kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

スイス・ヴェンゲンの思い出

2011年11月20日 | 日記
          
 北都・札幌にも初雪が降って、いよいよウインタースポーツのシーズンです。
先週はフィギュアスケート大会が開催され、大勢のファンで賑わっていました。
スピードスケートやスキージャンプも、なかなか人気が高いようです。
優雅なフィギュアや豪快なジャンプも良いけれど、kimitsukuが好きなのは…
何と雪上のF1とか白いサーカスと呼ばれる、アルペンスキー競技なのです。
中でもスピード勝負・スリル満点の滑降(ダウンヒル)が一番ですねぇ。
 恐怖心と戦い果敢に勝負に挑む選手たち、時速140kmを超えるスピードで
氷雪上を滑り降りるチャレンジ精神に、ただただ感動します。
 他の競技にも言えるのだが、ひたすら自分の夢に向かって精進する姿勢が
人々に勇気と感動を与えるのでしょう。
          
 今年もFISアルペンスキー・ワールドカップが始まりました。
10月下旬から3月中旬まで世界各地を転戦しながら、真のチャンピオンを
決めてゆく長丁場の競技。ヨーロッパ各国やアメリカ、カナダなどを会場に
繰り広げられるアルペンスキー3種目競技。
日本からも、佐々木明、湯浅直樹、皆川賢太郎が参戦する予定とか。
今年9月に訪れたスイスでも、来年1月11~15日に男子3種目が行われる。
YouTubeでヴェンゲン会場の様子を見たけれど、アイガーやユングフラウを
間近かに臨む絶景のコースだった。
          
 9月のヴェンゲンは色彩豊かな花で美しかったが、真冬は一面の銀世界に
変わることでしょう。急峻なアルプスの山肌に家々が立ち並んだ小さな村を、
オーバーラントの山の上から見下ろしたあの日を、懐かしく思い出しています。
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『過去をもつ愛情』…ナザレ海岸とポルトガル・ファド

2011年11月19日 | 日記
           
 懐かしい映画がTV放映された。1954年製作フランス映画『過去をもつ愛情』。
この映画を初めて観たのは、故郷の現在はもう無い映画館「文化劇場」にて、
確か中学生だった頃。叔父がこの映画館で映写技師をしていたから、入場は
フリーパスだったが、夜間の映画鑑賞には母親の許可が必要。
しかし題名が『過去をもつ愛情』では、ちょっと…ねぇ。
結局、母には友だちの家で試験勉強とか嘘をついて、こっそり観に行った。
 映画は、互いに妻殺し・夫殺しの過去をもつ男女が異郷ポルトガルで出逢い
愛しながらも過去を断ち切れず、別れてゆくストーリー。当時フランスで人気が
あったダニエル・ジュランとフランソワーズ・アルヌールが競演し、フランス映画
らしい繊細な心理描写が記憶に残っていた。
 アメリカの大掛かりな、如何にも制作費を掛けた大型映画を見慣れた眼には、
このフランス映画は、ひどく新鮮に見えた。白黒画面のリスボンやナザレ海岸も
美しかったし、アマリア・ロドリゲスが歌うファド、「暗いはしけ」も印象的だった。
郷愁とも憂愁とも言われる“サウダーデ”は、ポルトガル民族の精神性を現して
いるとか…。ポルトガル・ファド「暗いはしけ」は、その代表曲。
          
 後年2004年10月ポルトガルを旅行し、ナザレを訪れた。高台から見下ろした
ナザレ海岸の光景は、映画『過去をもつ愛情』その侭だった。
同じ南欧でもスペインやイタリアと違って、素朴で鄙びた漁村の雰囲気。
一瞬のうちに、あの白黒画面と「暗いはしけ」が甦り、サウダーデを味わった。
 現在ポルトガルも経済破綻が噂されているようだが、あのナザレでは今日も
黒い重ねスカートの逞しい小母ちゃんたちが、元気に働いていることでしょう。
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幸福の尺度

