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大腸ガンはカルシウムで防げることが判明

2025-02-15 10:34:27 | 健康・医療
カルシウムを摂取する最も簡単な方法が牛乳を飲むことですが、私は昔から牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまいました。

これは乳頭不耐性という、含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素の働きが弱いためとされています。それでも何とかカルシウム不足にはなっていないようです。

オックスフォード大学など研究グループは。54万2778人の女性を約16年間追跡して、食生活と大腸ガンの関連を詳細に分析しました。調査では、アルコール摂取がリスクを増加させる一方、カルシウム摂取がリスクを低下させることが確認されました。

また乳製品(牛乳・ヨーグルト)やリボフラビン、マグネシウム、リン、カリウムといったカルシウム関連の栄養素にも予防効果が示されました。特に遺伝的要因を考慮したメンデルランダム化解析では、牛乳摂取が大腸ガンリスクを低下させるという因果関係が示されました。

さらに全粒穀物、果物、食物繊維、葉酸、ビタミンCなどもリスク低減が見られた一方で、赤肉や加工肉の摂取はリスク増加と関連していました。加工肉や赤肉に含まれるヘム鉄や高温調理で生成される発がん性物質が、大腸ガンの原因と考えられています。

カルシウムは腸内で胆汁酸や脂肪酸を結合し、発ガン性を低下させる可能性が指摘されており、今後さらなる研究が期待されます。ただし対象者の多くが中年から高齢の欧州系女性であるため、結果の一般化には注意が必要です。

大腸は食べ物が消化された後の水分を吸収し、便を形成する役割を持っています。この大腸の表面を覆う粘膜からガン細胞が発生し、悪性化して腫瘍となることで進行します。

大腸ガンは、腺腫という良性ポリープが時間をかけてガン化して発生する場合が多いのですが、正常な粘膜から突然ガンが発生する場合もあります。初期の大腸ガンは自覚症状がほとんどないため、検診や検査を受けない限り発見が難しい病気です。

進行するにつれて、血便、便が細くなる、便秘や下痢といった排便習慣の変化、残便感、貧血、腹痛、嘔吐などの症状が現れることもあります。さらに大腸ガンは進行すると、ガン細胞が大腸の壁を超えて、他の臓器やリンパ節に転移することがあるため注意が必要です。

大腸ガンの治療法は、ガンの進行度や患者の健康状態によって異なり、内視鏡手術、外科手術、薬物療法、放射線治療などが選択されます。早期の大腸ガンであれば、内視鏡でガンを完全に切除することが可能で、高い治癒率が期待されます。

早期発見によって予後も大幅に改善するため、予防と検診が非常に重要です。大腸ガンの説明になってしまいましたが、カルシウムの摂取を心掛けたいと思っています。


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