こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

収束の見通しはたたない

2012年05月10日 06時04分23秒 | Weblog


 この写真は、(株)日本フットボールヴィレッジ(福島県)の屋上から見た福島原発事故対応の後方支援に集まった駐車場です。
約600台が、サッカー練習場を駐車場にしています。左にも同じ広さの駐車場があります。そこは物流の作業場となっていました。
右手に見える緑のグランドは、ヘリポートとして使われているそうです。 
ここには、歴代の首相が訪れ視察されたそうです。 



 最上階には、こんな神社も。



 位置関係は、このようになります。
20キロ圏内と圏外の境界にあり、放射能収束作業の拠点として一日3000人が通過され、その方々の放射能管理、物流、医療などをになっているものです。
もちろんこの仕事は、東京電力が協力会社とともに運営されています。



 施設周辺は、物々しい警戒がされて、私たちも一瞬緊張がはしりました。







 正面玄関には、なでしこジャパンの優勝の写真があり、その前には労働者の出入りを管理する受付も。









 激励の寄せ書きもありました。







 ツバメが、あちこちで飛んでいました。簡易のコンビニも。



 労働者のための医療機関も備えてあり、健康管理もされていました。



 これは、労働者が使用した、防護服などの集積場です。
以前は、雨天練習場と使われていたそうです。
このゴミをどのように処分するかは決まっていないそうです。

 ここの運営費を聞きましたが、答えていただけませんでした。
ここの仕事が無くなったときが、福島原発の収束した時ではないかと思います。
しかし、「見通しはたたない」と責任者は話されました。

 原発の事故が起きれば、膨大な労力と時間がかかることを見て、「やっぱり、原発からの撤退」こそ人類の選択だと思いここをあとにしました。





 車中から見た福島の海岸線です。
住宅が建ちはじめたところもありますが、ほとんどがこのように更地で放置されています。
学校は、がれきの集積場になっていました。



 





 

 

コメント (1)
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