木曜日の午後、
永井由里さんがタロ若のトラックに乗って108城にやって来ました。
永井さんとは、
2010年にMAio-108が三越本店で展示会をした時に会場で出会って以来、
大殿様とワタクシが大ファンになったヴァイオリニストさんです。
ジュリアード音楽院を首席で卒業の際はローブス・ロブ賞を受賞し、その後も数々のコンテストで優勝。
欧米諸国の主要コンサートホールにてリサイタルやコンサートに客演。
New York Timesを始めとする数々のメディアで「爆発的ヴァーチュオーソ」と絶賛されました。
まだまだ輝かしい経歴のある永井さんですが、現在は拠点を日本に移し演奏活動をしています。
そんな方が、鉄屑の山の横にヴァイオリンケース背負って、ちょこん、と立っているのです。
「え? え?なんで永井さん?」
見間違いかと仰天するほど突然のご来城。
市内のギャラリーで開催していたタロ若達の展示会に来て下さったそうで、
「じゃあ、せっかくここまで来たなら、西野が工房に居ますからどうぞ」
と、タロさんが招待して連れてきたのです、トラックで。
永井さん、興味深そうにキョロキョロしながらニコニコ。
「楽しい処ですね、ここ♪ こういう、物を作り出す環境って大好き!」
「いやー嬉しい!でも、足元気を付けて下さいね!」
この日は敷地地面に、次に控えている仕事の材料として入荷したばかりの長い鉄パイプが、
いつも以上に沢山ゴロゴロ転がってるんです。 危ないったら、ありゃしない!
大殿様はと言えば、大感激の、大興奮!!
ヴァイオリン製作の事、二胡の事、音楽の事、演奏の事、
プロ同士の話が成り立つ永井さんとの会話は、“音楽系ものつくり”の殿にとって、
この上ない刺激的な時間なのです。
こうした刺激が、西野の製作意欲を掻き立て、また、製作上の進化のヒントを生み出します。
一流のプロの方のお話は、それだけエネルギーに満ちているのです。
そして、
話の流れから、週末に計画している城のサンマパーティへもご招待。
すると永井さん、
「じゃあ、土曜日はサンマ代分、弾かなきゃね」と言い、
「弾く場所はどこになるかしら?ちょっと音を確かめておきたいわ」
「え?」
なんだか凄い事になりました。。。
煤けて汚れた金工場、そこで永井由里のリサイタルが始まっちゃったんです!
聴衆は、たまたまその場に居合わせた若武者達と、殿とワタクシ8人。
「今日は、さっきも弾いて来たからちょっと疲れてるけど」
と言いながら弾き始めるや、もう、演奏に没頭し、永井さん、どこがお疲れなんですか?
クラシック音楽のことなど何も知らない若武者 駒之丞も、
「スゲー。。。ただただ感動する。。。」とつぶやいています。
(駒之丞、君が日頃強制的に聴かされていた大殿様&ほぉ婆のヒドイ練習曲は、
ヴァイオリンじゃなかったね、、、ごめんね。
でも、これが、ホントの、本物のヴァイオリンの、本物の音楽ですから、よーく聴いてらっしゃい!)
ヴァイオリンが温まってきたのか、
やがて永井さん、バッハのパルティータ1番を演奏し始めました。
もはや、「音ならし」なんて次元じゃありません。
永井さんも演奏に入り込み、音楽に入り込み、何か別世界で弾いているかのよう。。。!
我々、立ちすくみ、身じろぎせず聴くだけです。
恐ろしく汚らしい金工場で弾いているのに、永井さんのところだけ、青白い月明かりの様な
神々しいスポットが差しているみたいに思えてきます。
すすけた鉄材と機械だらけの薄暗い工場の中で聴く凄みすらあるバッハは、
そのギャップ故に、立派なホールで聴く以上の不思議な感動を呼び起こすのでしょうか。。。?
天。。。使?!
こんな、感覚を覚えたのは初めてです。
なんでしょう、この贅沢!
いいんでしょうか、8人で聴いちゃって。
しかも、サンマ代の下調べ???
