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日本各地に生まれるゴーストタウン

2025-02-08 10:34:29 | その他
最近少し離れた田舎の町に行ったところ、平日の昼間でしたが商店街のシャッターはほとんど締まっており、人影もありませんでした。

こんなところにもゴーストタウン化が進んでいるのかとかなり驚きました。実際少子高齢化による人口減少が止まらない日本において、各地で人がいないゴーストタウンが生まれ続けているようです。

例として出ているのが栃木県矢板市ですが、ここはゴーストタウン予備軍と呼ばれているようです。衰退してしまった原因としては、2018年12月にシャープの矢板工場が閉鎖されたことです。

工場で働く人が3100人いました。シャープが来る前は人口2万人台でしたが、それが3万人台となり潤った町でした。

このように一企業が撤退するだけでゴーストタウンになる危険性があり、産業の衰退だけでなく昭和の高度成長期に建てられた住宅地の老朽化や高齢化による住民減少が原因にもなるようです。また經濟破綻した夕張市も有名になっています。

ゴーストタウンと化した夕張市は、かつて炭鉱の町として栄え、最盛期では人口12万人を数えましたが、2005年に炭鉱の閉山が相次ぎ、人口は1万3000人まで減少しました。2006年に財政破綻が明らかになり、債務は約630億円となりました。

2007年からは行政のスリム化、観光などの新産業の模索が進み、2024年には人口は6107人まで減ったものの、残りの負債も約54億円まで減少しています。専門家によるとこれからもゴーストタウンは増え続けるとしています。

人口の減少というのがありますが、もう一つ大きな要素が働く場所で、大きな工場のようにみんながそこで働くという形でしたが、今は日本人のほとんどが第3次産業、つまりサービス業で働いています。サービス業はある程度人が集まっていないと成立しません。

人が集まるという意味では、都心部はゴーストタウン化とは無縁かと思われますが、決してそうではないようです。先の専門家は汐留エリア、湾岸タワマン・晴海フラッグ、代官山・自由が丘の3例を挙げています。

汐留にはカレッタ汐留という有名な商業棟があります、ここを覗くと完全に地方でいうシャッター通り商店街になっています。働いている人が少なくなったというよりも、働いている人がランチタイムに食事に行かなくなったようです。

カレッタ汐留のみならず、都内の大きなビルの地下には大体飲食店がありますが、空き店舗だらけになっています。湾岸のタワマン・晴海フラッグはまた別の理由です。実際住んでいる人が買っているわけではなく、投資をしていて人に貸さず、3年以内に売ってしまう人が続出しています。

つまり実際に住宅として使われているわけでないそうです。この様に日本中にゴーストタウン化は進んでいるようですが、私の居住地はいわゆる湘南区域にありますので、心配することはないようです。


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