2011年11月18日 | 日記
          
 若いブータン国王夫妻が国賓として来日し、国会や大学でブータン国家の
『国民総幸福』について述べていた。国民の心理的幸福感などを指標とする
ブータン的幸福論は、懐かしい一昔前の日本を思い起こさせた。質素で謙虚、
家族や地域の絆を大切に、足るを知り、身丈に合った暮らしを幸福と呼ぶ。
 我が親たちの生活を思い返すと、人々の間に貧富の差はあったろうが特に
不満にも思わず、懸命に働き子供たちを育てていた。現在のようにカネ・モノと
眼の色を変えることもなく、家族の健康を喜び、平々凡々と日々を送っていた。
 11月10日に発表された『都道府県別幸福度ランキング』は、家族・健康・安全
・環境・労働などを評価し、総合点を出してランキングしたもの。
自分は幸福と感じている県民ベスト5は、福井・富山・石川・鳥取・佐賀。
いずれも大都市の煩雑とは無縁、如何にも山紫水明の趣ある程良い田舎。
因みに最下位は大阪、東京は38位、北海道は43位とのこと。
 ブータン国民と日本人、ドサンコと福井県民、この意識の相違は何処から
来るのか、何を持って幸福と言うのか。
いいじゃないのぉ~、幸せならばぁ~って歌がありましたね。
さてkimitsukuの場合、幸福の条件とは…
1に健康、2に健康、3、4が無くて5にかなぁ…シツレイ致しました。
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またまた登場 IL DIVO

2011年11月17日 | 日記
           
          親愛なる IL DIVOファンの皆さんへ

 僕たちの新しいアルバム『WICKED GAME』は、気に入って頂けたかな
3年の準備期間をおき、満を持して発表した渾身の12曲。充分に練り上げて
満足できる仕上げになったと、誇りに思っているよ。
 さて今日は日経BP社から出た雑誌、『IL DIVO special』を、紹介しよう。
今回のアルバム収録12曲の解説や、今年6月のジャパンツアー秘話など、
内容盛り沢山で読み応え充分。きっと喜んで貰えるだろうと確信している。
メンバーそれぞれのオフの過ごし方や、これまでの軌跡、グループへの想い、
プライベートな僕たちの一面などを、知って欲しいな。
       
 撮り下ろしポスターの一枚だよ。デヴィッドとウルスのヘアスタイルが 
ちょっと変わったでしょ。デヴィッドはツンツンヘアーの尖がりが無いし、
ウルスは襟足を短くして、40歳のオトナの雰囲気だよね。セブは頬が少し
ふっくらしたかな。休暇中は3人の子供と楽しく過ごしていたそうだ。
変わらないのはカルロス、相変わらずラテン男の魅力を振りまいてイロイロ
忙しかったらしいね。まぁ、そんなところが僕らの近況かな。
 ところで最近IL DIVOファンになった人たちは、織田裕二の映画とテレビで
僕たちを知ったようだね。『Time To Say Goodbye』、いい曲でしょう。
今まで多くの歌手がレコーディングしているけれど、IL DIVOのゴージャスで
ドラマティックヴォーカルも、なかなかのものと自負しているんだ。
 来年は2月7日の南アフリカから、3回目のワールドツアーがスタートする。
日本へは9月以降になりそうだよ。首を長~くして待っていてね

            貴方のIL DIVOより 
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北海道の特養待機者25,694人

2011年11月16日 | 日記
           
 北海道は、特別養護老人ホームに入所を希望しながら、満床のため入所
出来ず待機している高齢者が、25,694人を数えると調査結果をまとめた。
 現在、道内の特養ホームは328ヶ所で入所定員は20,994人。
特養不足は長年、指摘されているが介護保険財政が膨らむため、新設に
慎重な自治体が多く、待機者問題は一向に解決できていない。
 入所を待っている高齢者の38%、9,561人が、在宅で家族の介護を受けて
生活している。家族の介護負担軽減を目的に創設された介護保険だったが、
激増する要介護高齢者に対応が追いつかない現状である。
 介護認定審査会や入所判定会議などに見える高齢者介護問題の実態は、
予想を超える速度で質量とも増大化・重度化しているところにある。
特養は「ついの住処」と呼ばれ、寝たきり状態や認知症の方が最期まで住み
続けることが出来、手厚い医療・介護が効を奏して長生きされることが多い。
当然ベッドは空かず、待機者は長期間待たねばならない。
これからも多額の費用を要する特養ホーム新設は難しく、益々待機者は増え
続けることが予想される。
 一方、在宅介護を担うホームヘルパーも、雇用不安定や低収入のため就業
する人は多くなく、これまた手詰まり状態。従って相も変わらず高齢者介護は
家族頼みとならざるを得ない。
 残念ながら『長命=長寿』と言えないのが厳しい現実。介護費用に限定した
消費税増も必要と思うし、場合によっては無駄な延命治療の見直しなども…。
最期まで自分らしい誇りを持って、潔く生き切りたい。
 今朝の新聞報道を読んで、そんなことを感じたkimitsukuでした。
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やってきました冬将軍

