言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「父の日」の商品他

2011-06-19 10:22:36 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今日は、最近ますます影の薄い(?)父の日ですね。

以前何度も、父の日向けの商品戦略がなっていない、という批判をしてきました。
それを前提に今年も様々は父の日用商品、プロモーションを見てきました。

新し目では、ジューンブライドの花嫁が、この日は父にありがとうって言いやすい、とか何とか(すみません、はっきりと記憶していないので)というナレーションが入るCMもありました。
しかしブライダル業界では、ジューン・ブライドとは言われながら、6月の結婚式は現実的には少ないそうですね。
雨の日が多いので、避ける傾向があるみたいです。

だから「ジューンブライド」って盛んにはやし立てて、6月の結婚式を増やそうとしているのかな、って思いました。
それもひとつの販売促進案としては定番の「何々の日」シリーズというか、バレンタインデーなんかと同じ目論みですよね。
実際にはでもあまり成功していないで、言葉だけがいまだに残っているということですか。

さてちょっと話がそれましたが、父の日用の商品の話です。

最近はチラシなどを見ても、やっと、やっとですね、ダサイ甚平等は幅を利かさないようになってきました。
それでもつまらないデザインのーーというより、あたりさわりのないデザインとでも言えばいいかなーーネクタイやポロシャツはまだ幅を利かせています。

バイヤーは完全に、「父」の好む商品のマーチャンダイジングを見失っているようです。

先日テレビを見ていたら、「ペケポン」(CX系毎週金曜日19時)で6月の売れ筋商品を当てるというゲームがあり、興味深く見ていました。
そこでは、今乗りにのっている「ピース」の綾部さんが、「父の日」に絞って、ネクタイなどを選んでいましたがことごとく失敗していました。

たとえば「父の日」にネクタイをと、販売する側は提案しているんですが、ネクタイが一番売れる月は12月という統計があるんですね。いくら業界がやっきになっても、売れないものは売れないんです。よほどのインパクトのある出来事がない限りは。逆に今年はスーパークールビズが叫ばれているので、さらにネクタイは逆風なんですね。

ネクタイに限らず、ベルトやシャツといった身につけるものはことごとく、いくら「父の日」というメインイベントがあっても、それほど目立った売れ行きを示さないということです。
バイヤーはいい加減に目覚めて、もっと違った「父の日」用の商品を開発するべきでしょうね。
それがもし成功すれば「父の日」に限らず、売れるようになるんですから。

また数年ほど前に、ある流通グループが「父の日は休もう」というようなキャンペーンを、大々的に掲げたことがあります。
私はそのとき、これとは違うブログでしたが、批判しました。
当の流通グループが、果たして率先してそのキャンペーンを実施したのか、ということなんですね。
そのキャンペーンが、なんだか上っ面だけの“ええかっこ”にしか映らなかったのです。
流通業界に勤めていて、休日に休むなんてことをしたら、それこそ上司から怒鳴られます。
大手を振って(かどうかはわかりませんが)休めるのは、冠婚葬祭以外ないですから。

その流通グループだって、全員のお父さんを休ませてしまったら、おそらく業務に支障以上の障害が出ることでしょうからね。
自分たちでは絶対にできないことを、しゃあしゃあと掲げること自体、おかしいんです。
「まず隗より始めよ」という中国のことわざがありますが、自分たちが率先垂範してこそ意義というものが出てきます。
翌年はさすがに自覚したのか、やめてしまいましたが。

もっと切り口の違う提案や商品開発を、バイヤーやマーケティング担当者が企画することを願っています。

それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか

2011-06-17 15:07:05 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


スーパーやホームセンターなどチェーンストで買物をすると、必ず最後はレジに並びます。

最近はセルフレジも増えてきて、そのほうが早くて便利だという人も増えているようです。

セルフレジはチェッカーに商品を当てると、価格を読み取るのは同じですが、読み取った端からすぐにレジ袋に入れられるので、その分時間が節約できるという利点があります。
だからというわけではないのですが、前でもたもたと、まだ慣れていない人がやると、普通のレジよりさらにイラッとするのは、私だけでしょうか。気が短いんですね。

だからほとんどん店では必ず係の人が常駐していて、もたついている人を見つけるとそばまでいって教えています。
これからはこういったレジが増えていくのでしょうね。早くに、もっと慣れておかなくちゃ。

さて今日はセルフレジのことではなくて、レジ係の人がレジ打ちをしているレジのことです。

あなたは、数台稼働しているレジに並ぶときには、どのような判断で並びますか。
一番は人数の少ないところを探しますね。
次の判断材料は、並んでいる人がそれぞれ持っているカゴの中の商品の数ですね。

さてそれではその次の判断材料は?
これからは二つに分かれます。

ひとつはレジを打っている人がベテランで早いかどうかでしょうか。アルバイトの人でも慣れていて、すごく早い人もいるので、胸の標示はあまりあてにはなりません。

それよりもどの人の手つきを見ますね。それで早いか遅いかの判断ができます。

もうひとつは、レジに並んでいる人の年齢ですね。
私はこれも重視します。

人数が少ないので並んでみると、一人お年寄りがいて、他の行列が長いレジよりも結局時間がかかってしまったという経験は誰でもあると思います。
ですからお年寄りが一人でもいる行列は、よほどの差が(人数)あるとき以外は避けます。
あなたもそうでしょうか。


人はこのように、ほとんど一瞬でその判断をします。
(本当はもうひとつ、これはその早さとかには関係ないんですが、縁起のいい数字のところを選びます。というより、「4」と「9」いう数字は嫌います。やはり「5」とか「8」とかの数字のレジを優先させています。あなたはいかがですか?)

