14日と15日に鹿児島県姶良市と出水市を「議会報編集について」視察に出かけました。
二カ所とも共通していたことは、「開かれた議会」をめざして、議会報で「議案への賛否の討論内容」を載せ「賛成者、反対者の名前」をのせるなど、議会の様子をわかりやすく「争点・論点」を市民の目線で知らせる努力をされていることです。
市民にとって関心があるのかを掘り下げた内容で、意見が分かれるものについては「賛否両論」を載せ、その議員名前まで公表するようにされていました。
その理由を尋ねたところ「議員は自分の意見に責任を持つのは当然」といわれました。
たとえ、そのことで市民から批判を受けても「説明責任は議員にある」と。
私が以前、「テレビで議会中継を」と求めたときに、「売名行為になり、収拾がつかなくなる」などと反対されたことを思い出しました。
議会報での「議員の写真掲載」も今年からやっと実現しましたが、その時も同じような理由で反対されました。
抵抗する議員もありますが、市民の世論も味方に少しづつは前進しています。
しかし、議案への「討論の賛否」「表決の氏名」を載せることは未だに実現していません。
口では「開かれた議会」といいながら、実際は「井の中の蛙」の感覚があり、市民感覚には少し距離があります。
「売名行為」発言で抵抗する議員は、「一般質問しない議員に多い。そこに合わせる必要はない」とまで話されました。
私は、議員や執行部の関心と市民の関心は違うと思います。
市民の関心に応えるような「議会報」「議会運営」へ提案とその実現に努力したいと思います。
「唐津市民の意見の中から唐津らしい「議会だより」の発刊に期待をいたしております」という市民の方からのコメントもいただきました。
「変身した議会報」になれるのか、唐津市議会の力量が問われる時です。