J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

猿橋(山梨県)

2009年08月15日 | 見学様々(屋内・屋外)
この猿橋と平行するように、県道505号線、国道20号線の2本の「新猿橋」が架けられ
特に20号線は自動車の交通量も多く立派な橋になっています。
国道20号登り線「新猿橋西」信号の交差点を左折して県道505号線に入り50mも行き
右斜めの脇道に入れば、橋のたもとに出る。


             
             猿橋から下流側の眺め。中央に見えるのは、東京電力八ツ沢発電所の第一号水路橋
            (明治45年完成、鉄筋コンクリート)。上部に写っているのは国道20号線新猿橋、水路橋
             の流れは右から左。


徳島県「祖谷のかずら橋」山口県「錦帯橋」と並ぶ日本三大奇矯の一つ。
昭和7年には国の名勝指定を受けています。
この猿橋の歴史は古い、しかし文献上に出てくるのは1676年(延宝4年)で
この時、掛け替えが行われたようです。




今の橋は、昭和59年架け替え工事で、新しくなった。
現在の橋は肘木部をH型鋼を埋めその周りを木で覆い昔の面影を残している。
全長30.9m、幅3.3m、高さ約30m

この橋は、刎橋(はねばし)と言われ、川の幅が狭く橋脚をたてることが難しいため
両岸の岩盤に穴を開けそこへ刎ね木を斜めに差込み、それを幾段か積み上げて延ばし
その上に上部構造を組み上げた物で、現存する物ではこの猿橋だけのようです。

下を流れる川は「桂川」この川沿いは「桂川渓谷」となり秋の紅葉シーズンはすばらしい
景色が展開される。この川はやがて相模湖に下り相模川となります。


                
      八ツ沢発電所水路橋は第一から第四まで有り、現在も水路橋は現役で活躍していて、上流の
      「駒橋発電所」で使用した水流をこの「一号水路橋」に流し更に第2、第3、第4水路を通り
       「八ツ沢発電所」に流し更に下流に流し発電して居ます。現在第一号水路、第三号水路が
       国登録有形文化財と成って居るようです。
       この「駒橋発電所」「八ツ沢発電所」は日本で初めての水力発電所で、明治39年~45年頃
       日本の土木建築などの最先端の技術で作られた物のようです。




橋から上流側へ300m程歩くと「猿橋公園」に出る、河川敷内の公園で、道すがらアジサイ
が植えられていて季節にはアジサイ見物も出来る。
このアジサイの咲き乱れる上部の崖地を見ると。
富士山の宝永噴火宝永4年(1707年)の痕跡として、溶岩流の痕が見られる。
ここら辺りが宝永噴火による溶岩流の末端で、それが崖の上部に露出しています。
この時の溶岩流による被害は大した事ではない様ですが、降灰による被害が関東一円で
酷かった事が記録に残っているようです。











            



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