進していただき、それを政府が支援するという形で、素晴らしい町を築いてほしいなと思います。決して政府主導ではなく、住む人たちが主役の街にしてほしいなと思います。

こんなことを言っては申し訳ないのですが、津波に押し流された跡をニュース映像で見ると、戦後の空襲の焼け跡の映像がだぶりました。しかし人々は、日本人はその後20年、30年で一時は世界一の経済大国になりました。
そのバイタリティを持ってすれば、きっとまた復活できるものと思います。




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個店のがんばりに期待

2011-04-02 09:15:12 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は、のびのびになっていた桐生商工会議所のAさんに、以前紹介していただいたお礼と今後のことについて話すためにやっと行ってきました。
地震のあった翌週に行くことにしていたのですが、ガソリンの不足騒ぎなどで、のびのびになっていたのが、やっと昨日行くことができました。

4月1日であり、統一地方選挙も始まったので、忙しいかなとは思ったのですが、会うことができました。
以前まだ広告会社に勤めていたときにお世話になったWさんやIさんにもご挨拶できました。
Wさんは今年定年でいったん退くことになっていたのですが、少し延長してまた勤めるそうで、顔なじみの人がまだがんばっているということは、とても励みになります。

その前に、山手にある顔なじみのお店に寄ったのですが、その付近の家々の瓦屋根がたくさんずれたり、瓦が落ちたりしていました。中には青いビニールシートがかかった家もあり、この付近は揺れがひどかったのだなあと、あらためて地震の恐ろしさに身が縮みました。桐生のある地点ではそのとき震度6弱だったということがこれで納得できました。

今月から前橋の商店街を重点的に回り、つぶさにその実態をつかみ、何らかの提案をしたいなと考えています。
また今月から太田商工会議所の依頼で、週1回市内の個店を回り、お客様目線で経営改善のアドバイスをすることになりました。

いくら商店街そのものがイベントなどでがんばってみても、最終的には個店そのものの魅力がなくてはお客様は顧客にはなりません
個店を光らせるために精いっぱいがんばろうと思います。

大震災の被災者のためにいったいわれわれは何ができるだろうかということがいろいろ言われていますが、個店ががんばることで経済が活性化し、税金をたくさん納めることで貢献するということもできるのです。
だからまず自分自身の店をしっかりと運営することも、みんなのためになるのだと思います。

あきらめない気持ちを大切に、がんばっていきましょう。


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涙目から始まった出向生活

2011-04-01 09:35:05 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

まずニュースです!

とうとう花粉症に効く成分が見つかったと、日本杉の子研究会から発表されました。
杉を愛してやまない人たちで作られた任意団体、日本杉の子研究会では、
毎年人々を悩ます杉花粉に対して、何とかしないと杉はどんどん嫌われ者になっていくという危惧の念から、
花粉症に効く成分の研究を薬品会社に依頼していましたが、
この度やっとその成分が抽出されたという発表を行いました。
それは杉の葉から抽出されたものだそうです。
原因は、元から探ればすぐに見つかるということでしょうか。
               (USO共同 2011年4月1日)

というような発表はないものかなって、真剣に思っています。
(もちろん上記はエイプリル・フールです。お許しください。日本杉の子研究会などという団体は私の創造です。もし本当に存在していたら許してください)

(以下は本当の話です)
今一番花粉症がひどい時期です。
目のかゆみと鼻づまり、鼻水、どれをとってもいやなものばかりだけでなく、特に目のかゆみはとても神経がいらだち、何も考えられなくなります。
早く過ぎ去ってほしい季節です。

涙目で思い出しましたが、私がまだ広告制作会社に勤めていたときのことです。
ある日販売促進を担当しているホームセンターにいつものように出かけ、担当者と打合せをして帰途につきました。
しばらく車で走っていると後ろからライトをパッシングしながら近づいてくる車があります。
なんだか私に向かって止まれと合図しているようなのです。
運転者の顔をバックミラーで見ると、何とそれはそのホームセンターの社長です。
とっさに頭に浮かんだのは、「チラシで何か大きなミスをやったのか!」でしたが、思い当たることはありません。

路肩に車を止め、おそるおそる社長の方に行くと、「藤田君、ちょっと話がある。本部に戻ってくれ」と言うではありませんか。
そして本部に戻り、初めて社長室に入りました。
フカフカのじゅうたんの感触を今でも覚えています。

「うちもそろそろ本格的に販売促進部を作らなくてはいけない時期に来ている。それで相談だが、藤田君、出向で1年来てくれるか。販売促進部を作ってほしいんだ」
そうして私は双方の社長同士の話で、1年間の出向が決まってしまいました。

出勤一日目の日のことでした。
その年は今年以上に花粉が多く、また早くから飛んでいました。
忘れもしない2月21日です。
朝礼の後社長から私の紹介がありました。その紹介の後最後に社長が言いました。
「藤田君も我が社に来てものすごく喜んでいるようだ。ほらうれし泣きしてるだろう」
もちろんその涙は杉花粉のせいです。
全員が大笑いです。
そうして私の出向が始まりました。

そうした小売店に出向したことが、今の私にとても役に立っています。
時々は売場にも立ち、お客様の相手をしました。
その経験が今の「消費者目線のマーケティング」という言葉をもたらした原点です。

商品はいくら売場にあっても、それが消費者の役に立たなくてはどうしようもない。
消費者が望む商品を売り場に置かなくてはいけないということが、肌で感じることができた1年間でした。
ですから販売促進も、やはり消費者の立場に立ったものでなければ、受け入れてもらえないということです。


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