今、「住宅リフォーム制度」が注目されています。
市役所の受付窓口では「行列ができる日もある」(担当者)そうです。
私は、「地場産業の景気浮揚に効果がある」と、この制度実施するように10年ほど前から議会で提案してきました。
10月20日から受け付け開始になって11月4日現在で、事業費ベースで約2億円。補助金ベースで約2400万円が使われています。
つまり、経済効果は8倍です。「忙しくなった」と大工さんが異口同音に話をしをしてくれるようになりました。
今年の予算に対する申し込みは22.4%です。
来年と再来年までの3年間の期限付きです。
もし、住宅のリフォームを希望するなら今がチャンスです。
昨日は、農業委員会の会議がありました。
そのなかで、みかん園だったところに「植林」する案件が何件も出ました。
オレンジ自由化で日本のみかん農家は壊滅的打撃を受けました。それをのり切ろうとして「ハウスみかん」へ転換しましたが、原油高で経営が大変です。
この地場産業である農業を衰退させるのがTPP参加です。
共同通信社が全国世論調査では、TPP協議参加について「農林水産業で賛成16%、商工業者で賛成52%」と、第一次産業と第二次産業に意識の違いがあります。
しかし、農業や漁業の景気が良かった頃は唐津の商店街も賑わっていました。
その原因は、地場産業である第一次産業に所得があり元気があったからです。
TPP参加で第一次産業が衰退すれば商業も衰退することは、これまで私たちが経験してきたことです。
自由化一本では、地域は守れません。
地域を守ることは、地場産業を守ることだと痛切に感じます。