私は、年間150冊から200冊くらい本を読む、本大好き人間です。
そして、ほぉさんは更に上を行く本大好き!でした。
ほぉさんは読むというより見るようなもの、美術書や中には天体地図の様なもの、更には私の誕生日プレゼントに月の裏側の地図を贈ってくれるくらいでした。
今でもそうですが私は電子図書というのを見ません。そんな私がこうやってPCでブログを書いているのは何だか変な感じがします。
ただ、知識を多くの人に広げようという時、この電子版はかなり役には立ったでしょう。
これを最初から本としてこのブログを書き続けてきたとすると、それこそ50
冊を超える本を書かなければいけないことになります。
わけもわからない本を50冊も購入する人はいませんよね!
この光舜堂ブログは、私が二胡を作り始めて二胡とはどんな楽器なのか、どうやったらよい楽器が作れるかを日々、試行錯誤して作り上げた二胡の記録です。
そういう意味では、たとえば棹一つにしても、その役割が発見されるたびに解説が少しずつ違ってきていることもあります。
実験の様々な過程を記録してきたものです。そういう点では最初に書いたところと意味が違って書いてあるところもあります。
しかし、二胡を作り始めて、10年近くなってきたころ二胡のそれぞれの役割が偶然作れるのではなく、はっきりと木の事蛇皮の事を認識できるようになって作り始められるようになったのです。
それ以前に作った二胡は、いくつかの実験を経て、その中の一番優れていると思えるものをお客様にお渡ししていたのですが、今は違ってきています。
木を見て削って皮を見て伸ばし加減をコントロールできているようになったと思います。
そのようになって来て初めて、よしこれらの知識を一つの本にしようと考えたのです。
なるべくわかりやすくと、ブログにはほとんど画像も使わず文字だけを書いてきたのですが。初心者にもわかりやすくと、ほぉさんに沢山の絵をかいてもらったのです。
そういう意味では今までの二胡の世界に無い本が出きあがったと思います。
しかし、中にはそんな本、ちゃんと中国で二胡造りを教わったわけでもないものが書いたものなど、ちゃんとした知識ではないから読むなという教室もかなりあります。
より多くの人に読んでいただきたいとあちこちの楽器屋さんにお願いしても断られ、各地の先生からも相手にされず、このブログの読者の方を中心としてご購入いただいたような状態です。
「この本良いわよ!」と教室でお友達に紹介したら先生からダメ出しを受けたというような話もあります。
かなり沢山の否定的な意見もいただきました。
良いものは自然に広がると考えていた私が甘かったのでしょう。
そのような状態の中、今ここでこの二胡の救急箱を増刷しても折角印刷された本が人に読まれず、ただただ紙の山になってしまうのはとても残念なのです。
様々な状況の中そのようなことが起こりうると考えています。
このブログの読者はそして二胡の救急箱を購入していただいた方々は、かなり二胡を生活の一部として楽しんでいる方が多いと思えます。
様々な二胡のライヴや活動になども参加する積極的な方々でしょう。
でも、二胡を始めた以上皆さんが自分の二胡についている色知りたいのだと私は思っていますし、始めたばかりの初心者の方にこそこの二胡の救急箱の知識は知っておいて欲しいのです。
このブログの工房便りを読めば、二胡の救急箱に書いてあることは全て書いてあります。
画像も無いですし、誤字誤変換は普通にありますし、大変読みにくいかもしれませんが全体の意味はご理解いただけるとおもいます。
でも、このブログを読むだけなら、先生にも否定されませんし、楽器屋さんで買わなくとも無料で読めると思います。
分かりにくいのが難点ですが、、、、(時間をみて誤変換は直したいとかんがえてはいるのですよ)
それでも、ほぉさんの念願だった全ての二胡愛好家にこの本は読んで欲しいという事を何とか実現したいのです。そこで今いろいろ考えています。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