これは観察力と推理力のふたつを同時に使って、一瞬に近い時間で判断します。
もたもたしていると、結局どこに並んでも時間がかかったということになってしまいます。

こういった観察力と推理力の働かせ方の基準となるものを教えてくれる本があります。
それが表題の「レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術」です。
さっと読めてしまいますが、いろいろな実験データを元にしていますので、なかなか説得力があります。

あなたも、お客様を観察するときに必要な判断の基準をどこに置いたらいいのか、と考えるときなどに役に立ちそうです。

一度読んでみませんか。
それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

やり過ぎ、盛り過ぎお葬式

2011-06-17 09:53:09 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。



▲2、3日前の夕暮れの雲です。なんだか波乱含みの明日を感じさせる不気味さですね。


最近は年のせいか、お葬式に出る機会が増えてきました。
家族葬にはまだ参加したことはありませんが、仕事がら、社葬や、社葬ではないにしろ、取引先の社長や、社長の家族などが亡くなったときのお葬式に出ることがよくあります。

そこで最近思うのが、葬儀会社による過剰演出も甚だしい、あきれてしまうお葬式も多くなったなあということです。

一番いやなのが、聞いていてあきれてしまう、女性の司会による、思い入れたっぷりの司会ぶり。
もう聞いていて嫌になってしまうほど、これでもか、これでも、これでもあなたは泣かないのかというような、ナレーションのような、それも下手くそなナレーションのような、言い方。
自分に酔っているんでしょうね、ある意味。『ああなんと私はうまい司会をしているなあ』って。

それに加えて過剰な演出

たとえば下記のような、実際にでくわしたことのあるお葬式があります。

それは取引先会社の社長のお母さんのお葬式でした。
社長が喪主なので、取引のある会社の担当者がたくさん弔問に来ます。
しかし、そのお葬式では、一連の読経の後、亡くなった方のビデオを長々と見せられたのです。
まさに見せられたというような感じです。

しかしそこに出席しているほとんどの人は、亡くなられた方とは面識がありません。
面識があるのは社長や担当者だけです。
そこに関係のないビデオを見せられても、感慨は全然わきません。

こういうものは、家族や親戚など亡くなった方の関係者だけが集まる、お清めの会のときにやるものではないでしょうか。
それぐらいは弁えないと、これからの葬儀会社も駄目なんじゃないかなって思います。

今や葬儀の形も千差万別ですが、予算を多くとろうとする上記のような過剰な演出も、まだまかり通っているようでは、その会社の先も知れているというものです。

これだって、やはり相手のことを考え、一番ふさわしい見送りの儀式は何だろうか、それを自分のこととしてとらえ、自分がしてほしい、また自分にしてほしくないことは何かを、充分に考慮した見送りの儀式をクライアントに提案したいものです。

身内が亡くなった茫然自失状態のクライアントにつけ込んだ、過剰な演出企画は慎みたいものです。
お葬式だって、消費者目線で企画しなければ、共感を得ることはできません。

それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

キャッチコピーの勝利

2011-06-16 08:35:17 | キャッチコピー
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


さて、今日は実際にあった事例を元に書いてみます。



▲この写真、『宝物探し』というPOPがつけられていますが、中身は半端物です。
売れ残ったり、セットはずれのものが入っています。
でもタイトルが「宝物探し」

残り物でもこのように、お客様に楽しくお買い物をしていただこう、という茶目っ気が溢れています。

お客様も、売れ残りで安くなったものに手を出すという、ちょっとした気兼ねなく、このコーナーの商品に手を出すことができるし、店側も売れ残りを処分できるという一石二鳥のPOPであり、売り方です。

お客様に買っていただくちょっとした賢い知恵、というところです。
普通なら「期限間近、鮮度管理のため、廃番商品のため、季節外れ………」というようなPOP内容で、いかにも残り物として処分しようとしますが、ここではまさにことわざ通りの「残り物には福がある」という販売方法をとっています。

言葉の使い方ひとつで、お客様に喜んで買ってもらえるようになる、といういいお手本です。

あなたも、残りもの、半端物でも、このように工夫した、お客様に喜んで買っていただくことができるPOPを考えるようにしましょう。

喜んで買っていただく工夫を考えること自体、けっこう楽しいでしょう?

