福音弓、、ほんとは止めようと考えていたのです。
しかし、大変ありがたいことに、引きも切らず、ご注文いただきまして、これは止められないと、いうことになりつつあります。
ただ、やはりお客様に、ご納得していただいた上で、購入していただきたいと思い、
通販だけは、休止させていただきました。
ですので何らかの形で、先生に弾かせてもらったとか、
お友達に弾かせてもらったなど、実際に試してみてもらった方、
あるいは光舜堂にご来店いただいて、お試しいただいた上で、ご注文いただけるならありがたいです。
最近では、どういうわけか、中国の名人弓作りと言われる人々にも認められるようになってきたというお話を何人かの方から聞きました。
そのうち中国製も同じようなタイプの弓が現れるかもしれませんが、毛質が、たぶん違いますから、
まあ、しばらくは、大丈夫でしょうね。
いずれにせよ、弓造りはまだ駆け出しですから、何か不具合も無いとは言えません。
その時には言って下さい、。
と、直接お売りできるのはこういう形でもフォローしていける良さはあるのです。
直接の販売でないと、中にはお客様が、弓の毛を裏返してねじって、弓魚にかけてしまい、
この弓ねじれて使いにくいなどということもありましたし。
あるいは竹がもっと反っていてほしい、今使っているのはもっと反っているからなどと言うご意見もありました。
あるいは竹が割れている、。割る??
送り返してもらって調べてみたら、火をかけている細かい罅を「割れている」と考えられたようです。
中国の弓でも竹の良い弾力を実現するために火をかけている物も有ります。
そうするとお細かい罅が竹に入りますが、これはホントに表面だけですので、
割れてくるようなこともありませんしこれ以上進行するということもありません。
、中国の場合それらの手をかけて火をかけているものは殆ど、黒くあるいはあずき色などに塗装されています。
しかし弾いていると、最初は綺麗なのですが、次第に剥げてきてしまいます。
私としてはむしろその方が、汚い感じがして嫌なのです。
また竹は経年変化で、茶色くもなってきますし、少しはひび割れも増えたりもします。
昔の古い竹竿などは細かい罅が入っていますね。でもこれで割れてしまうということはこの篠竹(女竹)に関してはありません。
そして経年変化で竹は、硬くなっていきます。ですから弾力も強くなっていくでしょう。
いつの日にか後10年ぐらいですかね、祖の硬くなってきて使い勝手が悪くなったりした場合、場合です。
毛の張替の時に調整の削りを入れることも出来ます。
ただし、制作時に、折れるものは折ってしまっていますので
、経年変化で弱くなる場合以外は大丈夫だとは思いますが、竹は節のところが弱いです。
硬そうでいて、意外と薄いのです、そこが割れてしまうなどということもあるかと思います。
ただかなり強度実験していますから、何百本かに一本、無いとは言えません。
その時には言って下さい、対処します。
ただし私が活きている限りです。
この春から(待ちどうしいですね)我が工房にも、若手のスタッフが増えます、
その一人に弓造りは伝えようと思います。
そうしたら、少しは増産出来るかもしれません。
それまでは、お前の作る弓は良いから、作ってほしいという方々の為に細々と、
お時間はいただきますが、作り続けようと思います。作らないわけにはいかないでしょうね、
すみません我儘を言って。