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人類の寿命の上限は何歳なのか

2021-07-11 10:24:39 | その他
「人生百年」という言葉が使わるようになってかなり立ちますが、私はこういう時代は来ないだろうというのが持論です。

これはこのブログ以外でも書いていますが、私の親世代は若いころ戦争による食糧難の時代を生きてきました。こうした「飢餓の状態」が老化を妨げるのではないかというのが基本となっています。

私は団塊の世代ですが、私の子どもたちのころはすでに「飽食の時代」となっており、老化を加速するような状態であり、この世代はそれほど長生きしないだろうというのが私の推測です。

ただし平均寿命は、年寄りの増加よりは若い世代の死亡者の数で決まりますので、医療の進歩により若干は伸び続けると考えています。

現在は抗老化の研究も非常に盛んであり、ハーバード大学は高齢のマウスの視力を回復させた研究結果を発表しています。人間の最大寿命はどこまで伸ばせるのかといった記事が掲載されていました。

ここではフランスのアルル地方の最高齢の女性を取材した模様が掲載されていますが、彼女は1997年に亡くなるまで122歳という記録を作っています。医学や社会の進歩により高齢者の病気が抑えられ、100歳以上の長寿者が急増しています。

国連の推計によると、1990年には約9万5000人、2015年には45万人以上の100歳以上の高齢者が存在しており、2100年には2500万人に達すると予測されています。

110歳の誕生日を超えて生きている人はごく少数ですが、かつては伝説とされた110歳という節目は、当たり前になってきています。日本を見ても110歳以上は2005年の22人から2015年には146人と増加しています。

私はこの110歳の壁が人類の寿命の上限の目安ではないかと考えています。実際110歳以上の人はいるのですが、100歳以上に比べると圧倒的に少なく、このあたりが限界点のような気がしています。

世界の総人口が80億人に迫り、科学によって老化遅延や若返りにに有効な方法が次々と発見されている中で、寿命の潜在的な限界に関する問題が重要なものとして取り組まれています。長寿研究者たちは微妙に異なる多様な見解を抱いており、歴史的は二つの陣営に分かれているようです。

悲観論者は寿命を「ろうそくの芯」のようなものと捉え、その長さの分だけ続くと考えます。楽観論者は寿命は「ゴム紐」のようなもので、どこまでも長く引き伸ばせるものと考えています。

私はろうそく説に賛成ですが、この議論が本当に科学的なものになったのは最近のようです。色々な研究が進んでいるとはいえ、まだ寿命の限界については結論が出ていません。

生物学的な限界が何歳であっても、実際の限界は110歳ぐらいでも問題はないような気がします。


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