内輪のパーティーじゃなかったら、告知してお客さん集めちゃうところですが、
残念ながらサンマパーティには皆さまをご招待出来ません。
が、朗報です。
文化の日に永井さんがチェンバロとのコンサートを開きます。
永井さんの演奏は、本当に、本当にお薦めです。
武久源造(チェンバロ)永井由里(ヴァイオリン)恒例オータムコンサート
11月3日(土)文化の日13:30開場 14:00開演
J.S.バッハ:
ヴァイオリンソナタ第6番 ト長調 BWV1019
チェンバロソナタ第2番 二短調 BWV964
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
ラヴェル:チガーヌ
国本学園 町田キャンパス 瞑想ホール
東京都町田市野津田3101 TEL:042-735-6601
大人 ¥3000/ペア ¥5000/学生 ¥1000
【 主催 】コンサーツ・イン・喜多見
【 後援 】学校法人 国本学園
【 チケットご予約・お問い合わせ 】
国本学園 事務室内 コンサーツ・イン・喜多見 TEL:03-3416-4721
永井由里さんがタロ若のトラックに乗って108城にやって来ました。
永井さんとは、
2010年にMAio-108が三越本店で展示会をした時に会場で出会って以来、
大殿様とワタクシが大ファンになったヴァイオリニストさんです。
ジュリアード音楽院を首席で卒業の際はローブス・ロブ賞を受賞し、その後も数々のコンテストで優勝。
欧米諸国の主要コンサートホールにてリサイタルやコンサートに客演。
New York Timesを始めとする数々のメディアで「爆発的ヴァーチュオーソ」と絶賛されました。
まだまだ輝かしい経歴のある永井さんですが、現在は拠点を日本に移し演奏活動をしています。
そんな方が、鉄屑の山の横にヴァイオリンケース背負って、ちょこん、と立っているのです。
「え? え?なんで永井さん?」
見間違いかと仰天するほど突然のご来城。
市内のギャラリーで開催していたタロ若達の展示会に来て下さったそうで、
「じゃあ、せっかくここまで来たなら、西野が工房に居ますからどうぞ」
と、タロさんが招待して連れてきたのです、トラックで。
永井さん、興味深そうにキョロキョロしながらニコニコ。
「楽しい処ですね、ここ♪ こういう、物を作り出す環境って大好き!」
「いやー嬉しい!でも、足元気を付けて下さいね!」
この日は敷地地面に、次に控えている仕事の材料として入荷したばかりの長い鉄パイプが、
いつも以上に沢山ゴロゴロ転がってるんです。 危ないったら、ありゃしない!
大殿様はと言えば、大感激の、大興奮!!
ヴァイオリン製作の事、二胡の事、音楽の事、演奏の事、
プロ同士の話が成り立つ永井さんとの会話は、“音楽系ものつくり”の殿にとって、
この上ない刺激的な時間なのです。
こうした刺激が、西野の製作意欲を掻き立て、また、製作上の進化のヒントを生み出します。
一流のプロの方のお話は、それだけエネルギーに満ちているのです。
そして、
話の流れから、週末に計画している城のサンマパーティへもご招待。
すると永井さん、
「じゃあ、土曜日はサンマ代分、弾かなきゃね」と言い、
「弾く場所はどこになるかしら?ちょっと音を確かめておきたいわ」
「え?」
なんだか凄い事になりました。。。
煤けて汚れた金工場、そこで永井由里のリサイタルが始まっちゃったんです!
聴衆は、たまたまその場に居合わせた若武者達と、殿とワタクシ8人。
「今日は、さっきも弾いて来たからちょっと疲れてるけど」
と言いながら弾き始めるや、もう、演奏に没頭し、永井さん、どこがお疲れなんですか?
クラシック音楽のことなど何も知らない若武者 駒之丞も、
「スゲー。。。ただただ感動する。。。」とつぶやいています。
(駒之丞、君が日頃強制的に聴かされていた大殿様&ほぉ婆のヒドイ練習曲は、
ヴァイオリンじゃなかったね、、、ごめんね。
でも、これが、ホントの、本物のヴァイオリンの、本物の音楽ですから、よーく聴いてらっしゃい!)
ヴァイオリンが温まってきたのか、
やがて永井さん、バッハのパルティータ1番を演奏し始めました。
もはや、「音ならし」なんて次元じゃありません。
永井さんも演奏に入り込み、音楽に入り込み、何か別世界で弾いているかのよう。。。!
我々、立ちすくみ、身じろぎせず聴くだけです。
恐ろしく汚らしい金工場で弾いているのに、永井さんのところだけ、青白い月明かりの様な
神々しいスポットが差しているみたいに思えてきます。
すすけた鉄材と機械だらけの薄暗い工場の中で聴く凄みすらあるバッハは、
そのギャップ故に、立派なホールで聴く以上の不思議な感動を呼び起こすのでしょうか。。。?
天。。。使?!
こんな、感覚を覚えたのは初めてです。
なんでしょう、この贅沢!
いいんでしょうか、8人で聴いちゃって。
しかも、サンマ代の下調べ???
内輪のパーティーじゃなかったら、告知してお客さん集めちゃうところですが、
残念ながらサンマパーティには皆さまをご招待出来ません。
が、朗報です。
文化の日に永井さんがチェンバロとのコンサートを開きます。
永井さんの演奏は、本当に、本当にお薦めです。
武久源造(チェンバロ)永井由里(ヴァイオリン)恒例オータムコンサート
11月3日(土)文化の日13:30開場 14:00開演
J.S.バッハ:
ヴァイオリンソナタ第6番 ト長調 BWV1019
チェンバロソナタ第2番 二短調 BWV964
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
ラヴェル:チガーヌ
国本学園 町田キャンパス 瞑想ホール
東京都町田市野津田3101 TEL:042-735-6601
大人 ¥3000/ペア ¥5000/学生 ¥1000
【 主催 】コンサーツ・イン・喜多見
【 後援 】学校法人 国本学園
【 チケットご予約・お問い合わせ 】
国本学園 事務室内 コンサーツ・イン・喜多見 TEL:03-3416-4721