2011年11月15日 | 日記
  
             
 例年になく暖かな日が続いていた札幌にも、遂に初雪の便り。
昨夜21時過ぎ、小さな雪片がチラチラ舞ったが朝にはすっかり消えていた。
観測史上3番目に遅い初雪だったらしい。旭川や釧路では数センチの雪が
積もったそう。今朝のTVニュースには、慌てて冬タイヤに交換する姿が…。
 さぁ、いよいよ冬将軍の来訪のよう。数日前から喪中ハガキが舞い込むし、
行き付けのスーパーには、早くもクリスマスツリーや正月飾りが並び始めた。
一週間後には、札幌大通公園恒例のミュンヘン・クリスマス市も始まる。
少し寒くてもホットワインで温まり、ホワイト・イルミネーションが煌く公園を
散策するのは毎冬の楽しみ。3年前の冬には、本場のクリスマス・マーケットを
観たくて、とうとうヨーロッパまで行ってしまった。
 現在ヨーロッパはギリシャに始まった経済破綻が連鎖的に拡大し、イタリアの
次は…とか喧しいが、逞しいヨーロッパ民族だもの。きっと大丈夫
日本も3月の東日本大震災そして原発事故に傷ついたが、人々の努力で甦り
つつある。ずいぶん時間は掛かるだろうが、日本もきっと大丈夫
冬将軍に負けず、大地にしっかり足を着けて、踏ん張って生きてゆきましょう。
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燃える秋に甦る 思い出の一冊

2011年11月14日 | 日記
        
 『燃える秋』は、五木寛之の小説。かつて真野響子主演で映画化もされて、
ヒロインの新しい生き方が話題になった作品。
小説も映画も未見だが、真っ赤に紅葉した樹木を見るたび『燃える秋』という
言葉が甦る。春の桜や新緑と違い、秋の紅葉が美しい時期は短く、間もなく
迎える終焉を予感させる。そんな危うさ儚さが人の心を惹きつけるのでしょう。
                   
 ところで大昔…花の女子高校生時代に読んだ小説の題名が思い出せず
喉に小骨が引っ掛かっているような、常にもどかしい想いがある。
 大体のストーリーは、ヒロインが女学生の頃、確か兄の友人で万葉集に
詳しい大学生を好きになり、一緒に万葉和歌を紐解いたりしていたが、彼は
徴兵され復員してきた時は、ひどく荒廃した青年になっていて、心待ちしてた
ヒロインを悲しませる…みたいな。恐らく似たようなストーリーの小説は、他に
あるのでしょうが、アレは誰が書いた何と言う小説だったのかしら。
好きな大学生のすぐ傍で、万葉集を開くロマンティックな設定が乙女心を、
捕らえたのでしょうねぇ…。ヒロインが一番好きな和歌と言って、大伴家持の
…春の園 紅匂う 桃の花 下照る道に いで立つ乙女…を、読み上げると
憧れの彼が自分もこの歌が好きと言ってくれて…
 もう半世紀以上も前の記憶が、今も脳裏にチラついて落ち着かない秋の
夕暮れであります。

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『ベニスに死す』 トーマス・マンとルキーノ・ヴィスコンティ

2011年11月13日 | 日記
      
 薄紅色の朝靄の中、一隻の蒸気船が静かに水面を進んでくる。
映画『ベニスに死す』は、この絵画のように美しい印象的な冒頭シーンから
引き込まれてしまう。次いでアッシェンバッハが初めてタッジオを見掛ける
ホテルの豪奢なロビーや、エレベーターでタッジオと乗り合わせるシーンなど、
T・マンの原作ではどう書かれているのか、比較しながら読んでみた。
 それまでも、没落してゆく貴族階級を好んで取り上げたR・ヴィスコンティが
拘った「滅びの美」が、この映画にも色濃く感じられる。原作に忠実な描写と
ヴィスコンティ独自の画面作りが見事にマッチして、この美しい滅びの美学が
奏でられている。
      
