
蘇州タイプ、北京タイプと二胡にはふたとおりの構造が有る。
光舜二胡は、ジャンベタイプ(東京タイプ)と言えるかもしれない。
ジャンベは言うまでもなく、西アフリカの太鼓。
最近、若い人たちが、リズム楽器として、
カホーン、などと一緒に、様々なジャンルの音楽に、用いるようになった。
ジャンベは、それだけの音の幅を持っている。
通常、太鼓というのは、単音を出す。
種類によっては、手で絞めることによって、音を高くすることもできる。
日本の、大皮や鼓(これも構造は、ジャンベに似ていなくもない)
また、皮の端の方を叩くことによっても、多少高い音を出すこともできるが、
基本的に、単音を出すように作られている為、高い音を出した時には、拾いきれない。
ジャンベは、この独特の構造によって、低い音から高い音まで響かせることが可能である。
この、ジャンベの写真、この外形、二胡の蘇州型の内部の削りに似ていないだろうか。?
二胡は、弓で駒を振動させ、皮を細かくたたく太鼓ということもできる。
だとしたら、このジャンベの、高音から低音まできれいに拾い出す構造は、参考になるかもしれない。
こうして、光舜二胡の原型つくりが始まった。
まさか、ジャンベに、弦を張るわけにもいかず、その4分の一モデルを作って鳴らしてみた。
勿論ジャンベは、木をくりぬいた、丸型、その分クリアーな音がした。
そこで6角形の小ジャンベを作り鳴らしてみた、
見事に二胡の音。
倍音をたくさん含んだ、二胡の音色が飛び出した。
さらに、話を進めると、太鼓の中でも、単音ではない、太鼓もある。
基本的に、高さの(質も)違う音が3つでる。
それはインドのタブラの、高音の方。右手で使う木でできたもの。
これは、皮の厚みを部分的に変えたり、ゴムで鉄粉を張り付けたり工夫されている。
だからタブラは、二つの手で叩きながらも、あれだけ複雑な、音を作り出せる。
これは、皮に利用できないか、?
まさか鉄粉を張り付けるわけにもいかず。
また部分的に、皮を厚くすることもできない。
またタブラは、皮のあちこちを叩くということで音を変えている。
二胡は弾きながら駒の位置変えるわけにもいかず。
このままでは、物にはならなかった。
が、この皮の研究の過程で得たものが有る。
それは、{ナメシ}。
通常、ナメシというのは、タンニン等を使い、皮の脂分を適当に抜き、繊維質を柔らかくする工程を言う。
なめすことにより可塑性と耐久力がでてくるし、腐敗しにくい。
二胡の皮は、普通このなめしを行わない、生皮のまま使う。
多少の脂肪分も残るので、非常に湿気に弱い。
またいずれ、伸びやすくもある。
これ、反対に、ならないか?
そう、硬化させられないか、?
で、昔の人は偉い。やっぱりそういう方法が有った!!
普通、二胡は、作ったすぐ後では、ボリュウムもでないし鳴らしにくいし、雑音の塊になる。
これは、自慢、光舜二胡は、作ったすぐから、鳴りだすし、弾きやすい。
勿論、皮がなじんで、木がなじんでくれば、通常の二胡と同じく、マイルドな音に変化していくし、全音域が鳴るようになる。
先生がいないで作り始めた、二胡。
周りの、一見、二胡とは関係ないところでも、作るヒントは、拾いださなければならず。
やはり、「何事にも、先達は、あらまほしきことなり。」(吉田兼好)
光舜二胡は、ジャンベタイプ(東京タイプ)と言えるかもしれない。
ジャンベは言うまでもなく、西アフリカの太鼓。
最近、若い人たちが、リズム楽器として、
カホーン、などと一緒に、様々なジャンルの音楽に、用いるようになった。
ジャンベは、それだけの音の幅を持っている。
通常、太鼓というのは、単音を出す。
種類によっては、手で絞めることによって、音を高くすることもできる。
日本の、大皮や鼓(これも構造は、ジャンベに似ていなくもない)
また、皮の端の方を叩くことによっても、多少高い音を出すこともできるが、
基本的に、単音を出すように作られている為、高い音を出した時には、拾いきれない。
ジャンベは、この独特の構造によって、低い音から高い音まで響かせることが可能である。
この、ジャンベの写真、この外形、二胡の蘇州型の内部の削りに似ていないだろうか。?
二胡は、弓で駒を振動させ、皮を細かくたたく太鼓ということもできる。
だとしたら、このジャンベの、高音から低音まできれいに拾い出す構造は、参考になるかもしれない。
こうして、光舜二胡の原型つくりが始まった。
まさか、ジャンベに、弦を張るわけにもいかず、その4分の一モデルを作って鳴らしてみた。
勿論ジャンベは、木をくりぬいた、丸型、その分クリアーな音がした。
そこで6角形の小ジャンベを作り鳴らしてみた、
見事に二胡の音。
倍音をたくさん含んだ、二胡の音色が飛び出した。
さらに、話を進めると、太鼓の中でも、単音ではない、太鼓もある。
基本的に、高さの(質も)違う音が3つでる。
それはインドのタブラの、高音の方。右手で使う木でできたもの。
これは、皮の厚みを部分的に変えたり、ゴムで鉄粉を張り付けたり工夫されている。
だからタブラは、二つの手で叩きながらも、あれだけ複雑な、音を作り出せる。
これは、皮に利用できないか、?
まさか鉄粉を張り付けるわけにもいかず。
また部分的に、皮を厚くすることもできない。
またタブラは、皮のあちこちを叩くということで音を変えている。
二胡は弾きながら駒の位置変えるわけにもいかず。
このままでは、物にはならなかった。
が、この皮の研究の過程で得たものが有る。
それは、{ナメシ}。
通常、ナメシというのは、タンニン等を使い、皮の脂分を適当に抜き、繊維質を柔らかくする工程を言う。
なめすことにより可塑性と耐久力がでてくるし、腐敗しにくい。
二胡の皮は、普通このなめしを行わない、生皮のまま使う。
多少の脂肪分も残るので、非常に湿気に弱い。
またいずれ、伸びやすくもある。
これ、反対に、ならないか?
そう、硬化させられないか、?
で、昔の人は偉い。やっぱりそういう方法が有った!!
普通、二胡は、作ったすぐ後では、ボリュウムもでないし鳴らしにくいし、雑音の塊になる。
これは、自慢、光舜二胡は、作ったすぐから、鳴りだすし、弾きやすい。
勿論、皮がなじんで、木がなじんでくれば、通常の二胡と同じく、マイルドな音に変化していくし、全音域が鳴るようになる。
先生がいないで作り始めた、二胡。
周りの、一見、二胡とは関係ないところでも、作るヒントは、拾いださなければならず。
やはり、「何事にも、先達は、あらまほしきことなり。」(吉田兼好)