八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

おまけ(5/5)

2015年02月12日 15時41分41秒 | 沖縄旅行
旅行では、ずいぶん車イストイレのお世話になった。
自宅のトイレは慣れているのでオシッコも座ってやるけど、外では立ってオシッコをしていた。
慣れていないトイレでは、オシッコのあとのズボン上げをするのが恐かったからだ。
ズボン上げでは必ず両手が塞がるから、その間手すりを持たないで立って両手で作業できる自信はなかった。
それが今回の旅行では全ての車イストイレで座ってオシッコして、そのあとのズボン上げも手すりで支えることなくできた。
パンツ→肌着→タイツ→ポロシャツ→ズボン→セーターと、2,3分間手すりを持たずにできたから自分でも驚きだった。

旅行でもトイレに始まりトイレに終わったから、4日間の私の脳内はトイレだらけだった。

 ps:ちゅら海水族館、沖縄そばを食べてホテルに帰る途中、オシッコが我慢できずにコンビニに立ち寄って貰った。
    危機一髪でセーフ、コンビニの普通洋式トイレで壁を支えに立って、緊急の用を足せたのは超凄いと思った。
    カーくん、ちーママには大変な思いをさせてしまった、どうもありがとうね。
    島豚のあぶりソーキそばのあまりの美味しさにボーっと(没頭?)して、オシッコをし忘れてしまった。(トホホ)
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つらつらと(4/5)

2015年02月11日 18時16分37秒 | 沖縄旅行
沖縄では新婚の二人に1日半の自由時間をあげたので、
その間私はホテルの自室で単独車イス生活となった。
感想を正直に言うと、
バリアフリールームでの車イス生活は何と安楽なんだろう!!!、だった。

人生にタラレバは無いけど、
あの時もしも東北大学病院の指導に従って車イス生活を送っていたら、
今こうして沖縄旅行ができる身体に果たしてなっただろうか。

これほどバリアフリーの車イス生活が安楽ならば、
歩行や回復を期する厳しいリハビリを続けて行くモチベーションなんか、
私のことだもの早くに喪失してしまっただろうなあ。

自室から東シナ海を眺め、そしてコーヒーを楽しみながら、そんなことをつらつら思った。

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ホテル、レンタカー、沖縄そば(3/5)

2015年02月10日 11時41分51秒 | 沖縄旅行
◇リゾートホテル
  さすが、ミレニアムサミットの主会場だっただけのことはある。
  部屋はシティホテルの1.5~2倍あり、ベッドはゆったりセミダブル、もちろん東シナ海のオーシャンビュー
  セミダブルベッドを余裕で3つ並べられたので、泊まった部屋はビデオの部屋より1.5倍は広かったし、
    トイレ風呂シャワー洗面所のコーナーでも、車イスで楽に方向転換できたから2倍くらいは広かった。
  身体障害者をお助けするハンディキャップセット:
  トイレの手すり、ベッドサイドの手すり、浴槽の滑り止めマットなどが利用できたので、快適な3泊4日だった。
  さらに、豚しゃぶ、イタリアン、鉄板焼きと、毎晩ゴチのように豪華なディナーだったし、
  それに鉄板焼きではクースをひと舐めできたし、二人のハネムーンや私の誕生日まで祝って貰って超満足だった。

   ps1:倒れる前の昔の沖縄出張で、40度のクースを呑み過ぎて腰を抜かしてしまい、えらい目にあったことがある。
      クース(古酒):蒸留酒のとげとげしさが長年の熟成でまろやかになり、
                 泡盛特有の香りも熟成につれて上品に昇華して、高級ブランデーよりも美味。

◇本島内の交通
  4日間通しでレンタカーを借りたので、空港、ホテル、名所などへの交通が、非常に便利で楽だった。
  レンタカーは最新ナビ(GPS)が装備されていたので、初めての道路でも全く迷うことなくドライブできた。
  ぶっ通しで4日間運転してくれたカーくん、どうもありがとうね。

◇沖縄そば、ちゅら海水族館
  本部(もとぶ)で食べた島豚のあぶりソーキ沖縄そばは絶品もので、
  非常に美味しかったし、そのうえボリュームも凄かった。
  沖縄ソバの美味しい店を探してくれたカーくん、どうもありがとうね。

