ごっとさんのブログ

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蚊に刺されやすい血液型はあるのか

2023-07-19 10:31:39 | 自然
蚊が活発になる季節となってきましたが、私は昔から蚊に刺されにくい体質のようです。

もちろん全く刺されないわけではありませんが、こどものころも外で遊んでいると従妹がいわゆるやぶ蚊に刺されひどい状態になっても私はほとんど刺されませんでした。

最近でも夏夕方など庭で何かすると、女房はひどく刺されますが私はほとんど刺されないということが度々ありました。世界には約3500種類の蚊がおり、日本国内に分布しているのは約100種類とされています。

そのうち一般的によく見かけるのがアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ、ヤマトヤブカの4種類のようです。主な生息環境には違いがあり、家の中に入って来るのがアカイエカ、民家の周辺や公園、雑木林などで見かけるのがやぶ蚊であるヒトスジシマカとヤマトヤブカです。

都市部の商業施設や地下鉄構内などに現われるのがチカイエカとなっています。いずれも血を吸うのはメスだけで、産卵に必要な栄養を取るためで、オスは雨露や花の蜜などを吸って生きています。

蚊が血を吸う際血が固まるのを防ぐ成分を含んだ唾液を注入しますが、この唾液によってアレルギー反応が起き、猛烈なかゆみを引き起こします。

蚊を誘引する3大要因は「温度」「二酸化炭素」「水分」であり、さらに「足の裏の匂い」「汗のにおい」「顔の皮脂」なども蚊を惹きつける要因になるそうです。どんな人が刺されやすいか、刺されにくいかをめぐってさまざまな「うわさ」がありますがその真偽について検証しています。

まず体温が高い人は刺されやすいというのは、確かなようです。温血動物を吸血する蚊は、体温が高い方が刺されやすいと言えそうです。次に酒を飲むと刺されやすくなるというのは怪しいのかもしれません。

摂取されたアルコールを分解する際に二酸化炭素が作られ、体外に排出されこれが蚊の誘引物質ではあるのですが、それほど多くなることはないと考えられるようです。さてタイトルの血液型については、あまり明確な結果は出ていません。

2004年に64人のボランティアを対象に、ヒトスジシマカがどの血液型の人を多く刺すかを実験しています。その結果刺されたのはO型の人が最も多く、B型、AB型、A型という順番でした。これは海外でも同様な結果が出ているようです。

私はO型ですが明らかに刺されにくいので、この結果は当てにならないのかもしれません。専門家も血液型の違いより、前述の「体温」「二酸化炭素」「水分」の影響の方がより大きく、血液型だけでは決まらないとしています。

その他男性と女性では男性の方が刺されやすく、若者よりも年配の人の方が刺されやすい傾向が出ていますが、明確な差という程ではないようです。結局刺されやすいかどうかは、その人の体質によって決まるのかもしれません。