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青いお空の そこふかく
海の小石の そのように
夜がくるまで しずんでる
昼のお星は 目にみえぬ
見えぬけれども あるんだよ
見えぬものでも あるんだよ
ちってすがれた たんぽぽの
かわらのすきに だァまって
春のくるまで かくれてる
つよいその根は 目に見えぬ
見えぬけれども あるんだよ
見えぬものでも あるんだよ
金子みすず(1903年4月1日~1930年3月10日)
山口県に生まれ、短い26年の生涯で500余の童謡詩を書き残しました。
その瑞々しい感性が煌く詩篇の中で、最も優しさ・温かさ・深さ・広さを
感じさせる『星とたんぽぽ』。心に染み入る素敵な詩歌です。