武雄市議会は14日、東日本大震災で発生したがれきの受け入れを市に要請する決議を賛成多数で可決しました。
この決議は市長に対し、「受け入れを表明することを求める」もので、市長への応援決議の感があります。
しかし、このように全国的に東日本大震災の「がれきの広域処理について」決議や意見書が相次いでいます。
この背景には、震災から1年が経過しながらも「がれき処理」が進まない現状があります。
その原因は、国の明確な指針が定まっていないからです。
第一義的には、国の責任でがれき処理はすべきです。
唐津市の焼却施設では「唐津市内で発生したもの」だけを受け入れる事になっています。また、
現在の焼却灰の処分は、湊の県の処理施設へ年間1億円以上かけて搬出しているのが現状です。
唐津市議会も国に対し安全基準や財政措置を求める決議を話し合っています。
春の目覚めと寒波が同時に来たようなこの頃です。