それでは今日はこれで。
これから太田商工会議所へ向かいます。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

ある料亭の再生物語 <第1部>(その3)

2011-06-15 10:32:21 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある料亭の再生物語 <第1部>(その3)」


ふだんから寡黙な板長であったが、この時ばかりは日頃から思っていることがあったのだろう、
スムーズに意見が出てきた。

「自分は千樹に小僧から奉公させてもらって今の自分があります。暴れん坊のどうしようもないガキの自分を引き取ってもらって、ここまで育ててもらった恩は、まだ返せてはいません。自分は千樹あっての自分です。営業を続けると言うのなら、残ります。最後まで奉公させていただきます。出ていくなんて考えたことはないです。
実際何度か東京の有名な料亭やホテルなどから誘いを受けたことはありました。今まで黙っていてすみません。
心が揺れた誘いもあり、悩んだことも何回かあります。でも今ここにこうして自分はいます。これからも自分はここにいます。どんなことがあっても」
その言葉を聞いた女将の目からは涙が光るのが見えた。
もちろん社長の目にも確かに涙があった。
「しかしこんな状態では、逆に自分のような古臭い者が居座っていては悪いという気もしないことはありません。自分のような者がいるから何か新しいこともできないんじゃないかと思うときもあります」
「いや、板長、絶対にそんなことはない。板長の腕があるから、今までこんな時代になっても千樹が保ってこれたんだ」
社長が板長にいたわりの目を向けて言った。

「あ、ありがとうございます、社長。でもこんな自分には何のアイデアもありません。もっと若い奴の意見を聞いてやってください」
「そうか、ありがとう。じゃあ他の人にも聞いていこう。鬼頭さん、どうだ」
大番頭の鬼頭は、とつとつと話し始めた。
「ここでは一番古いわたしは、以前の栄えた時分の千樹がただ懐かしいだけで、もしここがなくなるんでしたら、そっと隠居になるつもりでいます。幸い二人の娘もとうの昔に嫁いでおりますし、なんの憂いもありませんから。後はみなさんで話し合ってください。私はみなさんの意見に従いますので」
「そんな悟ったような言い方をする歳でもまだないだろう、鬼頭さん」と社長がまだ頑張れるだろうというように諭した。

「いえ、ホントにもう私なんか、時代遅れの見本のような者で」
「馬鹿なことを言うな。まだ頼りにしてるんだ、おれは」
「もうそんな話はおしまいにしてください。これからは前を向いた話がしたいわ」
女将さんが、もうそんな話はごめんだというように口を開いた。

「どう順番に言ってください。みんな、今言いたいこといわないと、後からあれこれ言っても知らないから。内田さん」
名前を言われた中居頭の内田さんはしばらくうつむいていたが、おもむろに話しだした。
「私は中居頭といってもパートですからあまり経営のどうのこうのって言える立場じゃないですけど、次いでだから言っちゃいます。私、前から思ってるんですけど、今までのお客さん、こんなこと言っちゃ悪いですけど、あまり好きなお客さんは、たくさんいません。どちらかと言うと嫌いな方が多いぐらいです」

その言葉を聞いても女将さんは驚かなかった。
「だってみんな偉そうにしてるだけで、それってみんなお金がたまたまたくさん持ってるからっていうだけのことでしょ。だいたい偉そうにしている人はそうなんですよね。たまにはそんなこと鼻にかけない勝呂さんみたいなお客さんもいますけど、少ないですよね。それにそんな人に限って会社の景気が悪くなるし………。ですから、私ならそんな人をもう相手にしないで、もっと、なんて言うか、この千樹を愛してくれるお客さんを相手にした方がいいんじゃないかって、そう思います。かといってじゃあどんなことをすればいいか、今すぐにはちょっと何とも言えませんけど。やっぱり働いている私たちも、できたら喜んで働きたいし、そしたらその笑顔がお客さんにも伝っていくんじゃないかしら、そう思うんですけど。すいません、えらそうなこと言って」

「いや、その通りだよ、内田さん。ぼくもうんざりなんだよね、ホントは。何かお金にお辞儀しているみたいで。やっぱりお辞儀はお客さんにしたいよね」
社長も今まで感じていたのか、その言葉に大きく頷いた。

「私も内田さんに大賛成です」と声を出したのは、その内田さんの下で働いている中居の篠原さんだった。


<4>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

異業種をMR

2011-06-15 08:34:54 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。



▲昨日わが家から見た夕景です。雲が多く、その中で夕陽が輝いていたので、思わずデジカメを持って外に出てしまいました。明日の晴を予感させる夕景でした。
風が北風になり、乾燥してきたのか、散歩していてもさわやかな風がむき出しの腕を撫でていきます。
夜になると、時たまピューと窓越しに聴こえる風の音はまるで冬の季節風のような感じでした。

そして今朝、やはり晴れましたが、すぐに雲が多くなってきました。

さて、と。
今日は何の話題にしようかな。

「MBAの称号を取得している人間よりも、屋台のラーメン屋さんから学べることの方が多い。」
これは私がひそかに、そして勝手に尊敬している現日本マクドナルドCEOの原田泳幸さんの本「ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味 (角川oneテーマ21)」の中に書かれている言葉です。

要は、耳学問よりも現場力だ、ということですね。

私自身も感じることですが、どんなに本を読み、どんなにそれが優れていることが書かれてあっても、それを現場に持っていって実践するのは容易なことではありません。しかし、同じことが現場からもたらされたものであれば、すんなりと他の現場にもおさまることの方が多いようです。
もちろん学問や本を否定するわけではありません。
私もどちらかと言うとこちらに近い人間ですから。

