難聴や頭痛など「頭蓋骨の歪み」で生じる不調を改善

私は1年ほど前から軽い耳鳴りがあり耳鼻科を受診しましたが、丁寧な聴力検査を受けただけで異常はなく、耳鳴りは治らないといわれて終わっていました。

最近新聞広告で耳鳴りに良い漢方薬というのがあり、購入して飲んでいますが2週間以上たっても改善の兆候はないようです。

一方75歳以上の半数が難聴に悩んでいるといわれ、認知症のハイリスク要因でもあります。歳だからしょうがないと片づけられがちなこの症状ですが、「頭蓋骨の歪み」が原因なことがあるという記事を見ました。

頭蓋骨はひとつの硬い骨ではなく、実は15種23個もの骨から成り立っています。骨同士が連結する部分には「縫合」と呼ばれる隙間があり、何らかの原因によってここが動いて頭蓋骨が歪みます。この歪みが頭痛や視力低下などさまざまな不調を引き起こすようです。

顔を含む頭の骨は動きやすく、頭蓋骨が左右どちらかにずれて骨が圧迫されると、ずれた方の耳の奥の鼓膜や鼓膜で増幅された振動を電気信号に変えて脳に伝える内耳の蝸牛も圧迫を受け、音は聞こえにくくなると考えられます。

頭蓋骨の中でもポイントとなるのが、顔奥の中央に位置する「蝶形骨」です。正面から見ると蝶のような形をしているためこの名がついており、頭蓋骨の多くのパーツをつないでいる重要な骨となっています。

これが左右に傾くなど異常が起きることで、難聴などの不定愁訴をもたらします。この蝶形骨については、耳と接するこめかみやや目のくぼみ、鼻腔などに接しており、ここを正して頭蓋骨全体の歪みを一気に整えることができるようです。

ここで出てきたセルフケアが「耳穴スイッチ」で、指で耳穴からアプローチすることで蝶形骨の歪みを正し、本来の位置に戻す効果があるとしています。

その方法を簡単に紹介します。１．両手の親指の腹を上向きにして耳の奥まで入れ、上方向にゆっくり押し上げます。この時親指は耳奥に垂直に立て、耳の穴を押し広げるようなイメージで10秒キープします。

2．両手の人差し指の腹を前向きにして耳の穴の奥まで入れ、前方向にゆっくり押出しその状態で10秒キープします。3．両手の人差し指の腹を下向きにして耳の穴の奥まで入れ、下方に押し下げる。そのままゆっくり口を10回開け閉めする。

この3パターンの指を使ったセルフケアで、蝶形骨の左右・上下の傾きを治し、奥に入っていれば前方に戻すことができるそうです。そうして耳の聞こえにくさなどの不調が改善されていくとしています。

私もやってみましたが、どうも私の耳の穴が小さいのか指が入らず効果があるのかどうかよくわかりませんでした。

ただこういった方法で頭蓋骨の歪みが治るのであれば、何らかの良い結果が出るかもしれませんので、やってみる価値はあるのかもしれません。