韓国では、連日米国とのFTA(2国間自由貿易協定)の批准に反対するデモが続いています。
大きな理由は「主権を守れ」ということです。
国民を守るための法律や条令がFTA締結で無効になります。もしそれを続けるならば米国から「賠償を求められる」ことになりかねないからです。
TPP協定は、実質的に日本と米国の2国間自由協定で、米国型自由経済を押しつけるものです。
韓国も、協定の内容を十分知らせないまま締結し、国民は内容が分かって反対運動が盛り上がってきたのです。
野田首相は、「熟慮の一日」を置いたとしても、「米国の使い走り」の感はいがめません。
「安い農産物が入ってくるから良いではないか」「自由経済で貿易が増える」などとコメントもあります。
しかし、本当に日本の主権は守れるのかと考えて欲しいものです。「属国ニッポン」にしないために。
今日は、震災から8ヶ月です。
今な生活の見通しが立たないなか、不自由な暮らしを強いられている避難生活の人の心境を思うと胸が痛みます。
そこに、暖かい手を差しのべる政治を野田首相には期待するものです。