しかし現場から上がってきた事柄を元に書かれたものや理論は、もともと実践されたものであるので、しっくりするということはあります。

私もかつては30年以上も、地方の広告業界にどっぷりと浸かってきましたので、それはよく分かります。
また一貫して私が働いてきたのが地方でしたので、中央での広告戦略などを聞かされても、地方ではまったく絵に描いた餅でしかないものたくさんありました。
しかし、クライアントにもたらされる情報は、ほとんどその中央経由です。

地方で行う広告戦略とはギャップがあると説得しても、なかなか受け入れてもらえないことも多くありました。
その割には予算だけはまったく地方でも超僻地のような予算しか出さないのに、中央と同じようなものができるだろうという、要求もけっこうありました。
その度にジレンマがあり、そっちの業界とこっちは違うんだよって、ひそかに悪態をつかざるを得ないようなこともありました。

それは中央への憧れを胸に隠しながらの、寂しい悪態でしかなかったのですが、今から思うと。

なんだか愚痴になってしまいましたね、今日は。
そんなことをいうはずじゃなかったのに、変なことに話がそれていきました。


話を元に戻しましょう。

経営の上部に行けばいくほど、現場をたくさん見てほしいということを本当はいいたかったんです。
さらには自分たちの働く現場以外にも、もちろん同業社の現場、さらにはまったくの異業種の現場も、時間をわざわざとって、見ることが必要です。特に異業種の現場を見ると、そこには思いがけないようなヒントがたくさんあります。そしてそのヒントをヒントとして感じることができるのが、経営に近い人ほど敏感だということです。

チェーンストア業界には『MR』という言葉があります。
マーケット・リサーチ、ですね。要は競合店を見るということです。

たいていのチェーンストアでは、バイヤーや担当者にわざわざ時間をとって、よその店を見にいかせます。そしてどんな発見があったのか報告させます。

しかしたいていのMRではそれでおしまい。ちょっとしたヒントを自分の現場に活かすのがせいぜいですね。
なぜか。それはMRする人間に経営の意識が希薄だからです。経営よりも自分の担当している部門と比較するだけにとどまり、自分よりも優れたことをしていると感じた運営を真似るだけとか、ちょっと自分なりに工夫するとかぐらいです。

しかし部門担当者としてはそれでMRの異議は達成されたと言えます。それでいいんです。
経営者かそれに近い人が、その報告を読んで納得する。それでMRは完結になります。
現場が少し変わるだけ。

トップのMRはそれではいけないでしょう。

同業種、競合店をMRするのは担当者の仕事にして、トップはできるだけ異業種を中心に見るようにしましょう。

異業種を見ることで、思わぬ発見があり、啓発があり、アイデアが湧いてきます。
何も感じないというのなら、それは早く経営者をやめた方がいいでしょう。
できるだけ好奇心を持って、異業種をMRしてください。

それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

限られたスペースで上手に広告

2011-06-14 08:46:33 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲あなたもよくご存知の、全国チェーンのカレー専門店Coco壱番館の、ある支店の店頭に置かれていた看板です。

たくさん文字が書かれています。でもその中でも目立つように
『やっと許可が下りました まかないカレー』という文字が強調されています。
この店だけしかあつかっていないということも強調されています。
『頭のかた~い本部から』
ーー自分たちはお客様のために苦労しました、という、あなたのためにというパーソナル感の強調ですね。
『秋葉原でしか食べられなかったメニューです。』
『東京でしか食べられないなんておかしい!!』

ーー地方ではこの店でしか食べられない、という地域限定性と希少性
『期間限定』
ーー今だけしか食べられないという基本的な日にち限定。(しかしこれは最終日まで入れた方がいいですね)

限られたスペースでこれだけの文字が挿入されていますが、何一つ邪魔をしていません。
妙なバランス感覚。これはプロのデザイナーがレイアウトしたとしか見えません。
バックが黒板のように黒ということも生きていて、その黒板に生徒が書いたというように見せています。

これじゃ注文しないわけにはいかないでしょう!
しかし、しかし、私がこの店に入ったのは『5/20スタート』の前日でした。

惜しかった。
悔し紛れに店を出るときにこの看板、ケイタイでキャッチしてしまいました。
書かれているコピーといい、そのコピーのそれぞれの色といい、超絶と言ってもいい抜群のバランスのとれたレイアウトといい、まさにPOP広告のお手本です。
あなたはこれをそっくり真似をするだけで、一流のPOP広告を店頭に出すことができます。

ちなみにこれは群馬県太田市の店でした。

ひとつだけ残念だったのは、置き方、ですね。
その看板の方向が悪かった。だってこれ、撮影したのはお店の出入り口の真正面からです。
駐車場と道路は前方と左側にあります。そのどちらの方向からも見ることができるようにもっと斜めに置いた方が効果があるでしょう。

あなたのお店で何かスペシャル料理があり、それを広くお知らせする予算がないというときは、このようにお知らせするのが一番いいでしょうね。

今日は、POPに必要な内容がたった一枚の看板にきっちり詰め込まれた素晴らしいサンプルを、あなたにお見せすることができました。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

コピーライターになりたいか <14>

2011-06-13 09:52:24 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第14回目です。

