ご存知のように、光舜堂では中古品の買取をしていません。
かつて一時期していた『紹介中古二胡』も、
業務的に負担が大きいので終了しています。
しかし、巷の、日の目を見ない楽器達を勿体無いと思う気持ちは常に有り、
使っていないなら欲しい人とマッチング出来ないのかな、
誰かに譲る良い方法が有れば良いのにな、と思ってしまいます。
ウチではもう出来ませんが。
そんな事を常々想いながら店を開いていますと、様々な楽器がやって来ます。
或る方は、ご自分の使っていない二胡を人に無償で貸す為に
「その人が少しでも弾き易く楽しめるように、最良の状態にしておいてあげたい」
と、総メンテナンスをして皮まで張り替えました。
そうかと思えば、
壊れた二胡を壊れたまま、小葉紫檀だからと高い金額を相手に言われるままに
買った方もいらっしゃいます。
（ご本人がご納得しているなら良いのでしょうが。。。）
さて、少し前に、また新たな二胡がやって来ていました。
持っていらしたのは遠方からいらした会員Ｙさん。
この方は欲の無いお人柄の故でしょうか、ご縁有って所有している２把の二胡は
どちらも素晴らしい品物です。
そしてまた、新たに「人からたまたま譲り受けた」と持っていらした二胡は、
これまた素晴らしい龍頭の小葉紫檀でした。
「この彫りは良いねぇ！素晴らしいよ、変に凝った作りでは無く
いかにも二胡の製作者が自分で彫ったという感じが素朴で力強い！」
彫り物にはウルサイ店主が珍しく褒めたその龍の頭は、
棹からそのまま木を接がずに彫ってあり、素朴ながらなんとも良い味わいがあります。
なんと言っても材が良い！
巷の龍頭の二胡は、大抵の龍の彫り部分は木を接いでから彫ってあるのですが、
この龍は棹の小葉紫檀のままの１本彫りです。
小葉紫檀は比較的柔らかい材で曲がりやすい為に棹にまで同じ材を使うことは少なく、
「小葉紫檀二胡」として売っていても棹は別の材を使っていることが多いです。
（光舜堂では棹は黒檀やブラジリアンローズを使う事が多いです）
しかしＹさんは、「そんなに良い品でしたら、どうぞ西野さん使って下さい、
私はもう２つも持っていてこれは使いませんから」とおっしゃる。
いや、いや、いや、なに言ってるんですか！こんな超高級品、いただけませんよ、
どなたかに売れないのですか？ と我々が焦ると、
「ですが私もいただいた物なのですから売ったりだなんていけません」とＹさん。
「こんなに高級な良い二胡、埋もれさせるのは勿体ないよ、これは８０万はする。
きちんと弾いて可愛がって育てて欲しいなぁ！」と店主は言いますが、
扱いに困った。。。
うーん、、、と考え込む店主とＹさん。
「だったら特例リノベにしたらどうですか？皮も張替え、内部構造も手を加え、、、」
と、ワタクシが言いかけると、
「ああ、そしたらきちんと正当な価値の価格が出せる！
で、その売り上げを熊本に全額寄付って、どう思いますか？」Ｙさんを振り返る店主。
「東北でも良いですね、まだまだ必要だし」とＹさん。
「大分も必要だよね、とにかくじゃあ赤十字に、って事で決まり！」
「このケースも付けます」とＹさん。
「このケース高いやつじゃないですか！じゃあ、ウチは西風も付けよう！」
これから蛇皮を仕込んで張替えますので、出品はおそらく来月（９月）下旬。
価格は３８万円。
売上は全額日本赤十字社を通じて被災地に寄付します。
Yさんと光舜堂とで、！
「いただいた」とおっしゃいましたが、Ｙさんは元の持ち主さんに
謝礼をお支払いされていますので、タダで手にいれたのではありません。
ですからあくまでもＹさんのご厚意の出品です。
返品不可ですが通販は可能です。
送りでの試し弾きは出来ませんので、もし試し弾きしたい方はご来店下さい。
もう中古二胡は扱わないと決めていたのですが、
今回だけは、あまりにも良い品でしたので再び眠らせるのは忍びなくて、
ぜひ誰かにメイン二胡として大事にして欲しいので、
これだけは特別に出品します、という大チャンスです！
早い者勝ち、ってことで。
※ まだ完成していませんので正式に告知するまで暫くお待ちください。
