基本的に弦の張ってある楽器は、何時かは弦を交換しなければいけません。
これいつ変えたらよいのか分かりにくいですね。
もう、5年くらい前ですかね、ある二胡の演奏家・先生が西野二胡を弾いてこれは良くない外弦の高音が出ない、音が細い!
当然お客様は光舜堂に来られて、「先生に高音が出ないのは楽器が良くないからと言われてしまって、、、、、」
そこで弾いてみて、
はい、そろそろ弦交換の時期ですね。
弦を交換したところ「やっぱり良い楽器ですね」
やはり今回もお客様が、外弦だけが音がほそくなるようで、、、、と
これも弦を交換して解決!
もう一つは、ハイポジションの音が安定しなくなるという事があります。
これは、かなり弦の末期症状ですね。
先ず、弦の交換は、今まで問題なく鳴っていたのに、その弦だけが音が細くなる。
続いて、ハイポジションの調弦の不安定さ。
こうなってきたら弦は交換してください。
弦は常に引っ張られています。
二胡でおおよそ9キロぐらい、ヴァイオリンで8キロくらい、これ常に引っ張られていて伸びていくのです。
いくら強い鉄の弦とは言えのびますね。
ましてやナイロンや、ガット,ですと絹ですと余計伸びやすいです。
まあ、伸びやすいから振動するとも言えますね。
でもある程度弾きこむとその伸びなくなる限界点があります。
そうすると振動しにくくなります。それで音が細くなるのです。
これは、全ての弦楽器に言えると思います。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