14.ターゲットは、決めつけない

  
販売促進の第一歩は、ターゲットを明確にすることだと教えられます。果たしてそうでしょうか。
この多様化した世界、そんなに単一で括っていいものでしょうか。
  曰く、団塊世代の特徴は……
  曰く、団塊ジュニアの特徴は……
  曰く、女子高生は……
  曰く、曰く、曰く、………………・・・・・・・・
そんなものは、本当はないのです。幻想なんです。
なのに、なぜマーケティングがもてはやされるのか。それは、販売する方に自信がないからです。こんな商品を作ったんだけど、どういう風に販売していいか判らない。だから、マーケティングをしてターゲットを決めたい。
こんなときこそ、マーケティングをすればいいんだと言われますが、それは、ちょっと違います。それは、逃げているんです。

そんなときは、その製品が持っているイチ押しの特徴をアピールするんです。その他にこんな使い道もあります、なんてことは一切うたわない。その他の使い道は、その製品を手にした消費者に決めてもらえばいいんです。消費者が、開発者には思いもつかなかった使い道を教えてくれます。

また、はっきりいって、特徴のない新製品は世の中の役に立たないから、売れません。そんな製品をまかされるコピーライターは、悲劇です。でもそんなときは、それなりにがんばって自分でその製品の特徴を見つける、というか、自分でそれを使う生活を想像するんです。そうしてうまく世に出た製品も中にはあります。(今ここですぐに例をあげるということはできませんが)

何年か前にこんな商品が開発されました。
それは、大便のいやな臭いをなくすという健康食品です。病院の看護士さんや介護する人たちの意見から生まれた商品です。そしてそういったターゲットに向けて販売されました。

売れました。
しかし買った人を調べてみると、びっくりです。若い女性がたくさんいたんですね。病院や老人ホームなんかよりも一般的に薬局でたくさん売れたのです。

なぜか、判りますよね。若い女性だから、あの臭いが嫌だったんですね。特に自分の家でだったら、いいんですけど、会社なんかでは、自分の後にすぐ誰かにトイレに入られると、あのときの臭いが残っていて嫌ですし、他人に自分の便の臭いを残すなんてたえられませんから。

この話なんか、まったくのマーケティングが台なしになったいい例です。
どんなところにニーズがあるか判りません。マーケティングは必要だとは思いますが、頼り過ぎると危険なんです。誰だって、どの世代だって、男だって、女だって、ひとりひとり違います。十人十色っていう諺がそれを物語っています。

そういう割には、人間はいろいろと決めつけたがるんですよね。決めつけないと、マーケティングができないみたいに。じゃなくて、この世の中は、昔から自分の好みの店を作り、そのテイストにあった人が応援してくれているだけのことなんです。ただ、その店が売れるのは、そのテイストに合った人がたくさんいただけのこと。そんなに自慢することでもありません。

言い換えれば、それだけその人の趣味は多数の人と同じだってことです。他人の嗜好と違うことをすれば、支持されないというだけのことなんです。

コピーだって同じことです。
あまり勢い込んで売るターゲットを決めつけないことです。自分の嗜好をフルに働かせて、これは自分なら欲しいなと思うんでしたら、自分に向けて、情報を発信しましょう。

しかしすべての仕事が自分好みではありません。ときには、こんなもの、自分ならいらないと思うものでも、コピーは作らなければなりません。そんなときは、どうするか。そんなときは、その商品の特徴を、それも一番面白い特徴を取り上げて、それをコピーに仕立てるんです。

こんな特徴があります。その特徴に関心のある人は買って下さい、と訴えるわけですね。だってどんなにいい特徴であっても、いらない人にはいい特徴ではないのですから。

わたしは、今まで数えきれないほどコピーを作ってきましたが、ターゲットを決めたことはほとんどありません。相手からレクチャーを受ける際に、特徴はこれこれ、売りたいターゲットはこれこれと必ず言われますが、あまり参考にはしません。

自分ならこれをどう使うか。まず最初にそれを考えます。
そしてシュチェーションを設定します。ドラマの台本を書くように考えます。
しかし、プレゼンには、相手先の要望していたものを1案は用意しておきましょう。
自分の1押し、2押しを1案、2案にして、第3案を先方の要望に沿ったものにしておくのです。
1案か2案がいいということをプレゼンで説得します。それでもやっぱり第3案を先方が選んだとしたら、後の責任は先方にあるのです。

もちろん、それはそれで、もしかしたら売れるかも判りませんしね。それならそれでとてもいいことなんですから。だから第3案もやはり手を抜かずには作っておきたいものです。のちのちの評価にもなりますから。


<15>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

あ、そうそう、下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
クリック→売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

新興出版社の販促策

2011-06-13 09:01:25 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨夜強い雨が降ったようですが、朝になると、もう降っていませんでした。
豪雨が続いた九州には申し訳ないのですが、梅雨なんだからこちらにはもう少し雨がほしい気がします。


さて、先日ある出版社から賞状が贈られてきました。
見ると「審査員特別賞」というものでしたが、記念品は名入りのボールペン1本。

4月頃原稿を送った文庫大賞のものでした。
大賞は文庫で出版されるというもの。
書きためていたショート・ショートが少しあったので、それをまとめてから送りました。

もちろんその賞の意図はよく知っていました。
ある一定の標準に達しているものを探し、一番優秀なものだけ無料で出版し、それ以外のものは有料出版(いわゆる自費出版ですね)するように持っていくというもの。