かつて一時期していた『紹介中古二胡』も、
業務的に負担が大きいので終了しています。
しかし、巷の、日の目を見ない楽器達を勿体無いと思う気持ちは常に有り、
使っていないなら欲しい人とマッチング出来ないのかな、
誰かに譲る良い方法が有れば良いのにな、と思ってしまいます。
ウチではもう出来ませんが。
そんな事を常々想いながら店を開いていますと、様々な楽器がやって来ます。
或る方は、ご自分の使っていない二胡を人に無償で貸す為に
「その人が少しでも弾き易く楽しめるように、最良の状態にしておいてあげたい」
と、総メンテナンスをして皮まで張り替えました。
そうかと思えば、
壊れた二胡を壊れたまま、小葉紫檀だからと高い金額を相手に言われるままに
買った方もいらっしゃいます。
（ご本人がご納得しているなら良いのでしょうが。。。）
さて、少し前に、また新たな二胡がやって来ていました。
持っていらしたのは遠方からいらした会員Ｙさん。
この方は欲の無いお人柄の故でしょうか、ご縁有って所有している２把の二胡は
どちらも素晴らしい品物です。
そしてまた、新たに「人からたまたま譲り受けた」と持っていらした二胡は、
これまた素晴らしい龍頭の小葉紫檀でした。
「この彫りは良いねぇ！素晴らしいよ、変に凝った作りでは無く
いかにも二胡の製作者が自分で彫ったという感じが素朴で力強い！」
彫り物にはウルサイ店主が珍しく褒めたその龍の頭は、
棹からそのまま木を接がずに彫ってあり、素朴ながらなんとも良い味わいがあります。
なんと言っても材が良い！
巷の龍頭の二胡は、大抵の龍の彫り部分は木を接いでから彫ってあるのですが、
この龍は棹の小葉紫檀のままの１本彫りです。
小葉紫檀は比較的柔らかい材で曲がりやすい為に棹にまで同じ材を使うことは少なく、
「小葉紫檀二胡」として売っていても棹は別の材を使っていることが多いです。
（光舜堂では棹は黒檀やブラジリアンローズを使う事が多いです）
しかしＹさんは、「そんなに良い品でしたら、どうぞ西野さん使って下さい、
私はもう２つも持っていてこれは使いませんから」とおっしゃる。
いや、いや、いや、なに言ってるんですか！こんな超高級品、いただけませんよ、
どなたかに売れないのですか？ と我々が焦ると、
「ですが私もいただいた物なのですから売ったりだなんていけません」とＹさん。
「こんなに高級な良い二胡、埋もれさせるのは勿体ないよ、これは８０万はする。
きちんと弾いて可愛がって育てて欲しいなぁ！」と店主は言いますが、
扱いに困った。。。
うーん、、、と考え込む店主とＹさん。
「だったら特例リノベにしたらどうですか？皮も張替え、内部構造も手を加え、、、」
と、ワタクシが言いかけると、
「ああ、そしたらきちんと正当な価値の価格が出せる！
で、その売り上げを熊本に全額寄付って、どう思いますか？」Ｙさんを振り返る店主。
「東北でも良いですね、まだまだ必要だし」とＹさん。
「大分も必要だよね、とにかくじゃあ赤十字に、って事で決まり！」
「このケースも付けます」とＹさん。
「このケース高いやつじゃないですか！じゃあ、ウチは西風も付けよう！」
これから蛇皮を仕込んで張替えますので、出品はおそらく来月（９月）下旬。
価格は３８万円。
売上は全額日本赤十字社を通じて被災地に寄付します。
Yさんと光舜堂とで、！
「いただいた」とおっしゃいましたが、Ｙさんは元の持ち主さんに
謝礼をお支払いされていますので、タダで手にいれたのではありません。
ですからあくまでもＹさんのご厚意の出品です。
返品不可ですが通販は可能です。
送りでの試し弾きは出来ませんので、もし試し弾きしたい方はご来店下さい。
もう中古二胡は扱わないと決めていたのですが、
今回だけは、あまりにも良い品でしたので再び眠らせるのは忍びなくて、
ぜひ誰かにメイン二胡として大事にして欲しいので、
これだけは特別に出品します、という大チャンスです！
早い者勝ち、ってことで。
※ まだ完成していませんので正式に告知するまで暫くお待ちください。