  ちゅら海水族館では悠々泳ぐ巨大なじんべいザメは圧巻だったし、ご先祖さまのアオ海ガメにも会えた。
  東シナ海から吹きつける風が強く、中国語・韓国語・関西弁の観光客で混雑する中、
  一生懸命に車イスを押してくれたちーママ&カーくん、どうもありがとうね。

お陰さまで、非常に楽しく快適&豪華な沖縄の旅になった。
次は10年後の夏、歩けるようになってからまた行きたいなあ。

 ps2:写真は、沖縄そばのあまりの美味しさに感動し、メガネを外して汁を懸命に飲んでるところ。
    マヒが軽いほうの左手一本しか使えないし、レンゲが無かったので犬喰いのようになってますが。

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車イスと飛行機(2/5)

2015年02月09日 11時31分01秒 | 沖縄旅行
仙台⇔那覇は全日空だったけど、車イスでの搭乗はどこの航空会社でも同じと思う。

1.搭乗手続きなど
  ①出発時刻の80分前に搭乗手続きをする。
  ②その際、自前の車イスから機内専用車イスに乗り換える。
  ③飛行機への搭乗は他の旅客に先立って行い、降りる時は最後に降りる。(First-In,Last-Out)

2.機内専用車イス
  ①狭い機内通路に合わせた幅の超狭い特殊仕様の車イスで、自走は無理。
  ②飛行機の中に入ったら、両太腿をベルトで結構がっちりバインドされる。(足がブラブラしないように)
  ③そして車イスの両手すりを取り外すので、自力で上体を直立させておかなければならない。
  ④機内トイレへの車イス移動も両サイドの手すりがない状態で、
    なおかつ両太腿をがっちりバインドされた状態で車イスに乗っていることになる。
  ⑤乗っているから直接見てはいないけど、機内に入る直前に車イスの両輪をさらに幅の狭い両輪に代えている模様。

3.機内専用車イス⇔座席への移乗
   基本的にCAさんは肩を貸す程度(チカラ技は期待できない)

4.機内トイレ
   頑丈な壁や手洗いが両サイドにあるので、想像以上に楽に手すり代わりに利用できた。
   便器は座るタイプの洋式で水洗。

5.その他
  ①機内通路での車イスは狭いシート、背もたれ、足置き台しかなく、両太腿もベルトで固定されるので、
    移乗や移動中の上体の直立維持、他の乗客の邪魔にならないようにと、細心の注意と緊張を要した。
  ②帰りの那覇→仙台のフライトは2時間だったので、機内トイレを使わずに済んだ。
  ③たとえ一歩も歩けなくとも、移乗・トイレは自力でできないと(体幹2級相当)飛行機は相当難しい。
    (付添いやCAさんは、あくまでも支えで補助)
  ④言葉の壁がなかったから機内トイレも無事に使えたけど、
     これがハワイアン航空と思うと、緊張と不安のあまり身体が硬直してカタストロフィになっていたかも。

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沖縄旅行をおえて(1/5)

2015年02月08日 08時08分34秒 | 沖縄旅行
昨日夕方、4日ぶりに我が家に帰ってきた。
沖縄旅行ができるとは夢にも思っていなかったけど、
これもカーくん&ちーママが文字通りおんぶに抱っこでお世話してくれたお陰。
一人では一歩も歩けない私だもの、どうしても車イスと荷物とを分けて大人手の付添が2人必要。
二人には、心から感謝している。
本当にどうもありがとう、お陰さまでした。
92歳のオヤジに負けないくらい長生きするつもりだけど、冥土の土産にできるくらい大満足だった。

ひとあし早い春を満喫したのは良いけど、でも帰ってくるとやっぱり寒いさぶい。
2月上旬の沖縄の気温は、仙台の5月GW明けくらいの感じだった。

マーくん、アンコ&フミくんには、お土産をイッパイ買ってきたからね。
それから20年ものクース(泡盛・古酒)も、宅急便で送っておいたよぉ~

 ps:主な行程
    仙台→那覇:2月4日、全日空フライト=3時間(偏西風と逆方向)
    ホテル:ザ・ブセナテラス(2000年沖縄サミット会場)、ちゅら海水族館首里城ほか、4日間レンタカー
    那覇→仙台:2月7日、フライト=2時間(偏西風に順方向)

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