こういった出版社の自社名を冠した◯◯賞受賞作出版というのは、自費出版を促すためのいわゆる販促策なんですね。
それは充分承知していましたが、審査員特別賞などという賞の名前をもらうと、自分もまんまと自費出版依頼にのってしまいそうな、いい響きですね。

私が知りたかったのは、自分が書いた作品が、果たしてどれほどのものかというその基準というか、評価というか、そういうものがいったいどれほどのものか、なんですね。自費出版するつもりは毛頭ありません。そんな予算もないですしね。

私は今、販促関係のコンサルタントを自身の仕事としていますので、ショート・ショートはあくまで趣味のつもりでいます。
ですから発表はメルマガとブログ(このgooさんの別のブログです。興味のある方は探してください。本名は記していないので、分らないとは思いますが、1週間に1、2度更新しています)で配信しています。
メルマガは毎週月曜日に配信していて、今日の分で187号にもなります。エッチなもの、ホラーなもの、ロマンス、純文学、SF、エンタテインメント、それこそあらゆるジャンルのものを手当り次第という感じで書いています。

つい最近も書きましたが、本は1冊は出版したいなと言う気持ちはすごくあります。それは事実です。
でもその内容はやはり、今の職業に関係したものにしたいと思っています。
先日コメントのほとんど来ない私のこのブログに、貴重なコメントをいただいた「その筋のもの」さん、その節はコメントをありがとうございました。
がんばってみなさんに役立つものを書き続けていきますので、これからもよろしくお願いします。

またその他にも、これを読んでいただいている100人ほどの数少ないコアな読者のみなさん、遠慮なくコメントをください。お待ちしています。こっぴどいご批判は心臓があまり強くないので、めげてしまいますが、それも試練と受け止め前向きに考えていきますので。もちろん励ましなら大歓迎です。


さてと、それはさておいて、上記の新興出版社の販促策の件です。

自費出版したい人はたくさんいますが、実際にその人を探すのは容易なことではありません。
ですから自社名を冠した◯◯賞を勝手に創設して、いろいろな作品を募集するわけです。まあ言ってみればオープン懸賞を兼ねた商品(この場合は自費出版物)探しというところですか。

今、大手の出版社でも事業部を作ったり、別会社を作って、この隠れ自費出版したい人探しをしています。
本がなかなか売れない時代の出版社のできる新しい事業として、みなさん注目しているというわけですね。

この方法は他の職種でもいろいろ利用できそうです。
あなたのお店は会社でも何かできることがあるはずです。
考えてみてはいかがですか。

家の中でトイレに行こうとテレビのそばを横切ったとき、ある鉄工所がそのプレス技術を生かして、せんべい作りを始めたとかいうナレーションを、通りすがりに耳にしました。

それですね。
元から持っている技術を生かして、新しい事業を模索してみることも、この時代は必要ではないでしょうか。

倉庫賃貸会社がその広い倉庫を生かして、野菜のバイオ栽培をしているということも耳にしたこともあります。
考えれば面白いですね。

私にもいろいろなアイデアが仕事柄、クライアントの案件を考えていると、思い浮かぶことがたくさんあります。実際に提案することもありますが、ほとんどはなかなか実践できないものが多いので、アイデアだけをストックしている状況です。

今日は何となく長くなってしまいました。(今日はヒマ?)
それでは今日はこれで終わります。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

「呑龍市」が今月も開催

2011-06-12 09:39:27 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


▲ある日の青空。いつだったか忘れたけど、あまりにもきれいだったので思わずケイタイでキャッチしました。

なかなか上の写真のような青空は、このところお目にかかることができないので、この写真をアップしてみました。今朝も薄曇りというか、朧な晴というか、はっきりしません。

梅雨に入ったといっても、あれから雨といえばわずかしか降ってません。梅雨明けが早いという中期予想ですが、梅雨に早く入ると、なかなか明けないのが過去には多かったよう気がしますが、果たして………。

さて、私が毎週木曜日に店舗改善支援に出向いている太田商工会議所ですが、先月「呑龍市」というイベントを初めて開催し、思いがけない人出で無事成功したということをお伝えしました。
その「呑龍市」ですが、今月も行われることになったそうです。
6月19日(日)です。

最初があまりにも多い人出でしたので、開催を続けるに従ってだんだんと人出が減ってくるのが普通です。
さらにその都度新しい趣向をこらしていかないと、すぐに飽きられてしまいます。そのところの見極めが非常に大切であり、たいへんなところでもありますね。

成功することを祈ってはいますが、これをいかに定期市として定着させていくことができるのか、それはひとえに出店者の皆様の腕にかかっています。

いくら担当者が誘致してがんばったとしても、出品される商品がいつも同じであれば、「市」の目新しさもなくなります。
さらに売り上げが思ったより伸びない状況が続くようになると、出店者そのものもだれてきて、おざなりな商品構成に落ち着いてしまうおそれが充分に感じられます。

それぞれに毎回違った演出でがんばってもらいたいとは思っていますが、なかなか難しいでしょう。

今のところ私が口を出すところでもないので、応援しながらも、ちょっと距離を置いて見守っていきたいなと思っています。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

なんでだろう?

