11日のしんぶん赤旗がトップで、原子力安全委員会や保安院の委員や審査委員として、中立的な立場で原子力行政に意見を述べる立場にある大学教授ら24人が、原子力関連の企業から5年間1億以上の寄付を受けていたことを報道しています。
特に、安全規制機関トップの原子力安全委員会・班目春樹委員長も含まれていることは残念です。
原発マネーが日本の原子力の審査組織にまん延していることが浮き彫りになりました。
原発業界からの寄付は、赤旗の記者が委員らの所属する大学への情報公開請求で入手した資料で判明したものです。
こうした寄付は、企業や団体などから「研究助成」名目で大学を経由して、指定した教授らに届く仕組みになっています。
業界から寄付を受ければ、どうしても企業より、業界よりの判断に偏るのは当然です。
学者の良心も問題ですが、そこまで手なずけて進めなければならないほど危険な原子力産業であることを証明しているようなものです。
写真は、肥前町満越の神社にある楠木に絡まっている山藤です。(5月5日)