 映画では今ひとつ分からなかったアッシェンバッハの人間性や、友人との
芸術論が原作を読んで、「そういうことだったのか…」と、よく理解できた。
 ラストシーンでタッジオが友だちと諍いを起こし、砂に顔を押さえ付けられる
場面があったが、一緒に過ごした夏の間、隷属的な立場におかれていた友の
怒りの行為だったとは…、原作を読んで初めて知った。仲良く海浜を散歩して
いたヤシューと呼ばれる身体の大きな友が、別離を前に鬱憤晴らしの暴力を
振るったのだった。引き止めるヤシューを振り払って海に入ってゆくタッジオを
心配そうに見ているアッシェンバッハ。ふとアッシェンバッハの方を振り返り、
左手で彼方を指し示すポーズを取るタッジオ。柔らかな陽光で海は黄金色に
煌き、逆光を浴びたタッジオがアッシェンバッハの往くべき方向を示唆する。
この幻想的なラストシーンで映画は終わる。
 原作から引用すると、「アッシェンバッハは、蒼白い愛らしい魂の導き手が
向こうから自分に微笑みかけ、合図をしているような気がした。少年が遠くの
方向を指し示して、約束に満ちた際限のない世界の中へ、自分を導きながら
漂って行くような気がした」。
 T・マンも、R・ヴィスコンティも、『美しい悲劇の物語』と称した小説と映画は、
今なお多くの人々を魅了し続けている。
美しいもの、稀有なもの、滅びゆくものへの哀歌なのかも知れないと、これら
ふたつに共通する作者の意図を感じている。

   
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落葉松

2011年11月12日 | 日記
            
                落 葉 松

                               詩:野上 彰

          落葉松の 秋の雨に  私の手が濡れる
          落葉松の 夜の雨に  私の心が濡れる

          落葉松の 夜の雨に  私の心が濡れる          
          落葉松の 陽のある雨に  私の思い出が濡れる
          落葉松の 小鳥の雨に  私の乾いた眼が濡れる
          私の乾いた眼が濡れる  眼が濡れる

          落葉松の 秋の雨に  私の手が濡れる
          落葉松の 夜の雨に  私の心が濡れる


  ほんの数行の短い詩なのに、妙にジーンと心の奥深く沁み込んでくる。
 秋の、そこはかとない寂寥感をこれ程ぴったり表現した文章は他に知らない。
 印象的な美しいフレーズで、過ぎ行く季節(いま)を惜しむかのような…。
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戦力外通告

2011年11月11日 | 日記
         
 球界はストーブリーグ突入、早くも来シーズンに向けて構想を練っている。
我が日ハムも梨田監督が去り、栗山英樹氏が新監督に就任した。今まで
評論家として外側から見ていた選手たちを上手くリードして、日ハムらしい
カラーを大事に楽しい野球を魅せて欲しい。
 いっぽう選手たちにとっては、この1年間の成績を査定される季節。
怪我や故障で活躍できなかった選手、成績を残せなかった選手は容赦なく
戦力外通告を受ける。日ハムでは、オビスポ投手やダース投手が来年の
契約を結ばないと通告された。う~ん、厳しい世界だわねぇ。
もう我がチームには必要ない、クビだと評価されたってことですよね。横浜に
移籍した稲田選手やオリックスの坪井選手なども、対象になったみたい。
 しかし、『戦力外通告』って冷たい言葉ですね。『自由契約』も、どうかなと
思うけれども…。この厳しいご時勢、華やかに見えるスポーツ選手も冷たい
秋風が身に凍みることでしょうね。
      
 閑話休題、我が夫婦は今日が49回目の結婚記念日。
49年… 思えば長い間よく持ったものだ… お互い正直な感想…
まぁ此処まで来たら、もう〇サ〇縁かもネ…
 老化防止効果があるとか何とか言うで乾杯しながら、『戦力外通告』を
されないよう気をつけなくちゃ…と、秘かに思うkimitsukuでありましたとサ。
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