「０N」は光舜松脂製造販売所のみの発売です。個数限定・期間限定。
量は約2年分くらい？
金額１６５０円送料込み。お試していただくための量と価格にしました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの方のみ。
「0N]は「１」と「２」の丁度真ん中ぐらいのグリップ感です
コントラバスの方は「B」をお使いください。
どんな松脂の上にも乗り、さらに弓の操作性を上げてくれるという意味での「ON]という名前にしました。
勿論、ZEROseriesの物は0ゼロ以外全て他社の松脂の上に乗ります。
光舜松脂製造販売所は、まだまだ駆け出しの松脂屋です。
それも二人だけで作っている、極小の松脂屋です。
今回販売し始めたZERO seriesは、みなさんの楽器を十分豊かに鳴らしてくれると考えています。また、皆さんの弓の操作性を上げ、十分生かしてくれるとも考えています。
「0N]は「１」と「２」の丁度真ん中ぐらいのグリップ感ですので、どちらが良いかお考えの方に、まずは試してみていただくために作り上げたものです。
「１」と「２」はヴァイオリンからチェロまで鳴らします。
しかし「1」が自分には合っているというチェロ奏者もいますし、「２」が楽器に合っているというヴァイオリンの奏者もいます。
今まで使っていた松脂も違いますし、弓も楽器も、そして弾く曲、感性もそれぞれ違います。
敢えて言うなら、「１」は古典に似合い、「２」はロマン派に合う（高橋徹さんの感想です）
とにかく試していただくしかないのです。
皆さんが今どんな松脂を使っているのかは分かりません。多分何種類も試して今の松脂に落ち着いたのだと思います。
しかし、弓毛を張りかえれば、また感じも変わり、弦を張り替えても印象は変わります。
そんな皆さんが今お使いのどこのメーカーの松脂の上に乗せても、更に、音の立ち上がりも切れも良くして、倍音の鳴りが増えて弓の操作性も上がると私は期待しているのです。
天然に熟成された松脂はそれらを実際に実現していたのです。
確かに採取するのに手間がかかり長い間十分に熟成されたものも少なくなってきて、この70年ぐらいは使われてこなくなりました。
その為だけではなく弦のガット弦から金属巻への変化が、弦への引っ掛かりを重視する、人工的に油分やその他の添加物を混合した松脂に変わって来たのだと思います。
その分無くしたものもあると思います。
引っ掛かりを重視するために、もっと鳴らすために、楽器の構造そのものを鳴らすための弦の振動をしにくくなってきたのではないかとも思っています。その方法を探して、だからこそ各社これだけ多くの種類を考えて作り出しているのでしょう。
その多くの松脂の上に乗せても、光舜松脂は楽器の力を発揮しやすい弓の操作性を実現してくれます。
これは、作った私の力ではありません。
それを恵んでくれた天然に熟成された松脂の力です。
試してみてください！
最初に天然熟成の松脂を教えてくれた弦堂さん、実際の天然熟成に近づけるための下地を作ってくれた、今は亡きほぉさん（今日はほぉさんの命日なのです）、最初にこの光舜松脂の力を認めてくれ、沢山のプロトタイプの実験に関わってくれたコントラバスの高橋徹さん、また、試作の段階でテストに参加していただいた、14名のヴァイオリン奏者のみなさんに感謝します。
松脂工房光舜堂西野和宏＆ほぉ・ネオ
引っ掛かりがとても良く、音色がふくよかで、
最高でした。
バイオリンには少し強い感じでしたが、曲によっては、
これもありですが、ビオラに良いのでは？
とビオラ奏者に試してもらおうと思っています。
松脂屋としては、二胡もヴァイオリンも試してもらえるというのはありがたいです。
なにしろ二胡屋が作っている松脂だから二胡にきり使えないと、言われています。
最初の松脂作りから、お試しいただき、ありがたいことです。