kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

金子みすず 『星 と たんぽぽ』

2012年03月10日 | 日記
               

                  青いお空の そこふかく
                  海の小石の そのように
                  夜がくるまで しずんでる
                  昼のお星は 目にみえぬ
                  見えぬけれども あるんだよ
                  見えぬものでも あるんだよ

                  ちってすがれた たんぽぽの
                  かわらのすきに だァまって
                  春のくるまで かくれてる
                  つよいその根は 目に見えぬ
                  見えぬけれども あるんだよ
                  見えぬものでも あるんだよ

    金子みすず(1903年4月1日~1930年3月10日)
   山口県に生まれ、短い26年の生涯で500余の童謡詩を書き残しました。
   その瑞々しい感性が煌く詩篇の中で、最も優しさ・温かさ・深さ・広さを
   感じさせる『星とたんぽぽ』。心に染み入る素敵な詩歌です。
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