これです。
大きいですね、いわゆる中胡と言われるものです。
左が普通の二胡の大きさです。
この中胡全くと言って音にならないのです。
お客様とも相談したのですが、お客様も何人か他の人に弾いてもらったのだけれど、これはどうしようもないかも、ですのでダメなら仕方ないですとおしゃっていたものです。
そういわれると何とかしたくなってしまうのです。
他の事をやっていてもどうしたらよいか?ついそちらの方に頭が行ってしまって、今回のように他のお客様に迷惑をかけてしまうこともあります。
大変失礼しました。
こういう時、ほぉさん戻ってきてよと!つい、、、、
それはともかく、普通だったら皮を張り替えることを提案するのですが、
これは幸いにも、私が見たことのある中胡の中で最大で、私の手が中に入ったのです。
それにしても内部で手を動かさなければいけないので、かなりギリギリでしたが、たぶん、これならお客様も納得してくれるくらいにはなったと思うのです。
かなり可愛い花窓が付いていましたが、これを壊さないといけないくらいにしっかりとボンドで固定されていました。
お客様も「見た目より音」とおっしゃっていただけたのでこの花窓切りとりました。
普通は外せないくらいにしっかり固めてあるのは壊してしまうきりなかったのですが、集中していたせいかあることに気が付きこのようにしてみました。
中だけ切り取ったのです。こうすればその後周りの縁だけ作れば元に戻せますね。
難問が来ると新しい考え方というのが出てくるものですね。
お客様に感謝です。
今回の場合はこの花窓にはそれほど手を掛けなくても取り払ってよいとのこと、それに費用は掛かりませんが、復活させるとなると少しは費用が掛かりますかね。
低音二胡は購入するときに気を付けなければいけないですね。
この中胡軽かったのです!
大きいにもかかわらず普通の二胡並みの重さしかなかったです。
木自体が二胡の厚みきりなく、その反対に相当良い皮をそれも低音二胡と言われるもののように緩くなく、かなり良い張り方をしていたのが幸いでした。
何とか鳴るようになってほっとしました。
送りで何人かのお客様に大変迷惑をおかけしてしまったのですが、言い訳めいてすみません、こんなことが頭にあるとそれこそ食べることも寝ることもども日常の事がどこかへ消えてしまうのです。
にしてもご迷惑をかけたのには変わりありません。
そこでご迷惑ついでに、もっと仕事自体をゆっくりとやるように楽器発送の日を作り、その日はそれだけやるようにしました。
その分仕事量は減りますので他のお急ぎの方には反対にご迷惑をかけるかもしれませんが、何卒早めに時間を取って修理二胡は送ってください。
時間のない時にはお断りすることもあるかとも思います。
どうぞよろしくお願い致します。
でも難しい仕事来るのは嬉しいです。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