二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

大変。どうなることやら!!!

2012-09-07 12:29:42 | ■工房便り 総合 
中国の二胡のメーカーが、日本の木場まで来ていると。

こういう時代になったのだろうなと思います。(だからお前も今のうちに買えと、、)

あれだけ年間何万本も作れば何時かはこういうことになるのかもしれないとは思ったのだが、

早かったですね。

中国の良い紫檀黒檀は使い果たしてしまったのでしょう。

ですから小葉紫檀と言って、アフリカの大葉紫檀が出回っていたりもします。

日本にもまだ少しはコウキ(小葉紫檀)はあります。

最近は三味線屋さんが新しい物をあまりつくらないですから。

私は木場で、それこそ戦前から店をやっているようなところとの付き合いです。

しかし材木は深川の大空襲ですべてやけてしまっていますから、日本にあるのは、古い民家を壊したものか、或いは戦後この67年の内に買いそろえたものです。

でも、彼らは日本のにある黒檀や、紫檀類を買いまくっているようです。

そして、大金持ち相手に、二胡を作って販売しているということです。

野菜や牛肉のように、これは日本製だから良い物ですよとでも言うのでしょうか。

それとも明清材がたまたま有りましたとでも言うのでしょうか。

お金に物を言わされると、私ごときたかが一日本の物作りでは太刀打ちできません。

一気に値段が跳ね上がっています。

経済というのが基本で楽器は作って欲しくないですね。

日本もストラデバリウス買い過ぎて、日本のバブルのおかげで、億を越えたと言われます。

経済人というのはそう言う考え方切りできないのでしょうか。

今儲かれば、

多分、それほど遅くない時期に、これは日本の古い良い材料で作った二胡だからと、100万円を越えるようなものが中国にも日本にも出回るのでしょうか。

その前になんとか、日本製も頑張らなければですね。

というか、そろそろ販売のこともちゃんとしないと、

福井の小林さんからも、良いアドバイス、(もちろん製作上のことについてです)などありここは少し頑張ろうかと思ってい始めてます。

でないと、そのうち日本にあった木で作った中国製の二胡日本人が買うことになりかねませんね。
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