二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

鳴らすのが楽しみ!

2025-02-13 13:57:59 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
楽器の修理やをやっていて楽しみの一番は、
昔の良い二胡に出会えることかもしれません。
25年前の小葉紫檀。
数年前に一度胴が割れて、東京の〇〇〇というところで直してもらって、今回再度割れたのです。
割れたところよく見ると、表面にだけ瞬着が付いていて中にはボンドの痕もありませんでした。(ここのオーナーが修理は儲かるから教えてくれと来ていたのが分かります、これなら儲かりますね)
この良い加減な修理のお陰で、直すのは順調にいきました。
ご自身で直したりしたものは、たーーーぷりとボンドが付いていて、それを剥がすのが大変なのです。
お預かりした時に鳴らしてみてそれはもう良く鳴るし音色が素晴らしかったです。
たぶん、今あちこちのお店で100万を超える小葉紫檀の二胡ですが、ここまで弾き込んだのはプロの方以外にはなかなか出会えないです。
これから試し弾き楽しみです!!
流石に25年も弾くとデンペンもいくらかは削れています。
まだしばらくは持ちはするのでしょうがこの際一緒にということでデンペンも張り替えました。
光舜堂のデンペンはこのように加工しています。
このように胴に作ろことを立体的に丸めておくと、馬毛が擦れてシュウシュウ言ったりしません。
まあ、当たらないに越したことはないですが。(そうだ!思い出した、彼にデンペン送らなければいけなかった、今日送りますから、ごめんなさい)
さてこれから試しびきです!
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ

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