2011-06-11 09:29:28 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


さて今日のテーマは「なんでだろ?」です。

この問いかけをいつも心に秘めている人は、若いなと思いませんか。
なんでだろうという疑問の心があるということは、まだ前に進む気持ちがあるから、疑問が湧いてくるんですね。

それに対して、違うなと思っても、それをそのまま受け入れてしまうということは、まあいいいやという現状肯定で終わらせてしまいます。

現状を肯定した時点で前進がなくなります。
停滞が始まるわけですね。
年齢は関係ありません。
70歳を過ぎても常に「なんでだろう?」という疑問で、問題解決を図ろうとする人の目は輝いています。

それに反して、20代でも、まあいいや、という現状肯定する人にはその未来が見えません。
変に年寄りじみて見えますね。

いつまで経っても、どんなに年をとったとして、常に目の前で起こる現象について、「なんでだろう」という好奇心で向かっていく人になっていたいですね。

また、「なんでだろう」人が、社長やトップグループの中にたくさんいる会社ほど元気です。

あなたの会社はいかがですか。

常に「なんでだろう」という気持ちを忘れずにいたい。
「まあいいか」を追放しましょう。
「まあいいか」は、人の心を萎えさせる言葉です。
自分も萎えて、相手も萎えさせてしまう、怖い言葉ですね。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

総選挙? だって

2011-06-10 09:35:32 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日の話題はこれ。
年甲斐もなく注目してしまった自分が嫌になる。
いやこんな馬鹿な若さを、まだ持っている自分をほめてあげたい(?)。

その話題というのは、あかんべー、じゃなくてAKB。

AKB総選挙が昨日ありましたね。秋元康氏のプロデュース力にはいつも感服していますが、この「総選挙」もまさに、うまい!という漢字、じゃなくて感じですね。
AKBだけじゃなく、SKEも、NMBも、SDNもひっくるめての大騒ぎ。
何かオタク界だけではなく、マスコミもすごい盛り上がりのようでした。

いまだに避難所で過ごしている人たちにとってはどうなんだろうって思うこともあるけど、いやなことはちょっと忘れてばか騒ぎに乗ってみるということも、精神衛生上必要なことではないかなと思いますので。


さて、話は突然はあなたのお店のことになりますが、ここで負けじとあなたの店でも、こんなばか騒ぎに上手に乗っかって、「メニュー争奪戦! 当店メニュー総選挙実施中!」なんてやったら面白いよね。
トップ当選メニューに投票してくれたお客様の中から抽選で、なんとかかんとか。
でっかいプレゼントでも出したら盛り上がるはず。
さらにはトップメニューに輝いたメニュー1週間半額! とか。

単に時流に乗るというのではなく、もっとポジティブに乗っかっていくという姿勢も必要です。
それがお客様にはアクティブに見え、社内的にも会社の積極姿勢が社員を乗せていくということもあります。

何が今マスコミや大衆に注目されているのか、敏感に感じ取る好奇心とでも言うのでしょうか、そうした意識も大事です。
すべてに乗っかれとは言いませんが、乗っかれるものには乗っかった方がポジティブになれます。

もし社内的にもちょっと沈滞気味だなって感じたときには、特にこういった時流に積極的に乗っかってみるということが、社内に活を入れることにもなるのではないでしょうか。

ちなみに、私は2位になってしまった大島優子ちゃんの方がいいなと思っています、年甲斐もなく。
(そんなもん、聞いてないよって? こりゃまた失礼しました! ←古っ!)


昨日はまじめに太田市で店舗支援、してきたのに………。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

営業時間中の改装は自店本位

2011-06-09 09:01:02 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

さて、今日は営業時間内の改装についての苦言です。
(いつも苦言ばかりですが、これもあなたの店や会社が、少しでも良くなってもらいたいからです)


けっこうよく見かける光景なんです。
店の営業時間中に、お客様がショッピングしている中で、棚を直したり、商品の入れ替えをしていることがよくあります。
これはチェーンストアに多いですよね。

特にホームセンターなど、生活用品を多く扱うような店でよく見かけます。
でもそれが、買い物していると、とても邪魔な場合があります。

特に必要な商品が欲しくてそこに立つ場合、たまたまそこをいじられていると、ちょっとばかり頭にきます。(気が短いので、すみません)
声には出しませんが、「どけよ、それが欲しいんだよ」と心の声で怒ります。

まあたいていは、自分の後ろにお客様が立つと、さすがに改装を中止して店員は除けます。
当たり前ですよね。
でも、そうなると、気のいいお客様なんかになると、何か彼等に悪いことをしたなあという気持ちになる人だっています。

自分だってあまりいい気持ちで、その商品を手に取るということはありませんね。

なんなんでしょうね、あれって。
あの営業時間中の小さな改装、何とかならないものですか。
気にしない人ばかりではないと思いますよ。

もしかしたら、何か買うものがあっても、気の小さな人なで、それほど必要でないので、またの機会にと思って、改装中の棚は避けてしまいまうことだって考えられます。
残念ですよね。その棚は、せっかく買い物にみえたお客様に見てもらえないのですから。

