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インフルエンザと新型コロナの重複感染を注意すべきか

2022-09-11 10:42:24 | 健康・医療
新型コロナの第7波はやっと収束の方向が出てきたようです。

知人の医師に聞いたところでは、8月には予約している患者がコロナ感染や濃厚接触者で来院できないという人がかなり多かったのが、9月に入ってからはほとんどおらず、実感として減少したといっていました。

ここにきてインフルエンザと新型コロナの重複感染(フルロナと呼ぶようです)に今後注意すべきという話しが出ています。インフルエンザは過去2年流行はありませんでしたので、私は今年も流行しないと考えています。

コロナが治まっても、日本人はマスクや手洗い、消毒といった感染対策は続きそうですので、これによりインフルエンザは抑えられるのではないかと思っています。

ただ今年はオーストラリアでインフルエンザが流行したようです。オーストラリアもここ2年間インフルエンザは流行しませんでしたが、今年はコロナ前と同じ程度の流行が時期を早めてきたとしています。

イギリスの研究によると、呼吸器系ウイルスの検査が行われた約7000人の新型コロナ感染者のうち、インフルエンザに重複感染していた割合は約3%とされています。まあこの3%程度という頻度で合併を注意するというのはあまり意味が無いような気がしますが、重複感染は実際にあるということです。

この研究ではインフルエンザ以外にも、RSウイルスやアデノウイルスの重複感染も同程度見られており、インフルエンザだけが重複感染するわけではないということに注意が必要としています。

またインフルエンザと新型コロナが重複感染した場合、単独と比べると人工呼吸器を必要とするリスクが4.14倍、院内で死亡するリスクが2.35倍上昇するという報告もあります。

これはインフルエンザウイルスが、新型コロナの侵入口となるACE2受容体の発現を助長するからではないかと考えられています。このため当然ながらワクチン接種を勧めるのですが、最近インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種が了承されています。

私はインフルエンザワクチンを接種したことはないのですが、今回もそのつもりはありません。70年以上生きていれば、その間にほとんどのインフルエンザにはかかっており、既に免疫は出来上がっており感染してもワクチン接種と同じようにすぐ抗体が作られるであろうと考えています。

これは私だけではなく高齢者は同じようなはずですが、多分今年も「特に高齢者」はインフルエンザワクチンの接種を強く推奨するでしょう。

私はこれは無意味な政策と思っていますが、多分今年も本当に必要とする若年層ではなく、高齢者ばかりがインフルエンザワクチンを接種するという現象は続きそうな気がします。


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