見たらひとつぐらいは、何か買ってもらえた商品があったかも分かりません。
お客様にしてみれば、そんなに必要でもない商品だから、買わなくて良かったということになりますが、店側とすれば、商品を1点売りそこなったわけです。

従業員の時間外賃金をなくすために、営業時間中に行ったことが、売上をちょっと減らす結果になりかねません。
そんなのたいした額じゃないと、居直りますか。

まあそれならそれでいいでしょう。
でも真からお客様本位と考えている経営者なら、すぐに改善策を考えることでしょうし、まあそういう人なら最初からそんなことはさせないでしょうね。

そう思いませんか。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

ある料亭の再生物語 <第1部>(その2)

2011-06-08 11:52:37 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)



ある料亭の再生物語 <第1部>(その2)


「会議は踊る」という映画があった。

本題はそっちのけで、晩餐会と舞踏会にうつつを抜かした有名な「ウイーン会議」(ナポレオン亡き後のヨーロッパをどのようにしていくかという会議)という史実を元にした映画だ。
それに似て、この夜の会議も、本題の“これから「千樹」をどのように運営していくか、それとも閉鎖するか”という中心議題はそっちのけで、◯◯ももうすぐやめるんだとか、△△さんも最近は会社の調子が悪いので全然来なくなったとか、そんなうわさ話ばかりで、全然本題に入る気配がなかった。

この様子をしばらくじっと眺めていた女将だったが、今まで考えもしなかった者から、さらに驚きの言葉が、女将の横に座っている人からでた。
「君たち、このままそんな話を続けるのなら、明日から千樹はやめる」
今までいろいろと相談をしても梨のつぶての「うん、うん、そうだね、どうしようか。うん、それがいいね」としか最近は返事が返ってこなかった社長の口からでたのだ。

その場にいた全員が驚いた。あの、最近は毒気もなくなり、女将の陰に隠れてしまった存在感の薄い社長からでた言葉に、その場で思い思いに愚痴を言い合っていた従業員の口が一瞬にして閉じられた。
その中でも一番驚いたのは女将だった。
「あ、この人は!」
女将は、驚きとともに、しかしやはりこの人はただのぼんくら社長ではなかったと感じた。
その次に社長の口からでた言葉にさらに驚かされた。

「本田さん、入ってきてくれるか」と廊下に向かって呼びかけた。
ふすまを開けて入ってきたのは、チャコールグレイに灰白色の細いストライプの入ったスーツ、ノーネクタイ姿の中年の男だった。
「みんなに紹介する。この人は販売促進の企画とか広告関係のコンサルティングを専門にしている本田さんという方だ」
女将は社長の口もとと突然入ってきた男を交互に眺めた。
「黙っていて申し訳ないが、自分や女将さんだけでこの千樹を立て直すのはしんどいというか、もっと畑違いの人に、外から眺めてもらった方が何かうまくいくように思って、女将にも申し訳ないが、しばらく前に一度相談していたんだ。いいタイミングというかどうか判らないが、ちょうど女将も全員を集めて今後のことを相談したいと言われたので、本田さんにも相談して、この場にきてくれるようにお願いしたのだ」
社長はさらに続けた。
「あくまで彼は今はオブザーバーとしてここにいてもらうだけだ。それでだが、これからは少しみんなの意見をまず聞きたい。このまま千樹の経営を続けて行った方がいいか、自分はここをやめてどこかに行きたいとか、率直な考えを言ってほしい。そのことで後からとがめるようなことは絶対にしないから。いいかな。じゃあまず女将はさておいてと、板長から順番に言ってくれ。またこれはと思うアイデアがあったら一緒に言ってくれ。参考にさせてもらうから」


(3)へつづく。
(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
今すぐにアクセスして、登録してください。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

本を出版したいなあ

2011-06-08 09:55:57 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も朝からはっきりしない天候です。
あなたの朝は、どんな朝でしたか。


さて、今日のテーマは………まだ決めていません。

昨日はちょっと調べものがあったので、県立の図書館に行ってきました。

郷土資料の棚を探していたら、何と、以前私がチーフになって作成した『ぐんまの名物商人』という小冊子が棚の中にあったのです。

何かうれしい気がして、自宅にも同じものがあるのに、思わず手に取ってしまいました。
こうして自分が手がけた作品が図書館にあるなんて、ちょっとうれしくなりました。

だからいつか私も、自分の著作物として、1冊でもいいから著し、その本が図書館に収蔵されるようになりたいなと思いました。

以前からいろいろ温めているテーマもあるので、そのうち本格的に書き始めていこうとは考えているところでもあります。

実は以前、東京のある出版社に原稿を送り、刊行可能かどうか問い合わせたことがありました。
そのときの出版社の答えは、内容は、鋭い著者独自の視点もあり面白いということでしたが、これを出版社の経費では出せないとの返事でした。まあ自費出版ならいいよということですね。その見積りまでありました。

まあ、実際のところ、体よく断られたわけです。
自分ではいけると思っていたのですが………。

どなたか出版を引き受けてくれる出版社はないでしょうかね(半ば冗談、半ば本気)。

このブログの内容だって、まとめればちょっとした店舗経営のヒントにはなるとは思うですが、いかがでしょうか。

なんだか今日は売り込みになってしまったなあ――。

それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)